いつからでしょう「ポルノグラフィティ」というバンドがロックで無くなったのは。
ここ最近の「ポップ」にはうんざりしていました。
しかしこの「アニマロッサ」はどうだろう。
「アニマロッサ」は昭仁氏作詞作曲であり彼らしい曲となっている。
「リンク」を彷彿させるようなアップチューン。
歌詞はアニメ「ブリーチ」を意識されて書かれたそう。
「アニマロッサ」ではなくこのCDの特筆すべきは「小規模な敗北」だろうか。
晴一氏作詞作曲ということで詞は「さすが」の一言。
「夢を描き、怠惰、諦める」という人間の勝手本質が書かれていて大変気持ち良い。
曲も「鉄槌」のような重みのある曲で久しぶりの「ロック」といった感じ。
「ロック」を待ちわびたファンにはたまらないのではないだろうか。
「邪険にしないで」は「小規模な敗北」と同じく作詞作曲晴一氏。
歌詞全篇が広島弁で書かれたラブソング。
タイトルの言葉遊びにクスリとさせられる。
総合してみると「小規模な敗北」が良い意味で浮いてしまっている。
久しぶりに素直に「買って良かった」と思える一枚。