まず明るすぎる嘴の色に興ざめ、
確かにハシビロコウの嘴はもともとは黄色なのですが、
成鳥となると、黄色身は大分消えてしまいます。
さらには、特徴的な眉のでっぱりがうまく表現されていないため、
可愛すぎる目つきになってしまっており、
あのハシビロコウの持つコワモテオーラは半減以下、
それによりハシビロコウらしさは大幅ダウンしています。
羽毛の塗装もがんばっている感はあるものの、
単調でのっぺりした感じになっており、生物感は希薄。
期待はしていたのですが、
デキはイマイチ以下でしたね、
専門家を監修に迎えるか、
しっかりとした観察眼を持った人に作ってもらいたいです。
ラインナップ的に動物を作りたいと言うよりも、
売れ線の動物を出して行きたいだけで、
そう言う資料的価値を求めるようなクオリティを求めるのは無理なのかもしれませんが…
マイナーなハシビロコウに脚光を当ててくれたと言う点では評価できますが、
正直造形物としての評価は低くならざるを得ませんね。