体のラインが把握しやすいごまかしの効かないデザインを巧みに立体化していますね。首や股関節は可動部を目立たせない工夫がされています。
エッジの効いた(?)独特の髪型もしっかり再現されグラデ塗装も綺麗です。一部では凛々しすぎるとの声もある顔ですが個人的には良いと思います。
さて気になる点としてはやはり顔が上向きに出来ません。これはシリーズ全般に見受けられる欠点ですが、そろそろ改良に期待したい所です。
刀を持たせると判りますが意外と腕の可動域が苦しいです。上腕部に回転機構が欲しかったですね。
足首に横ロール機構が無いのも痛いです。かなりゴツいデザインですのでしっかり接地出来ないのが目立ってしまいます。
刀を持たせる際には手首と柄の差し込みがかなりキツめなので破損には注意して下さい。
いろいろ指摘しましたが、全体的な造形の美しさはシリーズ内でもかなり上位に入るのではないかと思います。背中〜腰〜下半身〜脚へのラインはヘタな固定フィギュアより美しいです。可動に関しては正直まだやれるはずだと思わせるものがありますが、このメーカーさんならばこの先改良を進めてくれるでしょう。