ボーカロイド作品で有名なクリエイターさんが
従来の活動の場であるDTMサウンドを収録したのがこのLOiDシリーズ。
あ〜…間違ってもボーカロイド系の電波色を期待してはいけませんよ?(笑)
全曲ボーカルレスの、ガチなインスト音楽一本勝負の作品です。
ラスト曲M10「mugs」のみ逆再生?のボーカル入り。
かくいうわたしも、もともと「
Vocalogenesis
」などボーカロイド作品から
興味を持ってたどり着いたこのCDではあるのですが、これはすごいですね。
もともと昨今のボーカロイド作品の台頭は、
その本格的なバックサウンドの秀逸さにあると思っていたのですが、
それを明確に裏付けることのできる作品ではないでしょうか。
だから逆に?ボカロ作品が好きな人へ、というより、
ロックよりのインストやそもそもDTM作品に興味ある人に特にお薦めですね。
とはいえ何曲か、あ〜この人の作品だなあ、と思える曲も何曲か。
惜しむらくわたしはまだそこまで音楽と作家さんのお名前が繋がるほど
知っているわけではないのですが、
「裏表ラバーズ」のwowaka氏の曲(M4「delayed verb」)は、ぱっとわかりました!
コミカルでリズミカルさが特徴の同氏の作風は形を変えてもはっきり。
ボーカロイドのクリエイター達の作品、という見方はちょっと置いておいて、
いちDTM作品、いちインスト作品として聴いて欲しい作品ですね。
ちょっと洒落たお店や読書などのBGMに最適ですよ。
わたしはスリーピングソングに使ってます。
このロックでいてサブリミカルなサウンドに癒される〜。(笑)
姉妹作「
LOiD-02 -electronica- LOiD's TECNiCA
」や、
同シリーズの前作「
LOiD-01-LOiD’s LOGiC-
」などもぜひチェックしておきたいところ。