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『懺・絶望』のキャラクターソングアルバム全１１曲。
・収録曲紹介と一言コメント・
1.「ピッコロ」カフカさん（つかみ所のないふわふわとしたカフカワールド。ピッコロさんは関係ない。） 2.「古都に佇む女」木津さん（「ナイト・メア・ビフォー・クリスマス」のようなメロディと曲調。曲自体はローテンポ。） 3.「金魚の接吻」小森＆常月さん（ほとんど常月さんのターン（笑）でも情感が漂う歌。） 4.「36.7℃（主人公 その似）」日塔さん（普通に爽やかで明るいイイ曲。日塔さんもノリノリである。） 5.「フラジール・ガール」カエレさん（ザ・シャウトソング。一瞬、椎名林檎っぽさを感じてしまった。） 6.「星の金貨山」マリア（・・・か、悲しいんですが。） 7.「キリトリ線」小節さん（なんかアニメのOPみたいだ。テンポも良し。） 8.「羽根ペンの魔法」藤吉さん（ハッチャけすぎ。） 9.「灰かぶりの少女」加賀さん（加賀さんってこんな声だったっけと驚いた。巧い。） 10.「絶望レストラン（極悪ノ華達）」小森＆常月＆小節＆藤吉さん（終末感漂うアレンジを加えた曲。エレキとかがイイ具合にマッチしている。） 11.「密室ロッカールーム』カフカ＆木津＆カエレ＆日塔さん（それぞれの歌い手の見せ場やこの４人の声が重なったりする時とかマジでカッコいい。一番好きだったりする曲。）
全体的に自分色を出しつつ訴えかける曲は多め。
しかしこの快活さの裏の不穏なメロディと定まらないジャンルは、＜絶望＞というコンセプトにはふさわしく、歌い手の歌の情感もよく伝わってくる。その不安な気持ちを最後に一掃してくれる「密室ロッカールーム」は特に凄かった。それにしてもジャケットもブックレットも『ウテナ』っぽいけど・・もしかしてこっちがコンセプト！？
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イメージ付きのレビュー
前作が気に入ったなら買い
キャラソンは今まで買っていなかったのですが，DVDもCDも揃って他にお布施する宛が無くなってしまったので1期のキャラソンアルバムとともに買いました．ジャケットは1期のそれをカラーにして背景を変えた物ですが，明らかに少女革命ウテナの影響が見て取れます．原作でもアニメでもウテナの影響を受けたと思われるカットがちらほらと登場してはいましたが，原作の久米田先生の持つある種の様式美意識がウテナのそれと通底するところがあるのかも知れません．主人公・その2（36.7℃），病気と闘っている方々に対してずいぶんと不謹慎だなあと思いながら歌詞を読んでいたら，ただの風邪だったというオチ．原作者が嫌っている病死ネタのケータイ小説を揶揄しているのは奈美ちゃんに相応しい歌詞ですね．ラストの密室ロッカーズ・ルームは，歌う声優の数が少ないとはいえ，1期の「デッド・ラインダンスです」と対置されるべき楽曲と言えるでしょう．歌詞も旋律も本アルバムの取りに相応しい．スカパラのようなブラスによるオーケストレーションもいい．
上位レビュー、対象国： 日本
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2009年11月27日に日本でレビュー済み
キャラソンは今まで買っていなかったのですが，DVDもCDも揃って他にお布施する宛が無くなってしまったので1期のキャラソンアルバムとともに買いました．
ジャケットは1期のそれをカラーにして背景を変えた物ですが，明らかに少女革命ウテナの影響が見て取れます．原作でもアニメでもウテナの影響を受けたと思われるカットがちらほらと登場してはいましたが，原作の久米田先生の持つある種の様式美意識がウテナのそれと通底するところがあるのかも知れません．
主人公・その2（36.7℃），病気と闘っている方々に対してずいぶんと不謹慎だなあと思いながら歌詞を読んでいたら，ただの風邪だったというオチ．原作者が嫌っている病死ネタのケータイ小説を揶揄しているのは奈美ちゃんに相応しい歌詞ですね．
ラストの密室ロッカーズ・ルームは，歌う声優の数が少ないとはいえ，1期の「デッド・ラインダンスです」と対置されるべき楽曲と言えるでしょう．歌詞も旋律も本アルバムの取りに相応しい．スカパラのようなブラスによるオーケストレーションもいい．
ジャケットは1期のそれをカラーにして背景を変えた物ですが，明らかに少女革命ウテナの影響が見て取れます．原作でもアニメでもウテナの影響を受けたと思われるカットがちらほらと登場してはいましたが，原作の久米田先生の持つある種の様式美意識がウテナのそれと通底するところがあるのかも知れません．
主人公・その2（36.7℃），病気と闘っている方々に対してずいぶんと不謹慎だなあと思いながら歌詞を読んでいたら，ただの風邪だったというオチ．原作者が嫌っている病死ネタのケータイ小説を揶揄しているのは奈美ちゃんに相応しい歌詞ですね．
ラストの密室ロッカーズ・ルームは，歌う声優の数が少ないとはいえ，1期の「デッド・ラインダンスです」と対置されるべき楽曲と言えるでしょう．歌詞も旋律も本アルバムの取りに相応しい．スカパラのようなブラスによるオーケストレーションもいい．
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JKondo
Five Stars
2015年6月8日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
