内容紹介
20世紀に想像した、21世紀の声がここにある─。
「ニコニコ動画」で話題のあの歌姫・初音ミクが、 テクノロジーの世代を超え、まさかのYMOカヴァー!?
●初回限定盤デジブック仕様
●くぅ氏によるイラスト満載の豪華36Pブックレット付き
●描き下ろし「初音ミク」4コマ漫画(くぅ氏&metro氏)を追加掲載!
●次期「初音ミク」開発の中で、作られたプロトタイプデーターベース(CV01-dark-ProtoTYPEβ)が、歌い手として参加!
●小池光夫氏(Yellow Magic Orchestra / Sketch Show エンジニア)によるマスタリング
●ゲスト音声合成シンセ音源「RawII」by Atom™(セニョール・ココナッツ)
アトム・ハートが脱帽し、松武秀樹が絶賛したHatsune Miku Orchestra
「初音ミク」とは2007年8月31日にクリプトン・フューチャー・メディアから発売された音声合成・デスクトップミュージック (DTM) ソフトウェアの製品名、およびキャラクターとしての名称で、ヤマハの開発した音声合成システム「VOCALOID」を採用したボーカル音源の1つ。
今、この”初音ミク”が、動画共有サイトを中心に熱い盛り上がりを見せている。「ニコニコ動画」で「初音ミク」を音源として使用したクリエイターが制作・投稿した動画の総再生数は驚異の2億回を超え、5万件を超える関連動画が存在。もはや、“社会現象”と言えるほどだ。
そして、動画共有サイトに「初音ミク」作品が登場したその初期から活動し、ブームが巻き起こる発端要因となったアーティスト/プロデューサーが、”HMOとかの中の人。(PAw Lab.)”である。
Yellow Magic Orchestraの楽曲を緻密に巧みにアレンジ、再生させた彼の作品、そのクオリティに対して、同じくYellow Magic Orchestra のラテン・カバーに挑んだSenor Coconut(アトム・ハート)も、Yellow Magic Orchestra第4のメンバーと言われる現日本シンセサイザープログラマー協会(JSPA)会長である松武秀樹氏も賛辞を惜しまない。
過去、イベント即売などで販売され、即完売、入手困難となっていた作品に、自らさらなる手を加え、再構築、再構成した新バージョンとして完成させたのが本作「初音ミクオーケストラ」である。 アーティストについて
HMOとかの中の人。(PAw Lab.)
“HMO” とは、YMO(イエロー・マジック・オーケストラ)の名前をもじった、”初音・ミク・オーケストラ”の略称である。
当初は本作作者を指す個人名だったが、現在は「YMOの楽曲をVOCALOIDを使用してカバー・アレンジした動画の総称」としての意味も持ち、HMOの第一人者であり、古参のVOCALOIDプロデューサーである作者自身は「HMOとかの中の人。」と名乗るようになる。数多くのクリエイターによるYMO アレンジ作品は、世代を問わず広く聴かれている。
2008年初頭には、「まんがタイムきらら」(芳文社)等で4コマ漫画を執筆中で、大阪生まれのイラストレーター・漫画家である”くぅ”氏と共に、「PAw Laboratory(パウ・ラボラトリー)」というクリエイター・ユニットを立ち上げ、ビジュアル面でも表現の幅を広げることとなる。
そんな彼らの活動を支持する多数のユーザーからCD化を求められる中、2008年12月末に自主制作CDという形でアルバム「HMO and WORKS」を、東京ビックサイトで開催された大規模同人即売会「コミックマーケット75」でリリース。
初回、重版共に即時完売している為、彼らの作品は入手困難な状況が続いており、今なおCDを手に入れたいというユーザーの声が後を絶えない。
昨今、「ニコニコ動画」という場で「初音ミク」を使用した新しいカルチャーが続々と登場し話題になっている中、今もっとも注目されているクリエイターである。