序章にあたる一巻は、幼少期〜アスベルがヒューバートによってラントから追放されるまでです。
ゲームから脱線した部分は少なく、比較的真面目にゲームのストーリーを追っています。
アスベルをラントから追放する前の、ヒューバートの兄への思いというか、葛藤しているような場面が、ゲームには無かったけれど追加されていました。
ゲームではただ冷たく追い払った感じでしたが、養父の策で兄を慕っていたのに裏切られたと思い込み、憎しみをぶつけてしまったという背景が見えてよかったと思います。
ちょっと気になったのが、ソフィの声。
トーンが非常に低く、暗い印象になっていました。
私の中では、記憶が無いけど天然で、なんでも真似したがる可愛らしい印象があったのですが、大人しくて落ち着いた雰囲気に聞こえました。
幼少期がまとめすぎて、なぜあの悲劇が起こったのかがわからなくなっているので、☆4です。
後に補足が入るのでしょうか。
アスベルがどん底に落ちてしまう場面で終わっていますが、ずっと前を向き続けるひたむきな主人公ですので、これからを楽しみにしています。