パリジェンヌ [DVD]
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フォーマット | ブラック&ホワイト, 字幕付き |
コントリビュータ | セルジュ・マルカン, アンリ・ティゾ, ジョニー・アリデー, ダニー・サヴァル, クロード・バルマ, クリスチャン・マルカン, フランソワーズ・ブリヨン, ポール・ゲール, マルク・アレグレ, オルガ・ジョルジュ=ピコ, ミシェル・ボワロン, ダニー・ロバン, ダリー・コウル, エリナ・ラブルデット, ジャック・ポワトルノー, ホセ・ルイス・デ・ヴィリャロンガ, ベルト・グランヴァル, フランソワーズ・アルヌール, カトリーヌ・ドヌーヴ, ジャン・ポワレ 表示を増やす |
稼働時間 | 1 時間 37 分 |
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商品の説明
パリジェンヌの恋の行状を4つのエピソードで語るオムニバス
カトリーヌ・ドヌーヴの初々しい下着姿も収録された必見の秘蔵作 !!
1. エラ
エラ ( ダニー・サヴァル ) はパリの踊り子。毎夜パリのキャバレーで踊っている。
ある日、出勤前のエラは車が拾えず、客の乗っているタクシーに強引に乗り込んだ。
そんなことが縁で、その夜客の紳士とエラは、彼女のアパートでドンチャン騒ぎ。
翌朝になって、エラはその紳士がアメリカの大プロデューサー、パーカーと知り驚いた。
二人は飛行機でアメリカへ…。
監督 : ジャック・ポワトルノー
出演 : ダニー・サヴァル
2. アントニア
アントニア ( ダニー・ロバン ) は十六区のレジャー・マダム。
彼女の夫ピエールは美容整形の医者で、二人の仲はまず円満。
ある日、ゴルフに出かけた二人は、彼女の以前の恋人クリスチャンに出逢った。
その日は何事もなかったが数日後、クリスチャンがアントニアは
色事が下手だと言っているのを聞いたピエールは大ふんがい。
監督 : ミシェル・ボワロン
出演 : ダニー・ロバン
3. フランソワーズ
フランソワーズ ( フランソワーズ・アルヌール ) は、
男性に弱いパリジェンヌ、久しぶりに故郷のパリにやってきた。
恋人フランクと一緒にニューヨークに住んでいた彼女は、夫が旅行中の寂しさから
パリ帰りを思いたったのだ。彼女のパリの友人ジャクリーヌは、
そんな彼女をバカだときめつけ、自分の完全無欠な恋人ミシェルを彼女に紹介した。
監督 : クロード・バルマ
出演 : フランソワーズ・アルヌール
4. ソフィー
ソフィー ( カトリーヌ・ドヌーヴ ) は、パリの女子学生で恋に憧れる年頃。
そんなソフィーを刺激するのは、母親とその恋人ルイだった。
ある夜、ルイから母親に宛てたラブレターを拾ったソフィーは妙案をたてた。
これを学校で落とし自分の株を上げようというのだ。
計画は当たったが、ヒョンなことから今度は本物の恋が彼女を訪れた。
監督 : マルク・アレグレ
出演 : カトリーヌ・ドヌーヴ
製作国 : フランス
収録時間 : 97分
出演者 : カトリーヌ・ドヌーヴ、ダニー・サヴァル、ダニー・ロバン、フランソワーズ・アルヌール
監督 : マルク・アレグレ
仕様 : モノクロ
吹き替え : なし
字幕 : 日本語
言語 : 仏語
登録情報
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4961523296010
- 製造元リファレンス : HBX-101
- 監督 : ミシェル・ボワロン, マルク・アレグレ, ジャック・ポワトルノー, クロード・バルマ
- メディア形式 : ブラック&ホワイト, 字幕付き
- 時間 : 1 時間 37 分
- 発売日 : 2012/6/28
- 出演 : カトリーヌ・ドヌーヴ, ダニー・サヴァル, ダニー・ロバン, フランソワーズ・アルヌール, ジョニー・アリデー
- 販売元 : エー・アール・シー株式会社
- ASIN : B0087ZO2DQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 27,218位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,456位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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DVDですが、開封してすぐ落胆…ケースにスレや不自然にポコポコしたケース、やや大きめの凹み後、取扱説明書等も無し、ディスクには小さいホコリ、 新品だと思ったのに、まさか中古品ですか?笑、この値段だから割り切れますが正直ガッカリ…コレクションするつもりだったのでケースは入れ替えて使います。
まず、プロットが秀逸です。
・エラ
サンラザール駅から始まる、エキセントリックな踊り子と実はハリウッドの大物プロデューサーの物語。
サンラザール駅にはTGVは発着せず、バンリュー(パリ郊外)の住まいとパリとの行き来に利用する人が多い地元の人たちのパリ・ターミナル駅です。
クリシー大通りのキャバレーの踊り子Ellaは出勤時間に遅刻、駅前でタクシーが捕まらず、もう客が乗車しているタクシーに無理やり乗り込みます。
サンラザール駅からRue Blanche、ムーランルージュの辺りまではタクシーを使うほどの距離ではありませんが、まるっきり逆方向に行くつもりだったムッシューは彼女に付き合います。
『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』のようなオードリー・ヘップバーン作品のようなムードのあるストーリーです。
男は、エキセントリックでADHD傾向のある女性に惹かれるところがあります。
注意欠落で多動症な人は、それだけ自意識や邪念が薄く、ピュアなものですから。
そしてヒッチコックなどがよく用いる「巻き込まれ型恋愛」も男の潜在的な願望です。
こういう女性に巻き込まれ振りまわされたいという「夢」があります。
一方、少女は普遍的にシンデレラ願望を持っているものです。
シンデレラの本名は?
・・・Ellaです。
・アントニア
郊外のゴルフ場に向かうフェラーリ250GTEから始まる裕福な夫婦と妻の元恋人の物語。
ゴルフ場で夫婦が出会ったのは、妻アントニアの元恋人男性。
遊び用にフェラーリのコンバーチブルを持つような夫ですが、元恋人は体格も顔も優れ、いかにも二枚目です。
偶々この二人がコンペに出場することになります。
さて、ゴルフコンペの結果は?
フェラーリ250GTOならば現在では数十億円の落札価格、GTEでも5千万円ほど、カーマニア垂涎の的の一台です。
富裕層は、ショーファー・ドリブンカー(お抱え運転手付き)と、ドライバーズ・カー(自分で運転するレジャー用)と二種類持つわけですが、普通こうしたレジャーの設定ではベントレーを用いると思われるところ、フェラーリのコンバーチブルとは、この映画安くない、かなり演出に凝っているものと言えます。
アントニアの語源antonomasia=「換称」は、呼称のパラフレーズのような修辞技法、ドヌーブを「偉大なる女優」や「フランスの宝」と呼ぶようなこと、転じて優位に立つということのようです。
フランス国内でこのエピソードは、男の心理を巧みにコントロールしてコンペの勝敗結果をアントニアが出したと捉えられています。
ネタバレになるので詳細は申せませんが、非常に賢い奥さんだったとだけ。
この夫婦の将来は安泰でしょう。
ITベンチャーをスタートアップするとか、仮想通貨で億り人になるだとか、結果セカンドカーにフェラーリを持ったところで、ニューリッチにはなれても高貴な人にはなれないということを、ヨーロッパの人たちは元より知っています。
オナシスは「金で上品さは買えないが、それが無いことを許容する寛容さは買える」と言いました。
アメリカの宝ジャクリーンを妻にめとっても尊敬は得られなかった彼ならではの、究極の悲劇的一言だと思います。
アントニアのような、賢さと勇気を持ち、あっという間に行動し、簡単に成し遂げる仕事ぶりの女性を妻に得るに相応しい男が、言わば貴族の本質なのかもしれません。
・フランソワーズ
パリ空港から始まる物語。
シャルル・ド・ゴール空港が開港する前のAEROPORT DE PARISは、現在のオルリー空港です。
現在ではORLY SUDに文字看板が置き換えられている南ターミナル、設計はアンリ・ヴィカリオ。
ミッド・センチュリーの時代も終焉に差し掛かっていた頃ですが、この頃のモダニズムは良いものですね。
ニューヨークの嫁ぎ先からパリに遊びに戻ってきた恋愛に奥手のフランソワーズに、エレガントな有閑マダムジャクリーヌは完璧なボーイフレンド、ミシェルをあてがいます。
ドライバスが素敵な、フォシュ街と思われる家です。
ドライバスは、部屋の中にバスタブを設置したような、最近ではリゾートホテルや高額コンドミニアムの定番スタイルの一つになっていますが、マリー・アントワネットが嫁いで来るまでフランス人には入浴の習慣が無かったそうですから、こういうスタイルは自然に発生したのだと思います。
日本の住宅はガゲナウやミーレでキッチン「武装」するようになっても、お風呂場はホームセンターなどで買ってきたプラスチックの椅子に座って洗い桶のスタイル、そこは変え難い日本文化なのか、殆ど進化がありませんね。
ダサいのに当時のパリジェンヌ憧れのニューヨークで楽しく暮らす友人へのやっかみもあったのか、まさかミシェルが彼女になびくわけなどないと、半ばからかうつもりだったジャクリーヌ、ところが一枚上手だったのは・・・。
サガンを思わせる、さらに視聴者の予想の上を行くエンディング。
Françoiseは、まさにフランソワーズ・サガンのような、あるいはいかにもフランス女性らしいという意味でしょうか。
・ソフィー
セーヌ川を行くバトームーシュから始まる物語。
恋に恋する年頃、同級生に見栄を張りたい年頃、18歳のカトリーヌ・ドヌーブが実年齢の女子高生を演じています。
その見栄から、自分には愛人がいてアパルトマンを借りて逢引していると、ソフィーは同級生をかつごうとします。
まるで『ウェストサイド物語』のような、パリとは思えぬニューヨーク式のアパートの窓外の避難通路を伝って窓から入り込んだのは、フランス国民的歌手のジョニー・アリディ。
フランスのレビューサイトを見ると、ドヌーヴより「JH」目当てでDVDを買ったというような方が散見されます。
なぜセロリを齧り、牛乳を飲みながらジョニー・アリディの歌を聴くのか、そこのドヌーブの演出の意図がわからないのですが、面白いです。
興味深いのは、小さな冒険を経験したことで一夜にしてソフィーは成長し、大人になった彼女にとってはもう恋愛競争をしているようなクラスメートたちなどどうでもよくなり、相手にもしなくなるところです。
この年代には、そうして僅かな時間の間に少女から大人の女性になることが実際にあると思います。
それがテーマになっていると思います。
ソフィーとは勿論フィロソフィーと同源、知恵という意味です。
『ソフィー』の脚本に参加したロジェ・ヴァディムとドヌーヴは本作で出会ったとのこと。
ロジェのwikiサイトフランス語版にはドヌーヴは17歳だったと書かれてあり、別のサイトなどを見ると61年から交際が始まったとのことですから、本作は61年から制作がスタートしていたということで整合するのだと思います。
ブリジット・バルドー、ドヌーヴ、ジェーン・フォンダ、他二人、世紀の女優たちを射止めた世紀のプレイボーイの書くものは流石というところ。
BBはジャン=ルイ・トランティニャン~ゲンズブールと、ドヌーヴはマストロヤンニと。
「レッセフェール(為すに任せよ=自由放任主義)」のお国柄です。
今のフランスにはこうした無頼で豪放な大物が見当たらなくなって、少し寂しいです。
思えばITエンジニア、いわばオタクが世界の覇権を握る時代なのでしたね。
メラニー・ロランとオードリー・ヘップバーンを足した、あるいは掛けたような、華奢で可憐な十代のカトリーヌ・ドヌーブの美しさは尋常ではありません。
少年時代に洋画劇場で何度も観た『シェルブールの雨傘』の彼女に、どこがそれほど?と疑問を持った印象を半世紀近く引きずっていましたが、間違っていました。わかっていませんでした。
完璧です。
『シェルブール』の彼女の役柄や、全て吹き替え(原語でも)の歌による完全ミュージカル映画への抵抗があったのかもしれません。
非常に優れたコメディ映画。
アメリカのコメディのようなチープなおとぼけサウンドやパリジェンヌたちのはしゃぎ方にミスリードされますが、フレンチのレトリックの奥深さと含蓄をあなたたちに理解できますか?とでもいうような挑戦状、JHやドヌーヴのファンたちが楽しめるアイドル・コメディのような体裁の皮を被って、アメリカ文化やクリエーターたちへの痛烈な皮肉が内包されています。
いえ、娯楽芸能作品であってもとてつもないレベルを持っている、無意識レベルの高さがフランスにはあるということでしょうか。
ゲンズブールの『夢見るシャンソン人形』など連想しました。
Amazon.co.jp取り扱い¥509(送料込み)とは。
新品です。
フランス贔屓の方にも、そうでない方にもお勧めします。
4話のオムニバスで、パリジェンヌの乱れた性生活をコミカルに描いた作品。
1話目の主役の女が高い声でまくし立てるわ、落ち着きなくバタバタ走り回るわで、鬱陶しさが並大抵のレベルじゃなかった。 耐え難いです。
全体的にしょうもない不倫とかそんなんばっかりのストーリーだし、映像にもセンスがなくて、今まで見てきたゴダール、トリュフォーなんかがいかに洗練された作品だったのかがわかった。 なんかダサいです。
4話目の主演が若き日のカトリーヌ・ドヌーブで、確かに美しいのだけれど、なんか色気がないし、ツイスト踊ってる姿は滑稽だった。
昭和のお茶の間のちょっと下品な昼ドラみたいな、どうでもいい感じでした。