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2001年リリースの1st「カンフーマスター」と2nd「ピープルピープル」に新曲をプラスした初期のベスト盤的内容の本作。
まだ活動していたことにちょっと感激した。
2004年の3rdで、ちょっと意外な方向へ進み、自分的にはもういいかなって感じだったけど、それから時は経ち今は2011年。
初期のＥｅＬの面白さは、これまでの渋谷系にはなかった宅録打ち込みの新しい使い方を示した点だ。
それはオシャレな音楽というよりも、極度な可愛さを生み出した点にある。
その点については初期のカプセルやプラスティック・スクイーズ・ボックスなどとも共通しており、確かなネオ渋谷系の感触があった。
しかし、3rdでは隙間を上手く活かした宅録ならでは音作りから一転し、やけに音を押し込めすぎてＥｅＬの歌心というものが希薄になっていた。
だから、自分は興味が薄れたわけだ。だが、今回の新曲を聴く限り期待が持てると感じた。
そして、もうすぐ新作も出るようなので、どんな作品になっているか期待大で待ちたいと思う。
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