帰郷した日高佐菜と、再会した四人の旧友。五年の年月が彼ら彼女らに与えた試練とは・・
途中から突然・・ではなく折に触れ高2の日常に顔をのぞかせる暗い影。ただの青春ストーリーでないことはすぐ分かります。新たに起こる事件も含め複数の悲劇には繋がりが無く淡々と謎が解けるので「読めない展開」と言うほどの展開もありません。
全体としては少しずつ盛り上がったこと、最終話で明かされるメインヒロイン八代菜々香の過去が想像を超えてドン引きしたことなどは肯定できるポイントです。もし朱里と修輔の十年後を“示唆”するだけでなくハッキリと描いていたら、今よりは有名なアニメになっていたでしょう。