Kindle 価格: | ¥660 (税込) |
獲得ポイント: | 7ポイント (1%) |

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
民主の敵―政権交代に大義あり―(新潮新書) Kindle版
- 言語日本語
- 出版社新潮社
- 発売日2009/6/30
- ファイルサイズ209 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
Amazon 新生活SALE (Final) を今すぐチェック
この商品を買った人はこんな商品も買っています
商品の説明
抜粋
司馬遼太郎さん
藤沢周平さん
山本周五郎さん
どなたも私の大好きな小説家です。
実は私は、この三人の小説には政治家に求められる最低限の資質が凝縮されていると思っています。
一つは、夢。司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』『竜馬がゆく』の世界です。このスピリットを持っていない人は、そもそも政治家失格です。
もう一つは、矜持。『たそがれ清兵衛』がごとき、藤沢周平さんが描く、凛とした侍のたたずまいです。政治と金の問題は飽きずにくり返されます。江戸時代の市井の下級武士の矜恃を持っているかどうかです。
最後の一つは、人情。『赤ひげ診療譚』『さぶ』など、山本周五郎さんは人情の機微を描きました。国民のために働くなどと言うのであれば、これがわからないと、血の通った政治はできません。
私自身、いまだすべてを備えているとは言えません。落選も経験しましたし、数々の失敗をくり返してきました。
そんな私が政治家として行き詰まりを感じたり、悩んだとき折に触れ、励ましてくれたのが、三人の小説だったのです。
三人の小説に共通しているのは、民衆の気持ちがわかっているということです。
現在、民主党は結党以来、最も政権に近づいているといわれています。これまで何度も政権に近づきながら、自らの失策でチャンスをものにできずにきました。
もしかしたら、それは、私たちに夢・矜恃・人情のどれかが欠けていたからかもしれません。
しかし、今の自民党の政治家を見渡して、はたしてこの三つの資質を備えている人がどれだけいるでしょうか。世襲の総理大臣の物言いからは、どこか国民を見下した印象を受けます。麻生総理に限らず、苦労知らずの世襲政治家ばかりでは、とても民衆の気持ちを汲んだ政治は行えません。
また一部の既得権集団の利害ばかりを優先するシステムが、政官業あらゆる分野で強固な汚れのようにこびりついてしまっています。この汚れは戦後数十年かかって作られたものですから、少々の洗濯では落とすことはできません。こうしたシステム、そしてそれを支える勢力は、わが民主党の敵という以前に、主権者である民衆の敵です。この汚れを丸洗いするのに、もっとも有効な手段が政権交代なのです。
民主党に対しては今でも様々な厳しい意見があることは承知しています。
「キャリアがない。本当に任せられるか不安だ」
「保守政党というのならば、自民党と連立してもいいではないか。少なくとも社民党よりは近いはずなのに、なぜ連立をしないのか」
「結局のところ、自民党出身者が牛耳っているじゃないか。何が違うというのか」
「大体、誰がやっても同じだよ」
私は当選以来、一貫して「非自民」の立場で活動をしてきました。一方で保守政治家であるとも自負しています。
なぜ自民党と組んではいけないのか。なぜ民主党でなくてはならないのか。本当に民主党は信用できるのか。
本書ではこうした疑問に対して、一つの解答を示していこうと思っています。
登録情報
- ASIN : B0099FJKRQ
- 出版社 : 新潮社 (2009/6/30)
- 発売日 : 2009/6/30
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 209 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効にされていません
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 188ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 77,685位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
典型的な野党視点の現状批判。政権交代によって解決できるという大義名分。
はたして与党となり、さらに総理になでなってしまった今、この野党視点でどこまで国政を賄えるのか。
今のところ、保守的政権である野田政府。自民党とさして変わらぬ政策運営をみる限り、政権交代の意味はなしてないのではないか。
今後に期待。するしかない。
政権交代とは「国の資源配分を変えること」であり、だからこそ「非自民」が与党になること
に大きな意義があるとのこと。つまり政権交代なしには、高度成長型の予算配分を与党も官僚
も自ら変えることはできないという考え方のようです。
野田氏の政治的立場は日米関係重視し集団的自衛権を認めるべき時に来ている等、かなり保守
色が強く、現実主義者的な意見が多く見られます。
総選挙が近づくなか、「政権交代に期待するが、民主党に政権担当能力があるのだろうか」が
多くの有権者の疑問だと思いますが、そのような方には是非ご一読をお薦めいたします。
ただ、民主党には全く異なる意見をお持ちの方も多く、どの政党に投票するかは、やはり微妙
な問題であることに違いはありませんが・・・・
「自衛官の家庭に生まれ
早大在学中には新自クの思想に共鳴(且つその蹉跌に失望)した著者は
その後松下政経塾、千葉県議を経て日本新党から国政に踏み出す。
自民党を戦後システムそのものと規定し
そのひずみを是正するためには政権交代しかないと説く野田氏は
自らを「保守・非自民」と位置付ける。
20世紀における社会主義の
そして今世紀初頭における市場原理主義の失敗を踏まえて
彼が提唱するのは「中庸」である。
社会党崩れも少なくない民主党にあって信頼できる数少ない政治家
それが「ポスト・ポスト鳩山」の呼び声も高い野田氏である。」
そして主権者は現実に政権交代を選択し
菅政権頓死のカウントダウンと共に野田氏は「ポスト・ポスト鳩山」の有力候補となった。
しかしこの間の野田氏の身の振り方には大いに失望している。
「脱小沢」なる軽佻浮薄にして陰湿な動きに同調した上
すっかり財務省に取り込まれてその代弁者に堕し
このデフレ下で消費税増税を唱えるなど政治家としてのセンスを疑わざるを得ない。
彼の提唱する大連立についても
今般それを推進してきたのが仙谷官房副長官である点に危惧を感じる。
一方で野田氏自身は健全な国家観、歴史観の持ち主と見受けられ
その点では安心感はあるのだが
仮に民自公連立となった場合
党内左翼分子や公明党に引き摺られて彼自身の国家観と逆の方に行ってしまうことが
絶対ないと言えるのか。
また一般論としては衆参捻れ対策として連立が絶対不可とは言わないものの
「民自公」では翼賛政治である。
「民自」(第1党+第2党が大連立の常道であろう)か
「民公+α」で自公離間を図るのが戦術的にも上策ではなかろうか。
何れの場合でも今まで政権を支えてきた国民新党を弊履の如く捨て去るのは信義上許されないし、
特に「民公」の場合、外国人参政権の如き国家破壊的政策の実現を阻む役割を国民新党には期待したい。
本書自体は悪くなかったのでこの評価。
野田氏自身に関しては
ここで「民自公増税政権」のボロ神輿として担がれ消費されるのは惜しい。
報道によれば仙谷氏は来年満を持して前原前外相を擁立するまでのつなぎとして野田氏を利用する腹の由。
野田氏の自重を期待したい。
この本の著者野田佳彦氏がこの本の後総理大臣になって鳩山・菅元総理とどう違ってくるのか
財務大臣から総理大臣へと上り詰めた著者がわかりやすい言葉で書いた著書です
この中で田母神さんが持ち上げられていることについても
論文内容について言及されていました
震災によって先延ばしになったTPPなど 偽メール事件についても触れていますが…永田議員とはなくなる寸前まで
交流して毎年合うことを約束してたさなかのことだったようですが…
財務大臣として君臨された著者ですが「注視」するだけで 4兆円の単独介入も失敗に終わってますし
単独介入はあまり効果なし。できれば強調介入しなければ意味がないだろうと
民主党は外国人参政権などを与えたりなにやらきな臭い献金の話が尽きないという問題も抱えています
公務員制度改革について言及されていましたがその改革派の古賀さんを枝野さんが切ってしまうとか
驚いてしまいます 野田さんしっかりしてください