まさかのラディカル・ザッパーの商品化、これは本当にありがたい!
テムジン本体は(改良が重ねられているとはいえ)相変わらず組みやすくはない難物ですが、肩の裏に追加パーツが配置されることで
腕を水平に突き出した、ザッパー発射ポーズを取らせてもスキが少なくなりました。また、こっそり747J/V用の頭部アンテナパーツが付属するのも高ポイントですね。ポリパーツがアファームドTD/TXから採用されている強化タイプになっているのも良いと思います(テムジンには硬すぎる!という意見もあるようですが)。
デカールもカルトグラフ製の1枚刷りになり、過去仕様のように「シートごとに発色が違う」等のトラブルがなくなりました。これもありがたいポイントです。
結果A4サイズほどのバカでっかいシートになってしまいましたが、そこはそれ。747A同様にすべて使用する必要はありませんし適宜使用デカールを取捨選択すると良いでしょう。発色もガイアノーツ・VRカラーに合わせてありますので調合の手間が省けてGOODです。
ザッパー本体は最小限かつよく考えられたパーツ割で本当に組みやすく、バカでっかいのにパチパチ組んでいるとあっという間に形になります。
さすがに模様はデカールではなく塗装ですが、スジ彫りも入っていますしこれだけ大きければマスキングもそこまで苦ではないでしょう。
・・・というか、ホビーショーで担当さんに伺ったら、「このサイズのデカール入れたらお値段倍になっちゃう!勘弁して!!」って泣きつかれてしまいました(笑)
ちなみに、ザッパー用支柱のデザインは「第3次スーパーロボット大戦α」に登場した際の発射時エフェクトを参考にしているそうです。
ちょっと小さいですが、支柱としてではなく上にのっけてエフェクトとして使ってみても面白いかもしれません。
結果として元の747Jよりお値段は2倍となっていますが、改良点やボリューム等を考えると十二分にお買い得なキットだと思います。
ガンプラ感覚で挑むとおそらく返り討ちになるかとは思いますが、それでも「今から747Jが欲しい!」という方には多少割高でもノーマルバージョンよりこちらのほうがはるかにオススメできるキットです。