NHK大河ドラマ 平清盛 完全版 DVD-BOX 第壱集
フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | 松雪泰子, 藤木直人, 柴田岳志, 松山ケンイチ, 檀れい, 玉木宏, 三上博史, 中井貴一, 岡田将生, 渡辺一貴, 中島由貴, 松田翔太, 深田恭子 |
言語 | 日本語 |
ディスク枚数 | 8 |
稼働時間 | 20 時間 31 分 |
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商品の説明
壮大なスケール、魅力的なキャラクターの数々、大河ドラマ -平清盛-
まだ誰も知らないサムライ誕生のドラマが、ここに始まる。
〈収録内容〉
DVD8枚組(本編7枚+特典1枚)
【ストーリー】
今から900年前、貴族政治が混迷を極めた平安末期、1人の男が現われ、この国の行く先を示した。平清盛(1118年 - 1181年)。武士が低き階層と差別されていた時代、人の心をつかむことに長(た)けた清盛は、瀬戸内の海賊を束ね、やがて武士の頂点に立ち、そして日本の覇者となる。巨大な港を築き、海外に繰り出す夢を描き、海に浮かぶ荘厳華麗な厳島神社を造営、宋(中国)との交易で巨万の富を築く。争いでもなく、階層にこだわるのでもなく、交易こそがこの国の豊かになる道だと人々に説いた男。同様の志をもった、織田信長の遥(はる)か400年前、坂本龍馬の700年前の話である。「平家物語」ではアンチヒーローとして描かれていた男に新たな光をあて、歴史絵巻から解放された、躍動感とエネルギーにあふれる男として描く。
【キャスト】
松山ケンイチ/玉木 宏/深田恭子/松田翔太/藤木直人/檀 れい/松雪泰子/中井貴一
阿部サダヲ/山本耕史/武井 咲/上川隆也/小日向文世/松田聖子/和久井映見/三上博史 ほか
(語り)岡田将生
【スタッフ】
作:藤本有紀/音楽:吉松 隆/題字:金澤翔子/語り(源頼朝):岡田将生/制作統括:磯 智明、落合 将/演出:柴田岳志、渡辺一貴、中島由貴
【映像特典】
○PR番組 こうして生まれた「平清盛
○ドラマチック・アクターズ・ファイル 松山ケンイチ×3
○ドラマチック・アクターズ・ファイル 玉木宏
○ドラマチック・アクターズ・ファイル 藤木直人
○ドラマチック・アクターズ・ファイル 山本耕史
○よみがえる平氏の大将船 ~大河ドラマ・瀬戸内ロケ~(広島局制作「金曜スペシャル シリーズ平清盛」より)
○未放送シーン集
○VFXメイキング
○ノンクレジット・オープニング
※Blu-ray-BOX第壱集収録の特典と同内容です。
■製作:2012年 日本
■Disc枚数:8枚
■画面サイズ:16:9 LB
■収録時間:本編約1,231分
(C) 2012 NHK
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございます。
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 621.42 g
- EAN : 4988102101862
- 監督 : 柴田岳志, 渡辺一貴, 中島由貴
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 20 時間 31 分
- 発売日 : 2012/11/21
- 出演 : 松山ケンイチ, 玉木宏, 深田恭子, 松田翔太, 藤木直人
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : ジェネオン・ユニバーサル
- ASIN : B009AR2PAC
- ディスク枚数 : 8
- Amazon 売れ筋ランキング: - 212,549位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 10,619位日本のTVドラマ
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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今まで僕が「大河ドラマ」というものに対して持っていたイメージは、歴史マニアが自分が持っている豊富な歴史的知識をひもといてドラマの進行とともに歴史のパズルを埋めていく、そんな「お勉強臭いドラマ」といったイメージだった。
しかし残念ながら僕にとっての平清盛は、「学校の歴史の教科書に出て来た人物」といった程度のものでしかなかった。それが幸いしたのかどうか分からないが、この『平清盛』というドラマは、純粋な人間ドラマとしてスゴく楽しめた。
ネタバレになるのでここではストーリーについての詳述はしないが、登場人物たちの野望や挫折といった心の葛藤、そして運命と呼ぶにはあまりにも悲しすぎる、あの時代を生きた人々の避けがたい軋轢が織りなすストーリー展開は実に面白いく、しかも感動的で、それをただの歴史の中の人物としてではなく、血のかよう1人の人間として描いているところがいい。もちろん歴史の年表の中に残る数々の事件をも、それを起こした人間たちの心の側から描いていて、シナリオがとてもよく書けていると思った。
また「汚い」と不評だったらしい映像も、従来の奥行きのないノッペリとした単調なビデオ映像と違って、当時の空気感をリアルにうまく表現できているように思えるし、またカメラワークも素晴らしい。寝殿造りの内部のシーンでは、『源氏物語絵巻』の構図である吹き抜け屋台を思わせる、天井から俯瞰に撮影するアングルが効果的に使われ、映像の芸術性を高めている。
そんな映像を吉松隆の音楽は実に繊細に、映像の奥にある何かを見事に引き出しているし、かつ、とても美しい。
それは音楽に限らず、美術に関してもしかりだ。衣装や小道具、調度品、そして寝殿造りの内部の明暗。どれも、当時の平安時代の気配と、そこに息づく登場人物たちの存在感を引き立てている。
ただし、たとえば得子が成人女性が身につけるべき鮮やかな赤色の袴を身につけず、少女が身につけるべき濃く暗い赤色の袴を身につけていたり、まだ正座をする習慣のなかったこの平安時代の女性たちがみんな正座をしていたりと、有職故実から見るとあり得ないことも多々あったが、これは現代に生きる我々視聴者が見るドラマの演出効果として必要だったのだろう。
得子の暗い赤色の袴は彼女の底意地悪い性格をよりいっそう際立てていたし、有職故実に従って登場する高貴な女性たちがみんな立て膝をしたり胡座をかいて座っていたら、正座を見慣れている我々視聴者の目には、無作法な、礼儀知らずの女性たちとして、違和感を感じたかもしれない。
実は僕は、このDVDを注文する前に、このドラマの評価についてネットでいろいろと調べてみたのだが、DVDを見終わった今、なにゆえにこのドラマの評価がそんなに悪く、視聴率も史上最悪だったのか、正直言って僕にはわからない。
そんなネットのあるサイトによると、視聴者になじみのない時代の大河ドラマは視聴率が低いのだそうだが、それが意味するところは、やはり大河ドラマというものがあくまでも「歴史好きのための歴史ドラマ」だということなのだろう。そういう意味で、平安末期という時代は、なじみがなかったのか……?
それにネットには史実を無視しているという批判も多々あったが、もしかするとこのドラマには、無知な僕にはわからない史実との相違点がたくさんあって、豊富な歴史的知識をもっている視聴者には見続けるにたえなかったのか……?
もしそうだったとしたら、それはとても残念なことだ。これはドラマである。ドキュメンタリーではないのだ。
歴史の中のある人物の、何をどう切り取り、それをどう膨らませ、何をどう表現し、視聴者に何を伝えるか。それが芸術作品としてのドラマを製作する者たちの仕事であり、そこが腕の見せ所である。
もちろん史実をもとにしてはいるが、物語を、また視聴者に伝えたいことを、より明確に、より感動的に表現するために、史実を少し脚色し、有職故実からも少し逸れる。それを当たり前だとは言わないが、これがドキュメンタリーではなくドラマである以上、細部の細部まで史実に正確であることよりも、大きく、ひとつのドラマとして視聴者の心に伝わる感動の方が大切だ。と、僕は思う。
それに、ひとつ。歴史マニアをうなずかせる、史実を忠実に追って構成していく「歴史好きのための歴史ドラマ」という従来の大河ドラマの在り方は、いろいろな意味において、そろそろもう限界にきてるんじゃないかな?と、ネットに渦巻く批判を眺めながら、ふと僕はそう思った。
まだDVD第壱集を見ただけだが、このドラマはストーリー的にも、視覚的にも聴覚的にも、実に見応えあるドラマだ。まだ見ていない人はぜひ見て欲しい。ちなみに僕のような歴史的知識のない者にも楽しめたのだから、もしかするとこのドラマは海外の視聴者にも十二分に受け入れられるんじゃないだろうか。「日本のドラマ」として世界に紹介するのに恥ずかしくない、芸術性の高い、感動的で、かつ美しいドラマだと思う。
最後に、松山ケンイチという俳優を、僕はその名前以外に何も知らなかったが、実にいい俳優だと思った。このドラマは彼なくしては、こんなに面白くならなかったんじゃないか?とまで思える。もちろん他の共演者も、それぞれに実にいい味を出していて、物語を盛り上げている。
ただし。松田聖子を何故に起用したのか、その意図がさっぱり分からない。彼女が登場することによって視聴率が上がるとは到底思えないし、このドラマの中での彼女の役所である祇園の女御は、はっきり言って登場しなくても物語の進行にはまったく影響はない。むしろ松田聖子を起用したことによって、このドラマのイメージが少し薄っぺらくなったような気さえする。松田聖子の起用の意図は、僕には永遠の謎だ……。
日本刀の太刀が使われなければならないはずが、韓国製の「剣」が使われている。
平家の公達の格好が朝鮮官吏になっている。
こういうところに韓流という嘘を混ぜてもらっては大変不愉快であります。
しかしこの作品の抱えた問題はこの作品だけのものではなかった。
海外ドラマも圧倒するほどのリアリティを帯びた美術が注目の作品だったが、なぜ、どうして大河ドラマ視聴者になじみの薄い平安時代で最初に実行してしまったのか(その前に幕末を描いた龍馬伝でも近い試みはあったもののここまで徹底はしていない)、という問題である。
この試みがもし視聴者になじみ深い戦国時代、それも三英傑の時代を舞台に実行されていたら、たぶんその後の大河ドラマのリアリティは大きく進歩していたはずだったのだ。が、現実には平安時代になり、本作の主に視聴率を中心としたテレビ番組としての失敗が致命傷となり、大河ドラマは大きく後退する羽目になった。その後のこの枠がいかにきらびやかで現実感のない映像になって行ったかはご存じの方も多いはず。
その意味でこの作品は大河ドラマを衰退させた戦犯であると言える。
精いっぱいの時代考証と、平家物語を始めとした創作物語の一面を
巧妙に織り交ぜた魅力溢れる脚本。
日本を代表しうる一流の俳優陣と、一部の顔だけ俳優陣の競演。
大根が続く人もいれば、輝く若手俳優もいて興味が尽きませんでした。
演出面の一部として、暴力的な描写をも厭わない
紙一重な感情の表現が絶妙に撮影されていて素晴らしいです。
なじみの薄い時代という事でしたが、気軽に見られる
電子百科事典を紐解けば、時代背景はなんとなく理解でき、
さらにそれがドラマで忠実に展開されていく様は
初めての経験であり、面白みは膨らむばかりでした。
私自身は6話あたりから見始めたのですが、
近年の阿呆らしい、視聴者を○○にしたような
大河ドラマを制作していた放送局とは思えない、
日本を代表できる素晴らしい番組でした。
はじめはDVDで購入しようと考えていましたが、
レコーダーを買ってまでブルーレイにしました。
見る時間が足りなくて困っています。
日本の俳優陣に希望が持てた、また、大根は
喋らなければ使い物になると意外な発見があった、
面白い番組でした。
歴史好きなら間違いなくハマる時代劇です。
泥臭くも命溢れ、不器用ながらも強く、精一杯生きていく姿は心揺り動かされるものがあります。
王家の御落胤である自分の出生、血の繋がらない平家の嫡男と言う立場、家族とのわだかまり、ライバルから受けた決定的敗北、上級貴族などの権力者と武士である自分との差、妻との死別、などなど。次から次へと現れる壁に前を阻まれ、時には怒り、情けなく泣き、当たり散らし、絶望に沈む。だがそれでも、その度に清盛は強くなって立ち上がって来る。そのストレートなまでのバイタリティは見ていて気持ちがいいほど。
実にシンプルな主人公像。だからこそいい。
また、主演の松山ケンイチ氏を始めとしたキャストの演技は目を見張るものがあり、年数の経過(歳をとっていく)ごとに一人ひとりが演技の中で細かにそれを現わし、特に松山ケンイチ氏に至っては青年期の荒々しさと、棟梁となってからの貫録のギャップは見ていて面白いものがあります。
大河だから、と言って堅苦しいドラマではありません。20代前半の私が観ても面白いと感じました。
教科書の中では悪役としてわずかしか描かれないものの、その実日本に貨幣を導入し、国際規模で港湾整備を行い、そして武士の世の中の基礎を作った男。それが平清盛。
興味のある方はぜひ何らかの形で視聴してもらいたいと、薦めたい作品です。
泥臭くも命溢れ、不器用ながらも強く、精一杯生きていく姿は心揺り動かされるものがあります。
王家の御落胤である自分の出生、血の繋がらない平家の嫡男と言う立場、家族とのわだかまり、ライバルから受けた決定的敗北、上級貴族などの権力者と武士である自分との差、妻との死別、などなど。次から次へと現れる壁に前を阻まれ、時には怒り、情けなく泣き、当たり散らし、絶望に沈む。だがそれでも、その度に清盛は強くなって立ち上がって来る。そのストレートなまでのバイタリティは見ていて気持ちがいいほど。
実にシンプルな主人公像。だからこそいい。
また、主演の松山ケンイチ氏を始めとしたキャストの演技は目を見張るものがあり、年数の経過(歳をとっていく)ごとに一人ひとりが演技の中で細かにそれを現わし、特に松山ケンイチ氏に至っては青年期の荒々しさと、棟梁となってからの貫録のギャップは見ていて面白いものがあります。
大河だから、と言って堅苦しいドラマではありません。20代前半の私が観ても面白いと感じました。
教科書の中では悪役としてわずかしか描かれないものの、その実日本に貨幣を導入し、国際規模で港湾整備を行い、そして武士の世の中の基礎を作った男。それが平清盛。
興味のある方はぜひ何らかの形で視聴してもらいたいと、薦めたい作品です。