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インドで創始された仏教は、2500年の時を経て、近代化を歩むアジア諸国でどのように人々の支えになってきたのか?相互交流を深めながら流動的に発展しているアジアの国々。一見すると“アジアの混沌”と映るものの底に、豊かな風土と自然観に培われた「ブッダの教え」が息づいている。インドで生まれた仏教は、それぞれの時代、土地の風俗や信仰と柔軟に結びつき、おびただしい数の経典と仏像を残して一大文化圏を形づくり、日本にも脈々と流れている。ブッダとは、「目覚めた人」を意味する。ブッダの教えが辿った広くて多様な道を訪ね、日本人にも通じるアジアの人々の暮らしと文化を探る思索紀行。朗読:仲代達矢音楽:中村幸代テーマ音楽編曲:篠崎正嗣語り:道傅愛子【内容】1 インド・輪廻する大地 ~仏教盛衰の2500年~古代インドでは、人間は永遠に生と死を繰りかえすという「輪廻転生(りんねてんしょう)」が信じられていた。ブッダの足跡を追いかけながら、インドを舞台にブッダ80年の波乱の生涯と、仏教盛衰の2500年を描くプロローグ。2 黄金のパゴダ ~ミャンマー・祭りと葬送の日々~ミャンマーは、国民の90%以上が仏教徒である伝統的な仏教国であり、135もの民族が同居する他民族国家でもある。固有の精霊信仰を持つ各民族を統合しているのが仏教であり、そのシンボルとして黄金や宝石に輝くパゴダ(仏塔)が存在している。パゴダの周りに貧困と至福が同居するミャンマーの村にブッダの足跡を見る。3 仏像 誕生と流転 ~ガンダーラ・バーミヤン~ブッダの死後およそ500年間、仏像はつくられることはなかった。ところが紀元1世紀頃、ガンダーラに突然仏像が出現する。当時のガンダーラは、戦乱にあえぎ、救いを求める人々の間にはブッダを再び見たい、その言葉を聞きたいという願望に満ち満ちていた。バーミヤンの大仏の映像を交え、仏教誕生の謎を探る。4 タイの僧院にて ~生きている仏教~仏教はタイの国教である。国民の95%が仏教徒で成人男子の60人に1人が僧侶であるといわれている。男性は一生に一度は出家して修行をしないと社会的信用が得られない。メーチーと呼ばれる女性修行者や末期のエイズ患者を受け入れる寺など、揺れ動くタイ社会の中で、仏教の果たす役割を紹介する。5 東方の観音楽土 ~変容する仏たち~儒教の考えが存在する中国では、親孝行を説く教典「盂蘭盆教(うらぼんきょう)」によってブッダの教えを受け入れ、人々の苦しみを救い、願い事をかなえるとされた「観音菩薩」に信仰が集まっている。一方、台湾では、仏門に入る女性が年々増加している。中国や台湾で、独自に変容を遂げた仏教の姿を、人々の暮らしの中からみつめる。○1998年放送*計241分収録