内容紹介
「ナナクジャクはどこへ居る?」
2010年3月にアルバム「ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?」のリリースと共にメジャー・デビューを果たした奇才sasakure.UKが、 新たなコンセプトを基に制作したVOCALOID自主制作アルバム『プロトタイプ ナナクジャク』が遂に登場!
既に動画共有サイトでも公開され話題となっているオリジナル楽曲「ロストエンファウンド」や「タイガーランペイジ」のほか、フルカワミキの声をサ ンプリングして開発された「VOCALOID2 SF-A2 開発コード miki」を使用し、『VOCALOIDS☆X’mas~白い夜は静寂を守ってる~』にも収録された「プレゼンター」、更には、ゆうゆPの「クローバー・ クラブ」やDixie Flatlineの「Just Be Friends」を独自に解釈したRemixも一挙収録した全11トラック。
起伏のある物語性をベースにし、まるでショートショートのように1曲ごとに映像を喚起するようなエッセンスを凝縮した濃密な内容に仕上がっており、既にお馴染となっている作風に加え、これまでに無い新たに実験的アプローチを大きく加えた意欲作で、 sasakure.UKの表現力の豊かさに改めて気付かされること必至のアルバムとなっている。
アートワークは、自主制作盤「ラララ終末論。」やメジャー盤「ボーカロイドは終末鳥の夢を見るか?」でも楽曲の世界観をより一層引き立てている個 性的なイラストが特徴の茶ころ(Chakoro)が担当。 ジュエルケースにフルカラーブックレット16Pを封入した仕様。
アーティストについて
2月11日、福島生まれ。
幼少時代に、"ゲームは一日一時間まで!"という非常に過酷な条件の中で、8ビット、16ビットゲーム機の奏でる音楽に多大な影響を受けて育つ。学生時代は男声合唱を学び、日本の多くの作曲家・詩人の作品に触れる。この頃から作曲に興味を持ち、独学で創作活動を始める。
チップ・チューン系の打ち込みや、欧州プログレッシブ・ロックを彷彿とさせる転調や変拍子を得意とし、ノスタルジックで奇抜な世界観でありながらポップで温かみのあるサウンドを軸とした作品を多数発表し、動画共有サイトを中心に驚異の再生回数を誇り、それらの作品群が大きな話題を呼んでいる。
また、サウンドのみならず、ドット絵アニメーションや、実写・手描きのイラスト等を用いたアートワーク・PV制作も自ら手掛け、そのマルチな才能も評価が高い。
特に、初音ミクなどのVOCALOIDをボーカリストとしてフィーチャリングした楽曲は多くのファンから支持を集め、近作である自主制作CD「ラララ終末論。」は、洗練された独自の世界観が高く評価され同人即売会で即日完売した。
近年は渋谷を拠点としたクラブイベントへのレギュラー出演や、メジャー・レーベルへの楽曲提供、海外アーティストBECCAとのコラボレーション、大手ゲーム・メーカーのゲーム監修を行うなど、その活動の幅を大きく広げ最も注目を集めているアーティスト。