通常版を発売日に購入、TOPX、なりきりXの両方クリア済みです。
TOPXエディション
良かった箇所
・戦闘のテンポを上げようとしたことは良いと思う。実際バトルリザルトに流れる部分やバトル自体はテンポが上がっている・・のだが(後述)。
・なりきりXと一緒に入っていることでボリュームは非常に多い。
・クレス、クラースに秘奥義追加、ロンドリーネにも用意されている。
悪かった箇所
・戦闘のテンポこそは上がったがバランスがめちゃくちゃ。移動が走りになったので位置を調整しづらく敵も今まで以上に攻撃的になりヘタするとそのままやられることもある。術発動時に止まらなくなったことで今までにできたコンボ、戦術ができなくなるわ、ショートカットの仕様変更でショートカットの待機もできなくなった。
攻略本には今まではコンボの例が色々載っていたのだが今作の攻略本には2個しか載っていない(しかもどっちもクレス)。
・バトル終了時のTP回復量が上がっているが正直、雀の涙程度。
・クラースの秘奥義全員のHP765回復と厳しい発動条件の割りに使えなさすぎ、何故追加したのか、ちなみにミント、チェスター、アーチェ、すずは秘奥義の追加は無い。なりきりダンジョンXでの使い勝手の悪さと良いスタッフはクラースのことが嫌いなのか恨みでもあるのか。
・ロンドリーネがゲストで出た感じが拭えない。加入・離脱が多く、料理もできず新スキットもなし。武器も変更ができず(武器以外は除く)称号も自動入手だけ、終いにはラストバトル直前に完全離脱してしまいそれ以降加入しない上にエンディングでのシーン追加で綺麗に終わっていたのが無くなってしまった。なりきりXとの橋渡ししか思えないというか余計な異物。
・戦闘とロンドリーネ以外の追加要素は無し、システム面での追加要素を増やして欲しかった。メッセージスキップ、イベントスキップ、オート料理など追加して欲しい部分は多い。
・ゲーム序盤でユーグリッドの都に行けなくなった(峠に行くとチェスターに止められる)ので見れるスキットが減った、何故余計なことをした。
なりきりダンジョンX
良かった箇所
・戦闘がスピーディ、TPを廃止してEBGにしたことで技が使い放題空中に敵を打ち上げたりできる。
・クレス達、時空戦士が仲間になるようになった・・・が。(後述)
・勲章による実績でやり込み要素は増えた。
・何よりもディオとメル、クルールがまた登場したこと。クルールはボイスが追加で可愛さがアップ。
・モンスターを仲間に出来るようになった。
悪かった箇所
・ストーリーが原作(GBC版)よりも改悪、原作の設定が壊されてしまい何を伝えたかったのかが分からなくなった。
・クレス達、時空の剣士の扱いが酷すぎる。サブイベントを発生させるとダオスとの戦い後の彼らがどうなったか分かるのだが正直コレは無いと思うぐらいに彼らのその後が酷い。クレスは殺害され、ミントはそれによる絶望からの自殺、チェスターは不明、クラースは研究論文を燃やされ否定されたことによる暴飲からの死亡、すずはプルートとの戦いで刺し違えて死亡、アーチェにいたってはその間眠っていたから回避と何でこうなるの?状態。以前発売されていたノベライズなどの後日談も全否定されるほどの展開。
・クレス達が戦闘メンバーに入る様になったのは良いとしてもパーティ合流することでファンタジアのEDで涙の別れをしたことが無駄になってしまった。特にクラースは私はもう会えないなの台詞が今作により全く無駄となった。
・エト、ロンドリーネによる余計な追加キャラが蛇足、ノルンやダオスなどがいらん設定追加、変更でシナリオ、キャラがぶち壊し。
・そして何よりもアルベルトというキャラが本作を全てぶち壊しするほどに酷い。口を開けば男性キャラに暴言、女性キャラには気持ち悪いニックネームで呼んで寒い(メルメル、すずたんなど)。とにかくキャラに対する暴言が酷すぎる、ディオに対しては「お前にはそれがお似合いだ。」「一生そうしていろ」チェスターに対しては「妹が欲しい変態野郎」アーチェに対しても「ババァ」と言い見ているこちらとしては非常に腹が立つ。こんなキャラがクルールににマスコットとしてのライバル発言するわで不愉快でならない。何でこんなキャラを追加したのかが疑問だがこんなキャラがスタッフのお気に入りだと言うのだから何かおかしい。
・雑魚的にも鋼体が追加されたことで戦闘のテンポの良さが削れている。
・クルールの成長要素が廃止、チェインパートナーが使用できるようになったが全く使えない。
・クラースが弱い、サブイベントを進めないとイフリート以外覚えないしイフリートの消費EBGが14なので最初に回復なり通常攻撃しないと使えないという仕様。
シナリオでも自暴自棄で暴飲しているなどとクラースの扱いが酷すぎる。
・コスチュームは数は多いが似たり寄ったりなのが多い。
・秘奥義などの演出やスピーディさが足りなくてショボイ。クロスエディションの秘奥義の方が迫力あるのはどうなのか。
・オート料理が無い、何故実装しなかった。
・ロンドリーネの設定の説明不足、ダオスとの関係しか説明が無く自分の生い立ちは全く無かった。とりあえず何故魔術が使えるのかが説明して欲しい。(設定上魔術は人間には使えない。)
とにかく言えることは原作キャラをぶち壊ししたということです。時空戦士のその後やアルベルトの暴言などとにかく原作ファンを敵にしたいのか?と疑問に思うほどです。
アルベルトの暴言は酷すぎて聞いてられないです、ディオが辛い状況の時には追い打ちを掛けてお前なんていらない扱い、チェスターがアミィを思い出してメルを見ていた状況で変態野郎発言などとにかく不愉快でした。
時空戦士にいたってはほぼ全員死亡という(チェスター、アーチェ以外)あんまりな後日談、ディオ、メルに出会ったことで回避されたから大丈夫なんて作中で言われてますが全く何のフォローにもなりません。またクレス達がまた出会ってしまったことでファンタジアの感動のEDがぶち壊しです。また会えるならともかくそれぞれ過去、現代、未来と生きてる時代が違うためもう2度会えない環境なので尚更です。
エトスやロンドリーネなどの追加キャラも余計です、何でこんなの出したのさ。
TOPクロスエディションにいたっても戦闘バランスめちゃくちゃで余計な所にまで手を加えたおかげでできたことができなくなるなど何でこんなことするの?と言わんばかり。敵も今まで以上に攻撃するようになってきてショートカット待機やコンボなどこれまでにできたことはできなくなりめちゃくちゃです。
ボリュームの多さだけは良かったと思います。それだけは。それ以外は酷かった、とにかく酷かった。原作を大切にして欲しいと感じたものです・・。