近年のJ-POPにはない非常にロックなアルバム。
もはや一声優が出すアルバムという枠を越えている気さえします。
疾走するような爽やかな「Astro Rider」「Angel」。
思わずヘッドバンキングしたくなるような熱い「再起動ダンディズム」。
「私は風」「アトミックセバスチャン」のような憂鬱な曲。
支えてくれるファンへの感謝の気持ちを
彼女らしい素直な気持ちで綴った「White Wing」等々。
その後に続く「愛を貫け」は7分台にも及ぶ壮大なプログレであり
最後のサプライズとなっている。
また、「愛の臨界」という、杉田智和さんとの台詞で構成される曲が入っていることが、
声優という仕事に対する強い思いであり、小林ゆう/YUの全てが詰まっているという現れなのかもしれない。
ともかく、非常に密度の濃い「尋常じゃない」アルバム。
必聴!