ギャルゲー初めてで、今まで馬鹿にしていました。
しかし非常に評価も高いしどうしてもやってみたい気持ちにかられてしまい
まあとにかくこれは楽しみだと思ったので、プレイしました。
予想は的中と言いますか、それ以上でした。
このゲームに出て来る女の子達は皆超絶現実離れ気味です。
しかしこれは不思議に思わなくてはならない、それなのになぜ
プレイしていると涙が出るのか?
それは彼女達が一貫して他者を思いやる気持ちに溢れているからではないか?
それは愛では無いと思う。なぜならその美しい心の姿勢が主人公にはとてももどかしい。
『もっと自分を優先してくれよ』と主人公は悲痛な叫びと共に怒涛の学園生活を送ります。
ゲームの内容はさて置きゲームの効能はどうでしょう?
2010年現在、社会はとても重苦しい、毎朝ため息とともに会社や学校へと盲目的に
突撃しなくてはならない雰囲気が漂っている。
僕自身も何を焦っているのか、朝目が覚めると同時に理由も無く胸の辺りに
ズシリと不安を抱えて毎日がスタートする。だからこそこのゲームが眩しいのだが・・・
しかしクラナドをやっていくうちにその重さが少しずつ減ってきたような・・・
毎朝自分の内から優しい気持ちが湧き上がってくるようになってきたような・・・
これが俗に言う『重い荷物を抱えて生きていた』と言うことなのだろうか?
ゲームによって癒される、そんな馬鹿げたような話があるのだろうか?
僕にはわからない。でも今ではこのゲームに感謝しています。
素晴らしい作品とそれに携わる方々、また方々でレビューされた方々
クラナドに出会えて良かった、どうもありがとう。