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読む音楽 完全版 単行本 – 2008/12/12

5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

あなたが買っているのは 音楽か? パッケージか? ~東方アレンジ・初音ミクからJ-COREまで~ “同人音楽評論本”ついに登場! パッケージで楽しむ音楽は外道なのか/東方アレンジは何故増えるのか/人は初音ミクの何を買っているのか/同人テクノは偽テクノなのか/何故コミケでは試聴がなくても音楽CDが売れるのか/ニコニコ動画は新しいダンスフロアなのか/ハードコアテクノはどうしてアニメジャケばかりなのか/クラブイベントとオタクイベントでは踊り方がどう違うのか/ジャンル議論に意味は無いのか/オリジナリティとは何なのか/二次創作とは消費活動なのか/音楽の歴史に客観性はあるのか/ゲーム音楽の魅力とは何か/何故デPは初音ミクに歌わせるのか/J-COREとは何か
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商品の説明

著者について

DJ TECHNORCH (DJ テクノウチ) 2003 年夏に音楽活動を開始、レーベル999Recordings を主宰。同人音楽サークルHARDCORE TANO*C・クラブミュージックレーベルMurder Channel Records・米国ブレイクコアレーベル Cock Rock Disco へ所属し、レギュラーパーティーは自身もオーガナイズに関わる同人音楽総合ライブイベント MEGA PEER を初め、アニメ×ファッション×ノイジーエレクトロをコンセプトとしたカルトパーティー DENPA!!!・ハードコアテクノ専門パーティーTANO*C STRIKE・アンダーグラウンドダンスミュージック パーティーMurder Channel の4パーティーを掛け持ち、同人音楽と本格的なクラブミュージックをまた にかけた活動を行っている。また、KONAMI beatmaniaIIDX シリーズやDance Dance Revolution Universe 3 へ楽曲参加を行いゲーム音楽での活動も活発である。元から長文傾向にあったが、活動方針が同人音楽 ×クラブミュージック×音楽文へと進展し、本書はその第一作目となる。リリース済みのアルバムとして 「GOTHIC SYSTEM lite ~ Trancecore meets Gabber ~」「BOSS ON PARADE ~ XXX meets GABBA ~」 「BOSS ON PARADE REMIXES ~ DJ TECHNORCH meets XXX ~」の三作がある。

登録情報

  • ASIN ‏ : ‎ B001MW3PFC
  • 出版社 ‏ : ‎ 999 Recordings (2008/12/12)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2008/12/12
  • 単行本 ‏ : ‎ 324ページ
  • カスタマーレビュー:
    5.0 5つ星のうち5.0 3個の評価

著者について

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DJ TECHNORCH
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J-CORE DJ & COMPOSER - DJ TECHNORCH (テクノウチ) https://www.technorch.com/ https://twitter.com/technorch/

カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2010年5月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“読む音楽”という概念には私も大いに心当たりがある。

金はないが欲しいCDは無数にあった高校時代(90年代後半)。私の場合はメタルだったが、音楽雑誌に載ってるバンドのインタビューや、レコード会社の発行しているフリーペーパーのテキスト。或いはもっと短い、CDの帯に書かれているコメントや、当時から細分化されつつあったジャンル名などで、このバンドはどんな音を出しているのか、想像はどんどん膨らんでいったものだ。

本書は同人をメインに活動されてるテクノウチ氏が、同人シーンや彼の本業であるクラブ・シーンについて語り、同人音楽シーンの大御所たちが本書に寄稿し、海外のネット・レーベルにインタビューを敢行し、300ページを越すボリュームで、明らかに自主レーベルなTCNBK-001という品番で出版された一冊である。

聴いてきた音楽のジャンルは違えど、私とテクノウチ氏の辿ってきた道には共通するものを感じる。

音楽は、もちろん楽曲の良さは最優先だが、それ以外にもジャケット、アーティストの生い立ちや考え方、アルバムを覆う世界観など、音楽以外の要素も重要な位置を占めている。
本人がもう1ページ目の1行目に書いているが「音楽の楽しみ方というのは音を聴くだけではない」ということなのだ。

CDが売れない今の日本の音楽業界において、唯一急成長中なのが、この同人音楽と呼ばれる分野。
しかしその同人音楽がどれだけ売れようと例えばコミケや同人ショップで大手サークルのCDが何万枚売れようが、それがオリコンに上がることは決してない。
そのうちオリコンは、中身のない虚ろな、ただ消費されていくだけの音楽とも呼べない『商材』がただ上がっては消えていくだけの場になっていくだろう。私はその方が良いと思っている。
音楽を、音楽好きの手に取り戻す。自分だけの音楽を追求・開拓・もしくは製作していく。
何を言っているのかわからなくなってしまったが、本書はきっと、その助けになる。
10人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2009年1月1日に日本でレビュー済み
冬コミC75にて
同人音楽応援サークル
「音田楽」様のブースで購入!

帰還中の夜行バスの中で、
ざっと読了した段階ではありますが。。。

「同人音楽」を主題にした評論は
世間に暗い当方の知る限りではありますが
三才ブックス「
同人音楽を聴こう! (三才ムック VOL. 167) 」と
この書籍のみと思われる中、
大塚英志「
定本 物語消費論 (角川文庫)
東浩紀「
動物化するポストモダン―オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
等の文脈を引き継ぎ、現場のDJならではの視線で
「ノリ」を筆頭にした妙味のある切り口でもって
大変興味深いサブカルチャー・シーンの光景を
伝えてくれています!

M3・コミティア・コミケなどで活躍中の
音楽サークルで活動している方はもちろん、

(できれば、懸命に「ライブ活動」している
インディーズ/路上アーティストさんにも
読んでもらいたいところです)

現代思想や社会学に関心のある方
アングラ・サブカル本好きにも
「世界」の"可能性"が
ほのかに開かれてくるのを
実感できるでしょう♪

惜しむらくは、意固地な反論に対する
エクスキューズが結構紙幅を
利かせてしまっていること。
しかしこれは筆者の問題というより
この僕をも含むこのムードを
形作ってしまっている者の問題だと思います。
このムードを越える
文体、実践活動のありようを
模索することが
急務であることをひしひしと感じます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2008年12月12日に日本でレビュー済み
 同人音楽界隈のさまざまな事象に対して、「自分語り」「他人語り」として、ブログで発信し続けてきた、2008年5月に初版が出たDJテクノウチの評論集。

 まず、最初の感想は、『厚い』に尽きる。自費出版同人誌として最初から豪快に300Pを超える大ボリュームで作ってきたことに圧巻される。良くこれだけの原稿をまとめて出せたと思う。その行為に脱帽である。

 その中で、印象に残った記事は2つ。
 一つは「パッケージと音楽」。私自身も『音楽』を買っていたつもりでいたが、確かに『パッケージ』に含まれる要素も楽しみに買っていることに気がつく。
 もう一つは、「クラブDJの目線から、イベント別のオーディエンスのノリ方」についてまとめたのも興味深い。そのおかげ?でどのクラブイベントに行っても、DJのプレイよりも、観客のノリの様子や「予習してるな!」など、違う方に目が行ってしまい、違った形でイベントを楽しむようになってしまった。それくらい衝撃的なのだ。

 ゲスト執筆人も非常に豪華であり、章のテーマと絡めて良い人選をしている、同人音楽をさまざまな視点から眺め、記録していこうという姿勢が強く浮き出ている一冊と思う。

 同人音楽をもっと楽しみたいという方に最適な一冊と思う。
12人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート