映画を観る時はいつもタイトルの意味を考える。野獣が死ぬというけれど野獣とは何のことなのか。劇中の優作演じる主人公のことなのか。それが死すべし、ということは死んでしまえ、死んでしまうのもやむを得ないということなのか、考え込んだ。しかし、松田優作の主人公は野獣のような凶暴性というより、むしろ淡々と殺人を重ねていく。結局は戦場体験によって狂った人間ではあるのだが。人間性を失ったという意味で野獣なのだろうか。狂うことも人間の要素と思うと野獣という言葉の意味も考えれば考えるほど深い。人間すなわち野獣かもしれないとも思う。人間は死んでしまうべし、人間死すべしというところか。
我々は、「命を大事にしよう」という価値観の中で生きているが、この映画ではそれをあざ笑うかのように人が殺されていく。映画だから思うことでもあるが、結構、快感である。おかしいかな。誰もがそういう悪をかかえて生きていると思うが。
この映画でおそらく二番目に重要な役は室田日出夫演じるベテラン刑事だろう。彼は、松田優作を一人追い、ほぼ追い詰めたところで、逆襲され、そして、最後には・・・という面白い役どころ。名演だと思う。
もう一人、映画に華を添えるヒロイン的存在がポスター等のキービジュアルにも登場している小林麻美。
背の高い松田優作と並んでも見劣りしない、背の高いスレンダーで美しい女優さんである。声も落ち着いていてしっとりしている。私は、松本零士の描く美女が現実に居たらこんな感じかなと思った。登場する時間は短いが逆に印象的。
本商品自体の評価。4KHDRの画像は、場面により効果に差があるが、都会のビルの場面では色彩の見分けがしやすくなっており、立体感すら感じる。この映画は夜の場面も多く、そうした場面で何が映っているかも分かりやすい。そして、前述の小林麻美。要するに映像的には4KHDRの価値がある。
何より購入の動機となったのはサウンドトラックである。
この映画のメインテーマ曲は公開当時から大好きで、たまたまFMラジオで流れた時に「エアチェック」してカセットテープに録音し、テープが擦り切れるほど聞いたものである。
サウンドトラックは単品で5,000円くらいの価格のものも出ているようだが、映画の4KHDRとセットでアマゾン価格で5千円前後で購入できるなら当然こちらだと考えた。
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野獣死すべし 4K Scanning Blu-ray
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 岡本麗, 室田日出男, 根岸季衣, 青木義朗, 佐藤慶, 松田優作, 風間杜夫, 小林麻美, 岩城滉一, 村川透, 鹿賀丈史 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 1 時間 58 分 |
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商品の説明
●2014年11月6日は松田優作没後25年。
●どんなテレビでも高画質 「4K Scanning Blu-ray」作品!
●オリジナルネガを仙元誠三撮影監督の監修の下、広色域カラーコレクションを施したデジタルニューマスター仕様。
青春は屍を越えて―
大藪春彦の傑作ハードボイルド小説の、悪もいとわぬ現代のヒーローを松田優作主演で映画化!
優れた頭脳と射撃の腕を持つ伊達邦彦は、通信社の記者として世界各地の戦場を渡り歩いた後、通信社を辞め、翻訳の仕事をしながら読書と音楽鑑賞の日々を送っていた。
だが血の中に野獣の凶暴さを持つ彼は、優雅な生活の裏で平然と殺人を犯す危険な男でもあった。
ある日、大学の同窓会に出席した彼は、会場のウェイター・真田徹夫に自分と同じ血を感じ、現金強奪計画の仲間に誘う。
伊達の指導で真田は射撃の腕を磨き、遂に2人は銀行強盗を実行するが…。
仲代達矢(59年版)や藤岡弘(74年版)が演じた伊達邦彦を、10キロ減量して役に臨んだ松田優作が鬼気迫る演技で具現化。
【映像特典】劇場予告編
【封入特典】復刻プログラム
【キャスト】松田優作 鹿賀丈史 室田日出男 小林麻美 根岸季衣 風間杜夫 岩城晃一 岡本麗 青木義朗 佐藤慶
【スタッフ】監督:村川透 原作:大藪春彦 脚本:丸山昇一 撮影:仙元誠三 音楽監督:鈴木清司 音楽:たかしまあきひこ
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4988111146182
- 監督 : 村川透
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 58 分
- 発売日 : 2014/11/6
- 出演 : 松田優作, 鹿賀丈史, 室田日出男, 小林麻美, 根岸季衣
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : KADOKAWA / 角川書店
- ASIN : B00MGFQRIQ
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,191位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 874位日本のアクション映画
- - 1,792位ブルーレイ 日本映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年6月22日に日本でレビュー済み
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映画本編はレビューの必要のないほどの名作。注目はサントラ。このボックスでしか手に入りません。これが最高の出来で、この映画名作にした1つの大きな要因だと思います。絶対に買っておくべき。
2022年5月19日に日本でレビュー済み
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そして震撼しました。上官に「蘇る金狼」というものを薦められ、その次に見ました。それなりに様々な映画を見てきましたが、松田優作のような演技は初めてでした。特に、列車以降のシーンはまた見るほどでした。
2023年4月8日に日本でレビュー済み
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狂人を演じることをライフワークとしてきた松田優作の集大成とも言うべき作品。
だが、優作自体が狂気の産物であることに本人は気付かなかった。
この作品で演じたのは、あくまで優作が考えた狂気であって、リアルな狂気とは程遠いものでしかなかった。
対照的なのは真田を演じた鹿賀丈史である。
彼は彼が持っている物をそのまま出しているので、始めから正気と狂気の境目が無いのだ。
従って、この作品の半分は鹿賀丈史と室田日出男に喰われている。
だが、優作自体が狂気の産物であることに本人は気付かなかった。
この作品で演じたのは、あくまで優作が考えた狂気であって、リアルな狂気とは程遠いものでしかなかった。
対照的なのは真田を演じた鹿賀丈史である。
彼は彼が持っている物をそのまま出しているので、始めから正気と狂気の境目が無いのだ。
従って、この作品の半分は鹿賀丈史と室田日出男に喰われている。
2023年11月7日に日本でレビュー済み
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芸術家のもつ狂気ではあるが、この作品は芸術ではない!・・・ただ狂っているとしか言いようがない作品・・・
2021年11月3日に日本でレビュー済み
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映画公開時に観た人の多くがクラシック音楽ばかりでつまらない映画と酷評でした。私も初めて観た時、過去の松田優作の作品と違いコミカルな部分もなくつまらない映画だと思いました。その後あちこちで起きる凶悪事件、社会の闇を実際に見ているうちにこの映画で松田優作が言いたかったのは将来のつまり現代への警鐘だったのでは。今の若い連中は伊達のような奴ばかり。心を失って自分の快楽だけを求める野獣が溢れている。この映画は今の若い連中の発現を予想したすごい映画である。
2023年6月26日に日本でレビュー済み
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角川映画で松田優作が出演したのは蘇える金狼と本作だったかな?演技の上手い下手、活舌の良し悪し
はあるにしてもやはり抜群の存在感です。まあ、映画自体ははっきり言って面白くないです。
今さらですが角川映画って面白い作品は一つもありません。宣伝ばっかりでした。
それでもみんなつまんないってわかっていても結構客は入ったでしょうね。その理由は何と言っても
松田優作主演だからです。
そう考えるとすごい役者さんだと思います。とは言えね、昔の映画にありがちなセリフ何言ってんだか、
ほとんどわからないシーンがところどころあります。ただでさえセリフ少ないのにたまに喋っても聞き
取れないから話の筋が分からなくなってしまいます。要するに大したストーリーじゃないから
まかり通るんだろうね。黒澤明の「七人の侍」もそうでした。興奮した百姓が早口で喋るシーンが
ありましたがもう、「〇▽×★~・・・!!!」日本語じゃありません。あれと松田優作がトンネルの
中でまくし立てるシーンは同じです。映画監督はアレでOK出すんなら字幕付けるべきです。
はあるにしてもやはり抜群の存在感です。まあ、映画自体ははっきり言って面白くないです。
今さらですが角川映画って面白い作品は一つもありません。宣伝ばっかりでした。
それでもみんなつまんないってわかっていても結構客は入ったでしょうね。その理由は何と言っても
松田優作主演だからです。
そう考えるとすごい役者さんだと思います。とは言えね、昔の映画にありがちなセリフ何言ってんだか、
ほとんどわからないシーンがところどころあります。ただでさえセリフ少ないのにたまに喋っても聞き
取れないから話の筋が分からなくなってしまいます。要するに大したストーリーじゃないから
まかり通るんだろうね。黒澤明の「七人の侍」もそうでした。興奮した百姓が早口で喋るシーンが
ありましたがもう、「〇▽×★~・・・!!!」日本語じゃありません。あれと松田優作がトンネルの
中でまくし立てるシーンは同じです。映画監督はアレでOK出すんなら字幕付けるべきです。