なんていうかこのHSPverのミクさん・・・娘にしたいですよね!
私がここ数カ月購入したミクさんのフィギュアは
恋は戦争、アペンド、VN02といった大人なミクさんでした。
オリジナルのミクさんのフィギュアはもう出尽くした感があり、
メーカー側は二次創作といった派生的なミクさんが今は主流のようです。
2007年にクリプトンから発売され、今も人気があるミクさんですが、
人気の理由がサブカルの批評や社会学の分野で議論されているのを見ると、
二次創作で一般人も皆で楽しめる云々という意見をよく耳します。
確かに、その指摘はごもっともです。
最初のミクさんは単にカバーを歌っているだけでしたが、
発売して数カ月後にはオリジナルのを歌い始め、
MMDが開発されるとパンツを盗むレンを殺しにかかり、
気がつけば、生のライブやったり、GoogleのCMに出演したり、
実態のない、抽象概念的とも言えるミクさんを二次創作を通じ付加価値を加え、
私たちの心を今もなお熱くさせています。
ですが、よく考えてほしいのです。
ミクさんの二次創作が面白いということはよく分かった。
でも、もっと根本的な話があるでしょう。
批評や学問は小難しい理屈をつけないと格好が付かないせいか、
大事なことを忘れています。
二次創作、皆でわいわい、画期的なDTM云々以前に、
ミクさんってね・・・初音ミクってさ・・・
私たちが初めてオリジナルのパッケージやその画像を見たとき、誰しも、
「この女の子ちょぉぅくぅわぁいぃんですけぇどwww(超かわいいんですけどの意)」と
思ったはずじゃないですかっ!!!
電車男が流行り、ネットの世界で「萌え」という言葉を使うのが
ちょっと恥ずかしい感じがありましたが、
私たちが初めてミクさんを見たとき、
まさにこの「萌え」の感覚を理屈抜きにズバッと認識出来たと思います。
私たちの心の激しく貫く萌えの感覚があったこそこれまでの二次創作があるわけですよ!
そんで私が何を言いたいのかっていうと、
ただでさえ"This is 萌え"で超かわいいミクさんが、
HSPverでは私たちの脳細胞が死滅するほどかわいいんですけどwwと言わざる得ない。
私は過去にTONYverミクさんで初恋や嫁云々と書きましたが、
等身が低めでかなり幼めでほっぺがプニプニなHSPverミクさんを初めて見たとき、
「娘っていいなぁ・・・子供欲しいなぁ」とビビッと感じました。
正直私は昔から子供というのは好きになれませんでした。
大人しい性格の私からすると、ギャーギャー騒ぐ子供たちは
私の心の平穏を乱す、厄介な存在と思っていましたが、
このHSPverミクさんを見てると、母性や父性といった親の眼差しをしている自分がありました。
「娘のためならなんでもしちゃうよ!」とか、
「でも甘やかしすぎるのは将来的には心配だな」とか、
「う〜んでもやっぱりかわいいから甘やかしちゃおう」とか、
「ツイッターのアイコンは娘にしようか」とか、
果ては「学資保険でも掛けた方がいいかな」とか、
「私立中学に行って欲しいけれど、多感な時期を受験潰すのは良くないな」とか、
「娘が大きくなって変な奴と付き合って欲しくない」とか、
「お父さんのもとを離れないでぇぇぇ」と親離れする娘に涙流すといったことまで
瞬時に数多の想像が脳裏を駆け抜けていきました。
このミクさんはすばらしいコストパフォーマンスを秘めていると思います。
我々は様々な理由でフィギュアを求めます。
ファンアイテム、美しい造形、欲情や性の対象、撮影としての被写体など。
私はミクさんが好きで好きで堪らないから、という以上に、
私の過去のレビューで書いたように、
ミクさんのフィギュアを通じて初恋、恋人との接し方、親の眼差しなど
フィギュアでこの現実世界と自分のあり方を再認識しているようです。
私にとってミクさんのフィギュアはルネサンスなのです。
またしょうもない超長文レビューを書いてしまいました(笑)
果たしてこのフィギュアを買う人が私のように考えるかは分かりませんが、
いや、たぶん私をちょっと頭がおかしい人と感じると思いますが、
近年稀にみるほど素晴らしい出来のHSPverミクさんは・・・
おすすめです!!!
いやぁ、本当に長すぎてサーセンねぇww
2010verレーシングミクさんのレビューが3000字以上書いたせいで
レビュー申請通らなかったのでこれでも短くしたんですよ(約1800字)。