今回は前作のような思い切ったアレンジは少なめです。前作ではタブナジア地下壕の曲のアレンジに驚かされ、それを聞いて初めてその曲本来の魅力に気づき、とても感動しました。今作を公式サイトで試聴した時、そういった驚きも感動もなさそうだと思いながらも、それでもやはり気になって購入したのですが。
「買ってよかった!!」と思っています。期待以上でした。
試聴は短すぎて、よさがまったく伝わっていないと思います。テンポなどはほぼそのままで、どれも原曲のイメージに近いのですが、それでもやはり楽器が違うと別物になります。
個人的には「Fighters Of The Crystal」が秀逸だったと思います。もともと好きな曲でしたが、オルガン(?)と弦楽器が競うように歌う感じがぞくぞくするほどいいです。こっちのバージョンの方が断然気に入りました。
「Gustaberg」も相変わらずの名曲っぷりですが、中盤でストリングスが入ってくるあたりは思わず涙目。切ない盛りあがり方をします。これもやばいです。
他も、副旋律のメロディーラインが違うだけで随分印象が変わったりして、「原曲もいいけどこっちもいい!」という曲がほとんど。選曲もよかったと思います。
FF11の音楽が好きなら、買って後悔のない1枚だと思います。