DJ MIYAの作曲スタートは1999年。きっかけとなったのは、小学生の頃、父が買ってくれたキーボードを思いのままに弾きこなすようになり、誰からもピアノを教わらずに耳にした曲すべてを即興で弾くという特技を10歳までに身に付ける。フォークダンスが好きな母の影響で世界のダンスにも興味を持ち、どのジャンルのダンスでも即興で表現ができる。人からは「どこでバレエを教わったの?」などと必ず聞かれるのだが誰からも教わらず、日々の見たものから吸収したリズム感を生かし、世界中の音楽に興味を持ち、将来DJをする未来予知も幼少期から見えていたという逸話もある。1999年、シンセサイザーを使い始めた頃、歌声も録音するというところからソングライターとしての作品作りがスタート。アーティスト名には「DJ」とあるのでデジタルで生楽器とは違う無機質なイメージが付きやすいのだが、彼女の書くメロディーには必ず民族的な哀愁が漂い、繰り返してしまう中毒性があり独特なのである。「ANDROID」にはそれらが十分に表現されている。本格的な打込みはシンセサイザーのシーケンサーに各パートを多重録音していた頃の後にスタート。