アンダーグラウンド スペシャル豪華BOX(初回限定版) [DVD]
フォーマット | 色, 限定版, ワイドスクリーン, ドルビー |
コントリビュータ | スラヴコ・シュティマッツ, ラザル・リストヴスキ, エミール・クストリッツァ, ミリャナ・ヨコヴィチ, ミキ・マノイロヴィチ |
稼働時間 | 2 時間 50 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
商品の説明
・映画史に残る一大傑作が遂にデジタルリマスター版で登場!
・世紀を越えてすべての世代に今なお語り継がれる永遠の名作!
・初公開から15年、東京・渋谷のスクリーンに帰館し、13週のロングランを記録した大ヒット作!
祖国、旧ユーゴの苦痛から解放されてゆくこの映画のラスト・シーンのすばらしさには涙で画面がくもってしまう。
淀川長治(映画評論家)
1981年初の長編「ドリー・ベルを覚えてる?」でヴェネチア映画祭新人監督賞を受賞し鮮烈なデビューを飾り、2作目の「パパは、出張中!」でカンヌ国際映画祭グランプリを獲得した映画界の異端児エミール・クストリッツァ監督。奇想天外な着想と唯一無二の映像感覚で傑作を連打する天才的クリエイターの彼が、祖国ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(旧ユーゴスラヴィア)の50年に渡る悲劇の歴史をブラックなファンタジーとして再構築したのが「アンダーグラウンド」です。
1941年、ナチス・ドイツ占領下のベオグラードを逃れ、敵の目を欺く為、パルチザン(?)として活躍する男のいい加減なアイディアのもと広大な地下空間(アンダーグラウンド)へ避難し、戦後も人知れず半世紀の間生活していた人々のエキサイティングな一大群像劇。恋あり、笑いあり、踊りあり、アクションありと映画の面白さを凝縮した映像と音楽の一大スペクタクルは、観る者をきっと虜にします。
東ヨーロッパのアヴァンギャルドな職人魂を持った超一流のスタッフが天才クストリッツァを盛り上げ、時空を越えた物語に心奪われること間違いなし。一家に一枚、映画史に残る大傑作。
本編、特典ディスク共に「アンダーグラウンド 2枚組」JAN:4523215072977と同じものになります。
初回限定版封入特典
○特製非売品Tシャツ(Mサイズのみ)封入!
○本邦初公開の写真が満載のビジュアルBOOK
○特製ブックレットにはスウェーデン出身ジプシーバンド“レーヴェン”の リーダー、マーティンが『アンダーグラウンド』を語る寄稿文も掲載!
○B2サイズ リバーシブルポスター
○ポストカード3枚組
○専用デザインジャケット!
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 557.92 g
- EAN : 4523215072984
- 監督 : エミール・クストリッツァ
- メディア形式 : 色, 限定版, ワイドスクリーン, ドルビー
- 時間 : 2 時間 50 分
- 発売日 : 2012/4/28
- 出演 : ミキ・マノイロヴィチ, ラザル・リストヴスキ, ミリャナ・ヨコヴィチ, スラヴコ・シュティマッツ
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- ASIN : B0074FJEH4
- ディスク枚数 : 2
- Amazon 売れ筋ランキング: - 61,650位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,318位外国のコメディ映画
- - 4,940位外国のアクション映画
- - 5,648位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
十字架に掛けられる逆さまのイエスを回る火の車いす、宴の最中に離れていく小島、
人を考えさせられます。ずっと
本作に飛んで来ました。
総じて『オン・ザ・ミルキー・ロード』と似てるかな、と思いましたが、こちらが先でした
「失われた祖国」を女優ナタリアに見立て、男の友情を通して共産主義の行く末が描かれてます
主演のミキ・マノイロヴィッチが男臭くて、生命力あって驚きに満ちてます
戦争が勃発すると、こういう人が頭角をあらわし英雄になるんだと理解できました。
長い映画で、観てるだけで疲労困憊してしまう映画ですが、最後のシーンが素晴らしかった
終わりよければすべてよし ユーモアって大事だよねって教えられました。
私は全くの無知なので当然理解できませんでした。が、なんとなく軽くて重い映画だなあということは感じられました。ふざけているようでいて、その裏にはとても強い何かがある感じです。
そしてかなりの大作です。時間も170分と長いですが、ものすごく手間暇かけて撮ってます。
私としてはよくわからないので途中ちょっとうんざりしてしまいましたが、歴史を肌で知る人々にとっては、つまり旧ユーゴスラビア界隈の人々にとっては、かなり刺さる映画なのではないかと思います。部外者お断りの映画です。
この映画は旧ユーゴスラビア内戦中に制作されたという。そのことからも、最後の半島から一部の陸地が切り離されていくシーンは、その島にいる人たちが、いずれ折り合いをつけ(別々の国なるが)、隣人として暮らすようになるという暗示であるようにも思える。
日本列島はユーラシア大陸から切り離された島が、フリィリピンプレート上の島とぶつかってできたものだ。何もなかったこの島は、南方からの黒潮での流入と、大陸からの避難場所場所という位置づけで、縄文人も弥生人も、ユダヤ人もペルシア人も、その他の渡来人も、それぞれの文化を吸収しつつ折り合いをつけて暮らしているのが日本とも言える。旧ユーゴスラビアとの違いは、物理的に海にかこまれているがゆえに、源平合戦、戊辰戦争など、幾多の内線はあったが、別々の国にはならず、折り合いをつけざるを得なかったということだろう。
最初のうちは「ブラックユーモアは秀逸だが、歴史ものとしてはどうか?」と思っていたが、映画を見ながら考えていくにつれて様々な暗喩に気づかされ、歴史に翻弄された人々の悲哀を毒のあるユーモアを通じて描いた名作だと思えるようになった。
監督としては「ユーゴの悲劇は、第二次世界大戦がもたらした歪みが噴きだしたものだ」という考えなのだろうか?
ラストシーンからは「あの戦争さえなければ、こういう未来だってあり得た」という思いが感じ取れて、落涙を禁じ得なかった。
フィクションに限って言えば、ユーゴスラビアを描いた作品でこれ以上のものはないと思う。
同行者「ここ数ヶ月で一番良かった」
私「ここ数ヶ月?!これまでで一番だよ!」
「20世紀のベストテンに入る」と言われる本作ですが、そのベストテンには黎明期の作品や「初めての○○使用作品」みたいなものが当然含まれるでしょうから、純粋に作品の良し悪しだけで言えばベストファイブと言っても過言ではないはずです。上の会話の通り、私個人の観た中ではこれまでのベストです。テーマと娯楽の両方をこれだけ満足させられる作品は他に知りません。
先日、日本初上映された完全版(TV用に6回分5時間超に再編集されたもの)も観ました。映画で途中をぶった切られていた部分の辻褄が合い、ドラマツルギーとして、また人物の泥臭さを描く点では映画版を超えていると思いました。
が、こちらの映画版はストーリーの流れを省略したことで逆にエピソードがより象徴的、寓話的になり、そのおかげで芸術性は高くなったといえます。特に「祖国がなくなってしまった」ことの嘆きは、映画版の方がより痛烈に感じられます。
新作映画も公開され、バンドとしての来日もあったことですし、未観賞の方もぜひこの機会にご覧ください。
完全版(HDマスターは存在しないとのこと)もSDでいいから発売してほしいなぁ...
映画自体はかなりポジティブになるよう作られていますがどうやっても痛々しさが伝わってきます。
歴史を知らない人間にとってはちょっと高い知識が求められるので大変でした。
最後のメッセージが印象的で励ますような内容になっているので感慨深いものがあります。