本書は問題提起の書である。それも極めて誠実な、専門的アプローチによる書である。
私は特に小保方晴子氏についてパーソナリティ障害及びそれに伴う虚言を疑っていた。そして本書が明らかにする事実とは…。
著者は一点の曇り無き論証を繰り広げる。
私は兼ねてから筆者のWebサイト、「精神科Q&A」を読んでいたが、本書ではそれらに虚言という新しい視点からWebサイトとは異なる解説を行っている。従って同Webサイトの読者でも、改めて手に取る価値がある。
本書に挙げられた症例はどれも特異な、およそ病的な物ばかりである。だからといって読者はおちおちとしていられない。人とは誰でも嘘を言うものだからである。
ゆえに本書はあなたの為の書かもしれない。
嘘の特異性は検証が困難であると言う事に尽きる。他人ならまだしも、自分ですら嘘か誠か判らない事すら有ると本書は告げる。
本書の存在は重く苦い。
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虚言癖、嘘つきは病気か ― Dr.林のこころと脳の相談室特別編 impress QuickBooks Kindle版
大好評『家の中にストーカーがいます』以来の新刊
ウェブサイトでは読めない、渾身の書き下ろし中心です!
<まえがきより>
本書は、虚言者、または虚言者かもしれないケースの実例集である。
だが彼らを非難する本ではない。そういう意図は一切ない。
嘘はいけない。嘘は悪。それが人間社会の普遍ともいえる道徳律だ。
嘘つきは泥棒の始まりという言葉もある。
それでも本書は、嘘つきを非難しない。
記載はする。分析もする。だが非難はしない。
虚言についての医学的研究は驚くほど少ない。
虚言は精神医学の死角にある。
もとより、精神の病とは病気か病気でないかの境界が曖昧なものだ。
境界は揺れる。時代によって。文化によって。社会によって。個人の考えによって。
そして、時代も文化も社会も、個人の考えの集合から成り立っている。
だから、一人ひとりのお考えが何より大切である。
虚言癖、嘘つきは病気か。
それは本書の44のケースを通して、読者の一人ひとりにお考えいただく問いである。
<目次>
1章 虚言者たち(Case1~24)
・美容整形を繰り返し、演技ばかりの私
・同僚が嘘ばかりついて周りに心配して貰おうとします
・自分の嘘を本当だと思ってしまう
・彼が自分の記憶を書き換えます
・森口尚史氏「iPS心筋を移植 初の臨床応用」
・佐村河内守氏「全聾の天才作曲家」
・野々村竜太郎氏「政務費で1年に195回出張、記者会見で号泣」
など
2章 ノルウェイの森の虚言者(Case25~26)
3章 虚言の精神医学(Case27~43)
・嘘を繰り返し、刑務所にも3回入った父
・お金を盗む、嘘をつき続ける、小学校6年男子
・ミュンヒハウゼン症候群
・兄からの性的虐待の夢。いろいろな記憶が曖昧。現実感がない。
・どれが本当か嘘か自分でも分からない
など
4章 虚言者?たち(Case42~44)
・南アフリカの手話通訳者
・金メダリストA氏の性犯罪
・小保方晴子氏
<著者紹介>
林 公一(はやし きみかず)
精神科医。医学博士。ウェブサイト「Dr.林のこころと脳の相談室」を1997年に開設。
月のアクセス数が150万を超えるこのサイトのメインコンテンツである「精神科Q&A」は、
インターネットの読者からの受け付けた質問に、林医師が事実を回答するもの。
なお、サイトがクリニックの宣伝の要素を持つことを避けるため、実際の診療場所などは一切公開していない。
ウェブサイトでは読めない、渾身の書き下ろし中心です!
<まえがきより>
本書は、虚言者、または虚言者かもしれないケースの実例集である。
だが彼らを非難する本ではない。そういう意図は一切ない。
嘘はいけない。嘘は悪。それが人間社会の普遍ともいえる道徳律だ。
嘘つきは泥棒の始まりという言葉もある。
それでも本書は、嘘つきを非難しない。
記載はする。分析もする。だが非難はしない。
虚言についての医学的研究は驚くほど少ない。
虚言は精神医学の死角にある。
もとより、精神の病とは病気か病気でないかの境界が曖昧なものだ。
境界は揺れる。時代によって。文化によって。社会によって。個人の考えによって。
そして、時代も文化も社会も、個人の考えの集合から成り立っている。
だから、一人ひとりのお考えが何より大切である。
虚言癖、嘘つきは病気か。
それは本書の44のケースを通して、読者の一人ひとりにお考えいただく問いである。
<目次>
1章 虚言者たち(Case1~24)
・美容整形を繰り返し、演技ばかりの私
・同僚が嘘ばかりついて周りに心配して貰おうとします
・自分の嘘を本当だと思ってしまう
・彼が自分の記憶を書き換えます
・森口尚史氏「iPS心筋を移植 初の臨床応用」
・佐村河内守氏「全聾の天才作曲家」
・野々村竜太郎氏「政務費で1年に195回出張、記者会見で号泣」
など
2章 ノルウェイの森の虚言者(Case25~26)
3章 虚言の精神医学(Case27~43)
・嘘を繰り返し、刑務所にも3回入った父
・お金を盗む、嘘をつき続ける、小学校6年男子
・ミュンヒハウゼン症候群
・兄からの性的虐待の夢。いろいろな記憶が曖昧。現実感がない。
・どれが本当か嘘か自分でも分からない
など
4章 虚言者?たち(Case42~44)
・南アフリカの手話通訳者
・金メダリストA氏の性犯罪
・小保方晴子氏
<著者紹介>
林 公一(はやし きみかず)
精神科医。医学博士。ウェブサイト「Dr.林のこころと脳の相談室」を1997年に開設。
月のアクセス数が150万を超えるこのサイトのメインコンテンツである「精神科Q&A」は、
インターネットの読者からの受け付けた質問に、林医師が事実を回答するもの。
なお、サイトがクリニックの宣伝の要素を持つことを避けるため、実際の診療場所などは一切公開していない。
- 言語日本語
- 出版社インプレス
- 発売日2014/8/28
- ファイルサイズ1606 KB
- 販売: Amazon Services International LLC
- Kindle 電子書籍リーダーFire タブレットKindle 無料読書アプリ
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登録情報
- ASIN : B00N3PNQQO
- 出版社 : インプレス (2014/8/28)
- 発売日 : 2014/8/28
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1606 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 付箋メモ : Kindle Scribeで
- 本の長さ : 269ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 23,239位Kindleストア (Kindleストアの売れ筋ランキングを見る)
- - 592位心理学入門
- - 622位心理学の読みもの
- - 625位心理学 (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2022年4月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知識としては魅力的だが
個人の意見として、性被害についての描写、
(此れについては一件のみ柔道の裁判沙汰の事柄。)もしくは作品
について耐性がないので、読む気がなくなってしまった。この題材を書くに当たって、あえて選びとった理由は何なのか。
文章の漢字が旧字体などから時代ということなのだろう。
(趣味等であればドン引きものであるが)
ここまで文句をつらねてきたが、事例集としては大変参考になった。
自分自身、虚言癖の疑いを自らに向けていたのだが、本書を読むに当たって
似たような症状の事例が確認きたので、
それだけでも読んでよかったと思っている。
個人の意見として、性被害についての描写、
(此れについては一件のみ柔道の裁判沙汰の事柄。)もしくは作品
について耐性がないので、読む気がなくなってしまった。この題材を書くに当たって、あえて選びとった理由は何なのか。
文章の漢字が旧字体などから時代ということなのだろう。
(趣味等であればドン引きものであるが)
ここまで文句をつらねてきたが、事例集としては大変参考になった。
自分自身、虚言癖の疑いを自らに向けていたのだが、本書を読むに当たって
似たような症状の事例が確認きたので、
それだけでも読んでよかったと思っている。
2014年10月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな漫画家さんがTwitterで絶賛していたので買ってみました。
人間の想像力(創造力?)が恐ろしくなる本です!
意外と身近なところにこういう人はいて、私も知らないうちに、巻き込まれているのかもしれませんね。
自己防衛のためにおすすめします。
以下追記です。
著者のサイトに行ってみると、「小保方晴子氏のAkui」というかなり面白い記事がアップされていました。
ある文書の、雑誌ネイチャーの翻訳文に関する記事です。
私はこの本で、有名人系の章はあまり興味がなく飛ばしてたんですが、その記事に興味をそそられ、改めて小保方さんのところを読んでみました。
そして、その理論的さや冷静さに感動すらしました。
小保方さんの件で嘘かどうかと騒ぎ立てるメディアとは視点が格段に違います。なぜか色々とスッキリしました。(笑)
この著者ヤバイです。頭がいいんだろうなー。
追記2
このレビューが憶測でdisられてムカついたので追記です。
スマホからの投稿だと、Amazonで購入、の文字がつかないのかもしれません。
わざわざ調べてPCから設定し直しました。
人間の想像力(創造力?)が恐ろしくなる本です!
意外と身近なところにこういう人はいて、私も知らないうちに、巻き込まれているのかもしれませんね。
自己防衛のためにおすすめします。
以下追記です。
著者のサイトに行ってみると、「小保方晴子氏のAkui」というかなり面白い記事がアップされていました。
ある文書の、雑誌ネイチャーの翻訳文に関する記事です。
私はこの本で、有名人系の章はあまり興味がなく飛ばしてたんですが、その記事に興味をそそられ、改めて小保方さんのところを読んでみました。
そして、その理論的さや冷静さに感動すらしました。
小保方さんの件で嘘かどうかと騒ぎ立てるメディアとは視点が格段に違います。なぜか色々とスッキリしました。(笑)
この著者ヤバイです。頭がいいんだろうなー。
追記2
このレビューが憶測でdisられてムカついたので追記です。
スマホからの投稿だと、Amazonで購入、の文字がつかないのかもしれません。
わざわざ調べてPCから設定し直しました。
2014年9月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数多くの虚言の症例が掲載されており、たいへん読み応えがあります。
数年前から今年までにニュースになった、理解に苦しむ面々に対する見解を、
是非先生にこそうかがってみたいと思っていましたので、
そうした人たちが取り上げられているのは非常にタイムリーでした。
正確な情報が得られない以上は病名を断定せず、偏らず、
客観的な可能性としての診断名を提示する
先生の医師としての誠実な姿勢は、前作と変わりません。
数年前から今年までにニュースになった、理解に苦しむ面々に対する見解を、
是非先生にこそうかがってみたいと思っていましたので、
そうした人たちが取り上げられているのは非常にタイムリーでした。
正確な情報が得られない以上は病名を断定せず、偏らず、
客観的な可能性としての診断名を提示する
先生の医師としての誠実な姿勢は、前作と変わりません。
2014年12月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何の参考にもならない駄本だった。
おカネの無駄とともに、時間の無駄でした。
深い掘り下げがあるわけでもなく、実生活に役立ちそうな知見が得られるわけでもない。
この人、本当に精神科医なの? と素人目にも疑問を抱かせる内容です。
この程度の知識ならネットで簡単に手に入ります。
この本全体が虚言なのかもしれません(笑)。
おカネの無駄とともに、時間の無駄でした。
深い掘り下げがあるわけでもなく、実生活に役立ちそうな知見が得られるわけでもない。
この人、本当に精神科医なの? と素人目にも疑問を抱かせる内容です。
この程度の知識ならネットで簡単に手に入ります。
この本全体が虚言なのかもしれません(笑)。
2017年5月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サークルクラッシャーの一部は虚言癖を併発すると思われ、そこいらの動作に興味があったため購入しました。
2017年3月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本は虚言癖についての本です。
何を当たり前のことをと言うかも知れませんが、この本の中身は44という膨大なケースの紹介と、その分析のみであり、主観は全く入っていません。
著者は、あえてそうしています。
あえて非難はしないと何度も明言しているのです。
なぜか。
著者は私たちに虚言癖を通して、精神科関連疾患への見方、対応法を考えて欲しいと思ったのではないでしょうか。
虚言癖のみならず精神科関連疾患は、他ならぬ私たち自身が、社会の一員として、その本質を見つめていくことが、今や大事なのではないでしょうか。
虚言癖は、病気なのでしょうか。
嘘をつくことは社会的に許されない行為です。
しかしそれが病気となったらどうでしょうか。
伝統的な考え方では、パーソナリティ障害とは性格の偏りと考えられてきました。
しかし今日においては脳の異常が認められことからも、診断基準的には他の疾患と変わらない位置に置かれています。
新型うつなどという言葉も流行し、混乱を招いています。
病気とそうじゃないものの境目は、曖昧になってきているのです。
その中で、病気だから許される、病気だから許されないという単純な考え方は、もはや通用しなくなってきているのではないでしょうか。
44のケースにもたくさんの人がいました。
虚言があるということ1つを取っても様々なタイプがあり、しかもその背景にパーソナリティ障害や解離性障害が見え隠れしています。
そして虚言の社会的影響が強いことも、そのうちいくつかのケースでわかります。
結論として私は(あくまで、私は、です)、虚言癖は病気の可能性が高いが、適切な対応が周知されるまでは、「嘘はいけない」という社会的通念を、虚言癖の方々にも適用させ対応していきたいと思います。
そして具体的には、個々のケースによって適切な対応をするべく、柔軟な態度を取っていきたいと思います。
精神科によって上から貼られた病名というラベル、これに囚われることなく、同じ人間として接していくことが大事なのかも知れません。
本書についての愚考察は以上ですが、それとは別に感想も書いておきます。
本書は44というケースを1つ1つ分析していくという方法で進めていきます。
途中はだれ気味になるのは否定できず、多少ウンザリしたのですが、後半の解離性障害などの方に入ると白熱し、特に最後の小保方氏の解説については読み応え十分です。
最後まで読むのをお勧めします。
何を当たり前のことをと言うかも知れませんが、この本の中身は44という膨大なケースの紹介と、その分析のみであり、主観は全く入っていません。
著者は、あえてそうしています。
あえて非難はしないと何度も明言しているのです。
なぜか。
著者は私たちに虚言癖を通して、精神科関連疾患への見方、対応法を考えて欲しいと思ったのではないでしょうか。
虚言癖のみならず精神科関連疾患は、他ならぬ私たち自身が、社会の一員として、その本質を見つめていくことが、今や大事なのではないでしょうか。
虚言癖は、病気なのでしょうか。
嘘をつくことは社会的に許されない行為です。
しかしそれが病気となったらどうでしょうか。
伝統的な考え方では、パーソナリティ障害とは性格の偏りと考えられてきました。
しかし今日においては脳の異常が認められことからも、診断基準的には他の疾患と変わらない位置に置かれています。
新型うつなどという言葉も流行し、混乱を招いています。
病気とそうじゃないものの境目は、曖昧になってきているのです。
その中で、病気だから許される、病気だから許されないという単純な考え方は、もはや通用しなくなってきているのではないでしょうか。
44のケースにもたくさんの人がいました。
虚言があるということ1つを取っても様々なタイプがあり、しかもその背景にパーソナリティ障害や解離性障害が見え隠れしています。
そして虚言の社会的影響が強いことも、そのうちいくつかのケースでわかります。
結論として私は(あくまで、私は、です)、虚言癖は病気の可能性が高いが、適切な対応が周知されるまでは、「嘘はいけない」という社会的通念を、虚言癖の方々にも適用させ対応していきたいと思います。
そして具体的には、個々のケースによって適切な対応をするべく、柔軟な態度を取っていきたいと思います。
精神科によって上から貼られた病名というラベル、これに囚われることなく、同じ人間として接していくことが大事なのかも知れません。
本書についての愚考察は以上ですが、それとは別に感想も書いておきます。
本書は44というケースを1つ1つ分析していくという方法で進めていきます。
途中はだれ気味になるのは否定できず、多少ウンザリしたのですが、後半の解離性障害などの方に入ると白熱し、特に最後の小保方氏の解説については読み応え十分です。
最後まで読むのをお勧めします。