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キャタピラー [DVD]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 大西信満, 吉澤健, 寺島しのぶ, 若松孝二, 粕谷佳五, 増田恵美 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 27 分 |
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商品の説明
内容紹介
世界中で絶賛された衝撃作、ついにDVD化決定!
「実録・連合赤軍あさま山荘への道程」の若松孝二が描く、人間の真実。
そして男は“軍神(ルビ:かみ)”となり、“奴隷(ルビ:ひと)”となった。
★主演の”寺島しのぶ”が世界各国の映画祭で主演女優賞を受賞!
2010年ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞寺島しのぶ)受賞!
2010年キネマ旬報ベスト・テン主演女優賞(寺島しのぶ)受賞!
2010年キネマ旬報ベスト・テン 日本映画第6位!
【ストーリー】
傷痍軍人が、帰還した。勲章をぶら下げ、軍神となって。妻を殴ったその手も、妻を蹴り上げたその足も、戦地で失い、頭と胴体だけの姿になって。
― 銃後の妻の鑑たれ。家庭は最後の決戦場なり。口もきけず、耳も聞こえず、身動きのできない体となっても男の性欲は変らなかった。女は毎日、男の上にまた がった。口に粥を流し込み、糞尿の世話をし、男の下半身にまたがり、銃後の妻の日々は過ぎてゆく。食べて、寝て、食べて、寝て、食べて、寝て・・・。稲穂 が頭を垂れる秋、そして冬から春へ。敗戦が濃くなっていく中、男の脳裏にフラッシュバックしてきたのは、かつて大陸で犯した女たちの悲鳴、刺し殺した女た ちのうつろな目。女たちを焼き尽くす炎。
1945年8月15日。男と女に、敗戦の日が訪れた――。
【キャスト】
寺島しのぶ/大西信満
吉澤健/粕谷佳五/増田恵美/河原さぶ/石川真希/地曳豪/ARATA/篠原勝之
【スタッフ】 製作・監督:若松孝二
製作/2010年日本
■音声:日本語
■収録時間:本編約87分/特典約60分
■画面サイズ: 16:9LB ビスタ
■DVD1枚組
【特典】
●メイキング
● 監督、キャスト・インタビュー
●予告編 ほか予定
※ 映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございますのでご了承下さい。
Film © 2010若松プロダクションAll Rights Reserved.
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』の若松孝二監督が、戦争に翻弄されるひと組の夫婦の姿を描いたドラマ。戦争で四肢を失い、傷痍軍人として帰還した夫は村人から軍神と崇め奉られる。妻はそんな夫の食欲と性欲の処理に追われるが…。
内容(「Oricon」データベースより)
「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の若松孝二が描く、人間の真実。そして男は“軍神”となり、“奴隷”となった。寺島しのぶ、大西信満ほか出演。2010年ベルリン国際映画祭銀熊賞(最優秀女優賞 寺島しのぶ)受賞。
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 90 g
- EAN : 4988102554538
- 監督 : 若松孝二
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 27 分
- 発売日 : 2011/4/6
- 出演 : 寺島しのぶ, 大西信満, 吉澤健, 粕谷佳五, 増田恵美
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ジェネオン・ユニバーサル
- ASIN : B004IPQLII
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 30,294位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
でも全編見て思ったことは、すばらしい作品でした。
寺島しのぶさんが、賞を取ったのが納得出来ます。
乱歩の「芋虫」を下敷きにした作品と聞いていたが、主題が大きく異なるものと思った。
感じた主題は、反戦メッセージでもなく、夫婦の歪んでいく愛でもなく、
キューブラ・ロスの「死の受容」だった。
この場合の「死」とは、夫の死ではなく、夫婦の関係性の死である。
第一段階 「否認」
あんなの久蔵さんじゃない! イヤ!と叫ぶ妻。
第二段階 「怒り」
勲章だけが拠り所の、動物のような夫の世話をする、やり場のない妻の静かな怒り。
第三段階 「取引」
妻は、夫に軍服を着せ、勲章をつけさせ、連れ歩く。
妻は、夫が外出を嫌がると、自分が勲章をつけ人前に現れる。
軍神さまとみなに拝まれ、妻は優越感を得ることで、妻は精神の安定を得る。
本来の「取引」とは異なるが、破滅していく生活を食い止めるための代償行為である。
第四段階 「抑うつ」
これは夫に現れる。
過去の悪行の記憶にさいなまれ、性的にも不能となり、錯乱状態に陥る。
妻はここではじめて、「芋虫」と夫を呼び、ヒステリックに笑い続ける。
勲章を、額縁にいれた夫の新聞記事をたたき落とす。
第五段階 「受容」
終戦を迎えても、夫が軍神ではなく、芋虫であると認め、
建前や大義名分としての夫婦の関係が死んだことを受入れた妻の生活は変わらない。
妻は再生を果たした。
夫は同じく事実を認め、不自由な体で池に身を投げ、水死する。
原作も本作もどちらも深い主題を抱えており、どちらも素晴らしい作品と思うが、
乱歩作品の耽美的、退廃的なイメージを求めて本作を見ると、やや物足りないだろう。
寺島しのぶが見事に表現した、死の受容過程をなぞると、別の感慨が浮かぶ作品である。
エンディングでは、元ちとせの強烈すぎる歌声が流れるが、
寺島しのぶの迫力は一歩もひけをとらない、すさまじいものだった。
村人はそんな夫を軍神と称え、妻は軍神の妻として夫の世話をすることを求められる。
寝ること、食べることしかできない夫に尽くす妻。
しかし介護生活のストレスから、嫌がる夫を無理やり外に連れ出し、村人に軍神の妻と崇められることに優越感を感じて気晴らしする妻。
次第に妻は夫が軍神と崇められること、軍神の妻を演じることに疑問、違和感を感じるようになる…。
物語は、久蔵という男が戦場という極限状態で、中国人女性を襲って殺害。 やがて、その罪の罪悪感に襲われるようになり、壊れていきます。
また、妻も介護に疲れ精神を狂わせて行き、夫に出征する前に、子供が産めないことを理由に暴力を受けていたことを告白。
なんか、こう見ると「久蔵サイテー!!」って感じで終わってしまいそうですが(確かに最低ですが)、その時代、割とよくいる1人の弱い男という感じがします。
今より遥かに男尊女卑な時代であっただろうし、亭主関白で妻を顎で使う、また子供が産めないということで虐げられた女性は多かったんじゃないでしょうか?
私には久蔵が特別に異常な男というふうには思えませんでした。
また妻もかつて暴力を振るわれていたとはいえ、無事な体で帰って来てくれたらどれだけ良かったか。そんな気持ちを感じさせる場面があり、切なくなりました。
映画全体は、反戦映画としてはちょっと微妙。
ただ、寺島しのぶさんの演技力の高さの再確認と、夫役の大西信満さんという素晴らしい俳優さんを知ることができ満足なので、★5つです。
レビューあまり良くないですが、私は嫌いな映画じゃありません。
これに加担した久蔵の悔いが、反戦のキーポイントとして展開していくのだが、まあ後味は悪いシャシンだ。
ゆえに、これは観る人を選ぶ作品だといえよう。
自分の夫が、手足切断の上、言葉も話せず、耳も聞こえない状態で復員したら、妻は錯乱してしまう。
このショッキングさから若松監督は「反戦」を盛り込もうとしたのだが、確かにこんな手法の戦争映画はなかった。
自分の映画鑑賞史から言っても、MGMの大問題作「フリークス」や「エレファントマン」を観たときのような
気味悪さを感じた。
久蔵は戦地での活躍で「軍神」と崇められている設定だが、本人にしてみれば、そんなことはどうでもよく、
復員後は不自由な食欲と性欲のみが己を支配することに愕然とし、また戦場での犯罪行為を思い出して怯える・・・。
妻からも徐々に冷たくあしらわれるようになるのは、観客以外に久蔵の苦しみを理解できないもどかしさもある。
そういう「超プライベート」なストーリーの中に「国家」とか「原子爆弾」とかを入れ込むから、かえって
メッセージが伝わりにくい結果になってしまったと思う。
久蔵とシゲ子の主観映像だけで進行した方が、悲惨さ、むなしさはもっと訴えられたはずだ。
寺島しのぶと大西信満の芝居は素晴らしく、寺島がベルリンで主演女優賞を得たのも納得の出来だった。
メイキングを観ると、本作は12日間で撮っていることがわかる。
この規模の作品だったら、通常1〜2カ月はかかりそうなものだが、さすが職人監督は違う。
感動したのは、蜷川幸雄の舞台で金獅子のトロフィーが寺島に手渡された映像だ。
当地で受賞するよりも、大阪でスピーチした方が百倍響く。
本当に反戦を感じたいのならば「硫黄島からの手紙」でも「プライベートライアン」でもいくらでもある。
この作品は「戦争を考える」という観点からは大きく離れるので、そのあたり念頭に入れた方がよいだろう。
星は3つです。
夫は還ってきたとき、薬をアホになるほど飲ませないと暴れる状態だったそうで、(気持ちを落ち着かせたくて)性欲もしつこかったんじゃないかと推測しました。
妻の地位は当時はあのようなものだったのでしょう。
妻役夫役は「赤目・・・・」のコンビだったのですね。「赤目」同様、寺島さんにひきつけられてそういう境遇の人を実際にすぐそばで見ているような感じのうちに映画が終わるという感じで、凄い女優さんだとあらためて思いました。
悲しい話だと思いますが、自分の人生は一生懸命生きようという思いも湧いてきました。自分だけではどうしようもない部分も多いですが。人の一生は。