これまでのファンタジーなドタバタから今回はSFチックなお話になります。
時系列上ではBD/DVD第一巻のベリーショート直前のお話ですね。
人類が衰退してしまった背景がサラリと描かれてたりもします。
今巻までは、そしてこれ以降
アニメでは原作半巻分のお話を概ね2話(BD一巻分)で描かれる中
今回は原作第三巻丸ごとをアニメ2話分で語っているため
正直、原作の情報量を表現し切れてはいません。
ややダイジェストな内容になってしまい
原作でのサバイバル内容やSF的ギミックが省略されたのは残念でした。
ですが、後半に動きのあるバトルシーンを見せて
全体的には飽きさせない構成になっていると思います。
オチの部分もしっかりと説明をし、時間的余韻を設けていて
上手くまとめられていると思いました。
情報量不足の部分は・・・。まぁ、原作で補完しまょうかw
TV版との違いは服の色ミスの修正や字幕による時間経過の説明等で
あまり大きな改変は見られませんでしたが
元々ゲストキャラの作画もしっかりしていたので
愛らしいP子さんと暑苦しいO太郎さんを違和感なく楽しめます。
特典の小説はアトラクションで町興しをしている村のお話。
行政のカラクリなど黒い部分もチラ見せながら
まさにジェットコースター的なドタバタが繰り広げられます。
わたしちゃんの辞世の句「…やだなぁ、もう」は
歴史的名言としてマイリストに登録されましたw
ミニアニメ「じゃくにくきょうしょく#3」は
0f状態でありながら前回の危機を脱出して冒険談は続きます。
げっ歯類ふぜいに対する容赦のないわたしちゃんに涙します。
コメンタリーでは妖精さん役等で出演された声優
明坂聡美さん、金元寿子さんが愛らしい声を披露されています。
今回のアフレコ収録時の苦労話が聞けますが
仕切り役の監督/シリーズ構成の方はいらっしゃらないので
前回に比べてかなり緩いコメンタリーになっていますね。
評価は少し辛めの☆4つを付けていますが
☆4.8くらい楽しめたBD第三巻でした。