購入してから「フジミさん、やらかしているのでは?」と、ずっと引っかかっていた部分があって、このキットをどう評価すればいいのか考えていました。
艦橋パーツのS56、羅針艦橋から発着艦指揮所にいたるフラットが後方に向かって下り坂に表現されている点です。タミヤの大鳳だけでなく、
隼鷹、信濃のように形状が近い艦橋のフネでもこの部位は水平で、「艦橋フラットに坂道がある」なんておかしいという先入観に支配されていました。
フネのプラモの「顔」とも言える艦橋に重大な設計ミスがあるとは、なんてみっともないキットなんだ・・・。
ところが、最近入手出来た古本(歴史群像・太平洋戦史22)に掲載されている艦橋部の拡大写真と、戦後再現されたという図面で納得出来ました。
現状、1/700大鳳キットの決定版です。 タミヤ大鳳、今までありがとう、ご苦労様でしたと言いたいところです。
ただ、艦首外板と飛行甲板が繋がる部分の「カバーリングプレート」はタミヤみたいに「無い」のが正解と私には思えるのですが、
有っても全然OK(有る方が構造的に説得力があるし、カッコイイ!←オイ、考証はどこいった?)、五つ星と評価致しました。
(私は木甲板推しですが、ラテックス仕上げ甲板のも購入しました。←飛行機の繋止環表現がカッコイイです)