前作の Love:Mixed から3年ぶりの、コンピレーションアルバムとなっています。
最初に聴くと「あらら・・・」と、これまたラスマスさんの薫りはどこへいったの
かしら、となるわけですけど、何度も聴いていると なるほど な部分が見つかります。
前作と同じくキーの配置を考慮したミックスがなされていると感じますけど、
曲調としては前作の柔らかいイメージから、若干硬派な印象に。それでも、
曲間のつなぎ方や美しいメロディの展開などはきちんとラスマスさんを印象
づけてくれるので、ファンの方なら買っても大丈夫と思います。
ただ、いわゆる Where We Belong のようなオリジナル作品、ストーリー性を
重視した作品とは異なりますから、あくまで「ノリノリに踊れるダンストラック」と
とらえておく方が無難だと思います。その視点で本作品をチョイスできれば、
評価は高いのではないでしょうか。試聴の部分もできていますし、気になる方は
原典をYoutubeなどで検索されるといいのかもしれません。
冒頭の3曲は初期でとても印象に残った Your Beat Sounds Like へと
時を追っていく、曲間の紡ぎ方などがすばらしいなと。思い出補正は
多少あるかもしれませんが(笑)。
Leave Me Alone や Too Late、Ride My Time あたりはラスマスさんの
メロディアスなラインを堪能できると思います。何度も聴き込むことで
アルバムの趣旨が伝わってくるように感じました。
今までの楽曲を楽しんできた方にはにやりとする部分もあるのではないでしょうか('-'*)