ＴＶ版で見られたガンダムエピオンとは異なり、エンドレスワルツでのガンダムWに登場するエピオンとして立体化したものです。
こちらのエピオンは、組立説明所に記載されている通りコミック「新機動戦記ガンダムW EW 敗者たちの栄光」で登場し、のちに続く小説版「新機動戦記ガンダムW フローズンティアドロップ」で新たな姿を見せるエピオンのベースとなるものです。
異なると述べましたが、他のガンダムと比べて変化が抑えめになっているので大きくイメージを変えてしまうようなデザインでもないのが特徴です。
組み立てに関しては、他のガンダムのプラモデルを作ったことがある経験者であれば完成も難しくないと思います。MGの中でこちらはHGでもよく見られる構造があるので、初めてMGを組み立てるとなっても落ち着いて一つ一つ丁寧に組めば完成する確率は大きく上がります。ただし、組み立て途中で上手くハマらない、固い箇所に直面した時はまず手を止めて説明書の上に該当の部品を置きながら正しい向きとはめ込む方法、はさみ忘れがないことを確認しつつ、優しめに組み立てを再開しましょう。それでも難しい場合は、どこが引っ掛かっているかの原因究明し、もう一度説明書で引っ込ませる箇所やはめ込みが甘い箇所が無いかを確認しながら、それでも無理そうなら干渉部分を少しずつ紙ヤスリ等で少しずつ削りながら組み立てる必要があるかもしれません。が、それはおそらく稀な部類だと信じたいです。少なくとも私が組んだ際、腕や胴の一部はハマりが固い箇所がありましたが大きな力をかけるまでには至らず少しずつはめ込むことで完成させることができました。
色分けもほぼ完璧、塗装せずとも満足度の高い完成度です。
保持力について。HGで見られる構造もある分、少し心もとない箇所もあると思います。特に翼が大きく重いので横に広げても一定の角度までしか保持できないので、気になる方は加工するしかないと思います。
塗装や綺麗に組みたいなどのステップを踏む場合について。こちらは自己満足な要素でしかないので、組むだけという観点ならスルーです。
パーツの切り口を整える際は、相当手直し回数があるかもしれないと覚悟して臨んだほうがいいです。フレームに関してはほぼ隠れる箇所にありますが、外装は正面や側面ありとあらゆる箇所に点在しています。また切り口が太い箇所もあり、点のような跡ならまだしも台形じゃないのこれ？みたいな箇所もあり、そういった箇所をカッターなどで整えようとするならば力が入りやすく怪我のリスクも高まりますので注意が必要です。
塗装はしやすい部類です。パーツ分割が色ごとに別れているので、マスキングする必要性が少ないです。細かく見るならば胴とクローのグレー箇所、肩の紺を一部レッドに塗り替えるぐらいでしょうか。（人によりけりですが合わせ目消しを視野にいれると、翼部分とヒートロッドはマスキングする場合もありますが、あくまで人の好き好きです。）
最後に感想としまして、こちらは2011年に発売されたもので新しめと言えば新しめですが、かといって最新鋭とも言えず2020年前後のキットと見比べると構造が古く見えて且つ保持力も見劣りします。ですが、デザインが好き！というこの1点さえあれば十分に楽しめる逸品だと確信しています。
あなた自身のエピオン、どうぞ存分に見せてください！
| 品番 | 170379 |
|---|---|
| 個数 | 1 |
| 電池使用 | いいえ |
| 電池付属 | いいえ |
| 主な素材 | プラスチック |
| 対象性別 | ユニセックス |
| メーカー推奨年齢 | 13歳以上 |
| 発売日 | 2011/6/25 |
| 商品モデル番号 | 170379 |
| 製品サイズ | 38.1 x 30.48 x 7.98 cm; 776 g |
| ASIN | B004UILW6E |
