動画サイトにたまに見られる製作者の補遺。
あれをブックレットにするみたいな形ではなく、朗読という形で作り上げたたいへん面白い企画。
しかも読み手は人気・実力共に定評のある沢城みゆき氏。
七色の声を使い分ける様は素直に「声優スゲー」でした。
参加ボカロPも古参(歴史はまだ浅いですが)の方が多く安定のサウンドです。
ただふたつが絡まり合っていたかと言うと、少々疑問を感じました。
沢城氏が凄過ぎて、ボーカロイドがどうしても劣って聞こえてしまうんです。
世界(このCD)の神的な存在による完全な肉声での朗読、そこに住む不完全な存在としての住人をボーカロイドが演じる。
みたいな解釈も考えましたが、面倒くさいこと抜きに聴けばふたつに落差がありました(ズコーって)。
双方個別に見ればどちらも☆5つ付けたいところですが、親和性から見て1つ引かせていただきます。
ただ企画としては大好きなので、第2弾とかあったらいいなあ、と。
あと個人的な嗜好ですがロック色がもう少し欲しかったです。
マチゲリータ氏buzzG氏にもう少し暴れてほしかった。