戦国自衛隊『死守』と対になる作品。
ファンの間ではシリアスでドラマティックな展開のある死守の評価が高いようだがメッセージ性の強い帰還も捨て難い良さがある。当たり前の自由、当たり前の平和の大切さをこの作品は教えてくれる。その手のテーマは概して説教臭くなりがちなのだが主演の熊井友理奈のともすれば朴訥な演技で語られるとその臭みも中和され、よりストレートに伝わってくる。若者の成長物語という側面もあり、見終わった後に爽やかな気持ちになれる作品。
余談だが夏焼雅演じる自衛官は後にBerryz工房が演じるミュージカル版の戦国自衛隊に登場する自衛官に微妙に設定が引き継がれており見比べるのも面白い。