全巻見たがこの巻だけとても面白いので売らずにとっておいている。
元々、ニコ動でカメ五郎さんを発見し見ていたが
そのときの面白いと思ったのが「自然の動植物を食ったり活用できる」という点。
だから自分的にはそこが凝縮されているニコ動そのままのようなこの巻が一番、淡々として面白い。
この作品シリーズは、芸人×カメ五郎という構成でつまり「笑い×自然の楽しみ」である。
この巻以外は無理にでも笑いが追加されており、途中で若手芸人のコント等が入ってくる。
しかし、私からすれば申し訳ないがそういうのがすごく邪魔なのです。自然に対する発見や
驚きも芸人各人の「どうにかどこかで笑いを取ろう」という姿勢がそこかしこに出てきて
邪魔になってくる。
例えば、食べられそうな植物や動物を発見したら、見ている私は「どうやって捕える?」
「どうやって調理する?」「どういう味?」「そもそも食えるかどうかの判断はどうやってつけた?」
など様々な疑問が発生するのだが、(もちろんそういう疑問に答える形でカメ五郎に疑問を呈する
芸人もいるものの)、大半にそういった動植物に遭遇した際に「どうやってボケる?」が先行している
気がして、事実、ボケはじめる。
つまりそのボケ自体が面白いかどうかは置いといて、こちらのモチベーションと別の方向に
話が展開してしまっていて、う〜んとなることが多かった。
(柴田の姿勢はある程度、その「俺が!笑いが!」の姿勢がなく、「自然を楽しむ」寄り
ではあったので救いだったが)
長々と書いたが、結局、カメ五郎一人で淡々と自然を満喫しているこの第4巻が結局は一番面白かった。
もしくは6巻以降も続くのであれば柴田とカメ五郎の二人でやって欲しい。
どうしても芸人を使うのであれば、アメトークに出てたボーイスカウト芸人なんかはどうだろう。