元々手元に格安入手したレンタル落ちの国内正規版ベルばらDVDを持っていて満足度高かったのですが、
偶々海外版のBD上巻下巻が最近安価に出ていたので試した所、画はBDクオリティで良かったものの、音質がくぐもってひどかったので結局こちらを買い直しました。2023年現在の決定版と思います。
画質：国内BD＞海外BD＞国内DVD
音質：国内BD＞国内DVD＞海外BD
＝仕様＝
アマゾンの紹介ページの1枚目の商品写真（エンジ色の海外版パッケージ）は間違いで、日本版Boxは写真2枚目以降の姫野美智書下ろしのパッケージのものが届きます。後年描かれたイラストなので顔がすっかり聖闘士星矢顔になっていますが、どちらも姫野作画です。構成は1枚7話または6話収録のBD全6枚です。
各ディスクのメニュー画面は、先にリリースされたDVDの書下ろしジャケ絵が背景で入っているのがGoodです。また、最終話6枚目に収録されているデジタル作画資料が中々の圧巻でした。
DVDの音声はモノラルながらダイナミックレンジ広く、BGM,効果音、台詞がそれぞれ粒だって素晴らしいもので、モノであるのを時々忘れる程でした。優秀なモノラル録音は駄目なステレオ録音を凌ぎます。
BDはそれより更に音声データ量が増えるので、より自然で聞きやすい音になっています。私の視聴環境では、特に台詞の生＆艶っぽさが際立っていました。
主役の4人（田島、志垣、上田、野沢）は勿論更に台詞回しが良く聞こえるのですが、
役名無しのモブで入っている戸田恵子、川浪葉子、銀河万丈（田中崇）、千葉繁、古川登志夫あたり、
音声が良いのでガヤシーンでもバッチリ聞こえます。「あ、出てる出てる！」みたいな。
映像は国内DVD、海外BDに対して、ノイズ（汚れ）除去が更にされている様子で、恐らく1979年制作のセルアニメとしてはこのレベルが限界であろうレベルの綺麗な画質です。
（ちょっとしたセル画のスレやセルを重ねた時に生じる気泡というか色ダマまで見えるので）
また、この国内版BDで特に際立ったのが背景の水彩画が一番くっきりと色彩も良く見えるところで、
DVD版ではベルサイユ宮の夜会の背景、画面隅の暗い部分はそれほど綺麗ではなかったですが、
こちらは細部までよく映っていて大変観ていて目にスムーズな感じがしました。
手元に届いて映像チェックのつもりで見だしたところ、目にも耳にもスムーズなせいか、そのまま止まらなくなってあれよあれよと数日で40話を一気に見終わってしまいました。
＝作品＝
このベルばら、最初の１クールは長浜監督がかなり少女漫画に寄せた雰囲気＋熱血演出で、19話から出崎監督に交代し、歴史ドキュメントタッチでダイナミック＋熱い＆あしたのジョーばりの演出で、「味変」が楽しめる稀有な造りの作品です。原作漫画も1-2巻あたりは昭和の少女漫画丸出しの絵柄なところ、クライマックスでは今の池田理代子風の劇的な絵柄に変ってくる現象になぜか偶然にもシンクロしています。
私は出崎作品のあしたのジョーが大好きなので、特に19話以降がとても気に入っており、アニメ版の衛兵隊のアランとアコーディオン語りの親父は出色の出来だと思っています。19話以降はオスカルほか各キャラも出崎監督指示下でキャラ表からしてリアルかつ大人っぽく改まり、十八番の抒情的演出が堪能できます。話の内容もフランス革命のシリアス展開に進んでゆくのでどんどん話数を見てしまいました。
毎週放映のＴＶアニメだったが故、ところどころ苦しいカットは無い事もありませんが、総じて作画レベルは高く、キャラのアップ絵では今見ても「いいなあ」「上手いなあ」というぞくっとするようなカットが毎話必ず出てきます。流石の荒木＆姫野コンビです。レジェンドの若かりしバリバリ時代というやつですね。
今回改めて通して観ると、前半の長浜演出も悪くなく、この期間があったからこそ後半の出崎演出もより活きる効果があり、作品全体の面白さを引き立てているように思えます。似たようなケースで思い出されるのは、1939年のハリウッド映画不朽の名作、風と共に去りぬ です。この映画も撮り始めは女性的タッチと洗練さとユーモアで鳴らしたジョージ・キューカー監督が撮っていたのですが、制作体制で衝突があり、スペクタクルで男らしい大作映画作りが得意なビクター・フレミングに監督交代しています。特に戦乱や復興のダイナミックなパートはフレミング監督の得意なところです。そして、キューカー監督の仕事とフレミング監督の撮った分を掛け合わせると、見事に世紀の大作が完成したという経緯です。そういえば、ベルばらも風と共に～も歴史大作でどちらも宝塚の定番でしたね・・
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メーカーによる説明
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| TMS DVD COLLECTION ベルサイユのばら MEMORIAL BOX | ベルサイユのばら Blu-ray BOX | |
| カスタマーレビュー | 120
| 498
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| 価格 | ￥14,864 | ￥26,323 |
| フォーマット | DVD | Blu-ray |
イメージ付きのレビュー
35ミリフィルムで撮影された貴重な作品
35ミリフィルムで撮影された貴重な作品です。16ミリフィルムでの撮影が通常の時期において、この作品は35ミリフィルムで撮影されたそうです。他に35ミリフィルムで撮影されたのは、同放送局の「家なき子」だそうです。（LDｰBOX解説書より）読売新聞にて放送の変更の報道があり、野球放送の中継開始時刻の変更により一年間の放送予定が9か月となった事が当時新聞にて報道がありました。全部ではありませんが読売新聞にて放送内容について新聞報道されております。総集編については、関東地域については41回目の放送ですが、地方局については3か月遅れで放送していた関係で、27話以降が放送不能となるため作成されたとの事です。（LDｰBOX解説書）より。放送回毎の絵の安定性が最悪だった時期に安定した状態を維持し続けた貴重な作品です。宝塚歌劇団の長期にわたる演目の作品でもあります。全てが手書きであった時代の、秀作の一つです。ご覧いただければ幸いです。オスカルを演じる田島令子さんは、松本零士さんの「クィーンエメラルダス」も演じております。ご覧いただければ幸いです。２０１９／６／３ まさか！の物が出て来ました。定年まで後２年を切りましたので、持ち物と部屋の整理をしています。放送当時の「読売新聞」の切り抜きが見つかりました。添付させていただきます。もしかすると、放送短縮の記事「野球中継に泣いたオスカル」のコメントがある切り抜きが見つかるかもしれません。
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baillergeau Valérie
Excellent
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Cliente Amazon
Bellissimi!
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skytonno
Buon prodotto
2019年5月15日にイタリアでレビュー済みAmazonで購入
Mason
Un chef d'oeuvre
2018年2月16日にフランスでレビュー済みAmazonで購入
Sarah S.
Faszination damals - noch mehr Faszination heute!!!
2011年8月2日にドイツでレビュー済みAmazonで購入
