長時間聴き込んだ後のレビューだ。
信じるも信じないもあなた次第だが、僕は音楽好きなおっさんなだけあって、これまでそうとう色んなジャンルの音楽をある程度良い再生環境で聞いてきた。自分で、趣味の範囲でだが作曲もするし、だから音楽理論も多少なりとも知っている。そんなおっさんが断言するが、このCDは買いだ。
ボカロと聞くと鼻で笑う方もいるだろう。しかしこの作品を聴けば、そんな偏見は綺麗さっぱり払拭されるはずだ。
まあとにかく見事なクオリティの楽曲群である。作り込みが半端じゃない。最近はこれも含め、阿部氏の作品ばかり聴いている。ちなみに阿部氏の作品で公式に手に入るものは全て購入している。
とにかく阿部氏の曲は聴いていて楽しい(単純に面白いノリノリな音楽という意味ではない)曲ばかりなのだ。世界中の音楽好きに聴かせて回りたいくらいだ。確実に高評価を得る。足りないのはコマーシャルだけだ。
このレビューを読むに至ったのなら、とにかく買っておいた方が良い。
んまあジャンルの好みで合う合わないあるだろうが、試聴してみて少しでも良いと思ったなら大丈夫だろう。
簡単な曲構成とは言えないので、耳が熟れてない人には最初慣れが必要かも知れないが、慣れてしまえば、この音の奔流が心地よくてたまらなくなるだろう。
しかも歌メロは歌いたくなるメロディだから凄いんだよ。
歌詞も素晴らしいし、見事なバランスの楽曲群だと思う。
出来るだけ良い再生環境で聞いて欲しい。