このレビューはダンボール戦機の主人公機(オーディーン、ペルセウス、エルシオン)のみ制作したモデラーによるレビューです。
外見はケレン味たっぷりで頭身が高かったオーディーンに比べ、原点回帰してアキレスに似たややずんぐりとしたスタイリングですが全体的に洗練されてスタイリッシュになっています。
内部構造は前シリーズのオーディーンが大人モデラーの様に完成後は展示ではなく、子供が毎日動かすことに重点をおいて設計されていなかったため関節の緩みが多かったですが
今回の新シリーズはRSで激しくぶつかり合うことを前提に新規設計された関節が非常にタイトで、子供のハードなポージングにも耐えています。
唯一の難点は、新規設計されていない首のポリキャップ。
トサカが長いためアゴを引かせていても時間が経つと天を仰いでしまいますので、関節をキツくする必要がありました。
また足首の関節はリアルさよりも接地性を重視しているため見た目はオモチャっぽいですが、足の大きさと相まって接地性は非常に良好です。
コレでつま先と踵が前後独立可動であれば言うことなしですが値段的に難しいのだろうと思いますので、気になる人はカスタマイズしましょう。
パーツのカラー分けに関してはいつもどおり一部塗り分けができていないパーツがあり全塗装モデラーには辛いですが、こちらもこの値段を考えると仕方が無いと思います。
顔と手足のホワイトのライン以外は特に塗り分けは面倒ではないので、塗ってしまった方が綺麗に仕上がります。
最後にマントですが、いつもどおり紙製だったのでスキャンして型紙を作り、厚さ0.2mmのプラ板を塗装・切り抜きをして使用しています。
面倒な人は厚めのコート紙か光沢紙にスキャンしたデータをプリントアウトすると楽だと思います(ペルセウスのマントは色が片面だけなので白い用紙を赤で塗りつぶしてプリントアウトすれば問題ないですが、エルシオンはマントの両面が色付なので、両面印刷する必要があります)。