自分は「DYE」は他のオムニバスで聴いていて、あとは動画で「tear」が好きでマイリスしているという
言わば従来からのファンに比べたら「にわか」ですので、自分と同じ様な人達が「どんな感じなの?」と
このレビューを見て参考になったら良いかな〜・・・程度の内容かと思いますが宜しくお願いします。
購入理由としては、
以前クロスフェードがランキングで見かけたので早速見たところ、各曲の紹介時間が短めなものの、
結構好みの曲が多そうだなと思い購入しました。
聴いてみた感想としては、
どのジャンルの曲も良い意味で一貫して電子的な曲だなと思いました。
恐らくはシンセサイザーなどの電子楽器を使用しているのではないかと思います。
そんな訳で厳密には違うかもしれませんが、大まかに言えば本作品は「エレクトロアルバム」という印象を受けました。
ボーカロイド達の調整具合も曲によって違っていますが、全体的には一定のボカロ感を残している様で、
これが更に良い意味で電子音楽的な感じに相乗効果をもたらしていて良い感じです。
音質については、低音は勿論のこと、一つ一つの様々な音が綺麗に聴こえるので非常に良いのではないかと思います。
ディスク:1は商品説明にあるダークサイドの方ですが、
こちらの印象は、ボカロという電子世界の歌い手の強み、特性を上手く使ってる曲が多めだなと思いました。
攻撃的な曲や疾走感のある曲がメインという事で、曲によっては早口で何を言ってるのかわからなかったりする曲や、かなりボカロ感を残した曲がありますが、
そんな所も「ボーカロイド=楽器」という考え方が世の中にはある様に、本作の曲を聴いてると、その考え方も納得と思いました。
あとは、「DYE」に代表される様に英語歌詞の曲が多めなので洋楽を聴いてる様な気がしてきますね。
特に「アDVAnCEテCHノ」の疾走感が物凄い良いですし、全体的な選曲としても車の高速でのドライブ時によく合う曲が多い印象です。
ディスク:2は、ライトサイドですが、
POPやバラードがメインということもあり、一定のボカロ感を残しつつも、かなりしっかり調整しており、歌詞もハッキリと聴き取りやすいですね。
こちらも電子音楽的な感じがある事から、一定のボカロ感を残したこの調整具合が良い感じだと思いました。
個人的にはバラードですが「DYE/SAKURA」のルカさんの歌声が非常に美しくて好きです。
あと「キミノソバニ 」も、切なくどこか可愛さを感じる歌詞を、アペンドによって非常に優しい歌声になったミクさんが歌っていて凄く良いです。
GUMIさんは元々の声質にもよるところもあると思いますが、相変わらず人に近い感じの声ですね。
一曲だけですが、なかなかに良い感じです。
個人的に自分は、本作を凄く気に入ったので、遅ればせながら今後AVTechNO! さんの曲を今まで以上に要チェックしていこうと思いました。
ジャケットですが、歌詞などは一切無く、表紙のイラスト以外は、反対側にAVTechNO! さんのコメントが7行記載されてるのみです。
歌詞は欲しかったところもありますが、収録曲数の多さで2000円より安い価格を実現しているので、
「歌詞は無いが、その分コスト低減して誰もが購入しやすい安さを実現しました!」という意図があるのなら凄いなと思いましたw
深読みしすぎかな?