昭和ライダーの内ストロンガ―だけは
機会を損ねていたのですが、今回条件に合った中古が
売り出されていたので購入。
買い損ねて6年経ち、
昭和ライダーの真骨彫版の展開も始まったので
真骨彫ストロンガ―を待つか悩みましたが
今商品は何かと細身で造形された他のSHF
昭和ライダー商品とは異なり、
わりと劇中寄りのプロポーションで造形されているので、
他の真骨彫ライダーと並べて
あまり遜色ないかなと購入を決めました。
背丈も旧版アマゾンや旧版の新1.2号にX辺りは
真骨彫版の新1.2号やアマゾンよりも若干小さいので
並べると背の小ささが気になりますが
今商品のストロンガ―は真骨の昭和ライダーと
同サイズなのでスケール的にも問題なし。
真骨彫化の際にはエフェクトが省略されるだろうというのも
購入の後押しになりました。こちらのエフェクトは
魂エフェクトシリーズのサンダーとはまた違う
一回り小さいエフェクトなので、
こればこれで様々なシーンの再現に重宝しそうです。
造形再現度に関して気になる点といえば
唯一、角から伸びる鼻先部分の細さですが
他のライダー商品を始め、真骨彫版も含めて比較しても
充分許容レベルと言いますか、
真骨彫も割と劇中とは少し違った造形だったりするので
今商品の造形は現在でも通用するレベルと感じました。
プロポーションに関しても真骨彫版は
アマゾンなど太ももが太くなり過ぎたりする事もあるので、
6年前の今商品もまだまだ見劣りしないと感じますね。
また、真骨彫版は造形優先で可動域が
旧版より低下する傾向が強いので
アクション性と造形の両立という点では
今商品は今後、真骨彫ストロンガ―が出ても充分
購入選択肢に入る商品ではないかと思います。
値段も品薄による高騰がなければ真骨彫シリーズの半値ですし
コスパも大変素晴らしいです。
アクション性についてはデザイン上の制約で
肩周りの可動制限があるストロンガ―を見事な
アイディアで可動域を確保していると感じました。
両胸にダブルボールジョイントでプロテクターを
別パーツ接続し、肩外側にも可動を設ける事で
予想以上に劇中ポーズを再現出来ます。
実際、本物の劇中スーツもプロテクター内を
綿にする事で腕の可動を妨げない処理はされていましたが
それでも劇中でスーツアクターさんは
正面の敵に指をさすポーズなどでは
腰を捻る事で曲がり辛い腕の向きをカバーし、
胸のプロテクターを大きく歪ませてまで
腕だけを真正面に向ける事はほとんどなかったので
ポージングの際には商品の腰を同様に捻れば
劇中に近いポーズをとらせる事が可能です。
天に指をかざす時も同様に腰と腹部を上に捻ると
腕を天にかざす事が出来ます。
劇中同様に腕だけでなく腰の捻りも入れる事で
ストロンガ―らしいポーズが決まるかと思います。
言い方を変えればデザイン上の制約の下、劇中再現に
必要な可動域は確保出来ているのではないでしょうか。
可動域の制限はむしろ肩周りではなく
股関節周りに私は感じました。
上着の裾が太ももまで伸びているので
裾が軟質素材とはいえ、弾性が邪魔して
多少の可動制限があり、エレクトロファイアー等の
立ちヒザが少しポージングし辛いです。
ただし上着の裾を硬質パーツで再現していた
同シリーズのXライダーなどと比較すれば
股関節・太もも周りの可動は大きく向上していますし、
股関節引き出し機構を廃した真骨彫では
コレを下回る可動域になっているので
現状、最上位の昭和ライダー股関節だと思います。
付属品についてはマフラーが
もう一種欲しかったとは思いますが
サンダーエフェクトと手首の数を考えれば
充実している方だと思います。
出来たら真骨彫ストロンガ―の発売を待ち、
キチンと比較した上で今商品の購入検討が望ましいですが
さすがにそれまで市場在庫が残っている可能性は
低く、その頃には品薄高騰化を極めそうなので
興味のある方は品切れになる前に御検討をオススメします。