【書籍本編】
全約240ページで4つの章で構成。(あとがきはなし)
前回同様にこれをそのままゲーム化しても何ら問題ない位の出来で、そのおもしろさに時間を忘れて一気に読んでしまいました。
冒頭に見開きで作中のとあるワンシーンがhuke氏書き下ろしカラーで描かれているのがまず嬉かったですね。
話の内容も段々とパズルが完成されて行くかの様に少しずつ埋まっていき続きがドンドン読みたくなるのは流石で相変わらずのおもしろさです。
今回は人工知能ソフトによって擬似的に再現された紅莉栖が登場したり、そこで交わされる会話や岡部の回想シーンなどはファンとしては感慨深いものがあります。
全3巻とのことなので次巻にあたる「無限遠点のアルタイル」で全ての伏線が回収されると思いますが、今の時点で個人的には原作のトゥルーエンドを補完する意味でもこの作品こそ本当の意味でのトゥルーエンドになり得る気がします。
【ドラマCD】
約30分で全4トラック。
前回同様に和やかな未来ガジェット研究所のひとコマといった感じで、アマデウスを交えた落語のあるお話をオチにつけた内容です。
正直書籍本編の出来が良いのでこちらはかなりオマケといった程度に感じてしまいます。
なのでコアなファンでなければ割高のこの限定版よりも書籍のみを購入された方が良いかと。
ただ個人的には作品が大好きなのでまったく散財してしまったという気持ちにはなりませんでした。
今年(2013年)は新作の劇場版とゲームも発売されまだまだ勢いのあるシュタインズゲート。
これほど多岐に渡って触れる機会の多い作品に出会えるのもそうはないので大事にこれからも楽しみにしていきたいと思います。