この曲をOPテーマ曲として使っているアニメ「異能バトルは日常系のなかで」は、まさに「厨二の、厨二による、厨二のためのアニメ」だといえます。
だから当然でしょうか、この曲の歌詞もまさに厨二全開です。
たとえば、「深遠なる運命の謎」と書いて「ミステリアス フォーチューン」と読んだり、「恋という名の戦い」と書いて「アイ ラブ ユー」と読んだり・・・鳩子ではありませんが意味が分かんないです(笑)。
しかし、曲を聴いていると不意に心に響く場面があります。
特に、2番のサビになると胸が締め付けられるような感覚すら覚えます。
思えば、厨二病は個人個人がもつ「他人にはなかなか理解されない、自分自身がこうなりたいという願望」だと言えます。
大げさで格好良くなりたい、大切な存在になりたい、選ばれし者になりたい・・・たとえ他人にとっては馬鹿馬鹿しく痛々しく愚かにさえ思えることだとしても、本人にとっては何物にも代えがたい願望のことだと言えます。
しかし、いくら本人が望んだことだとしても、その願望自体が自分自身を幸せにするとは限りません。たとえ、その願望の為の選択をしたとしても、迷い涙し時には後悔することだってあるでしょう。
2番のサビでは、それでもその迷いも涙も後悔も抱きしめたくなったと唄っています。自分の選択した場所を楽み、この愛しい日々が続くようにと唄っています。
このことが私の心を響かせているのでしょう。
この歌詞に対する、私の解釈は間違っているかも知れません。
しかし、この2番のサビを聞いたとき、私はこのような人生を送れたら良いなと思いました。
他人にはなかなか理解されない自分だけの望みや悩みを持っている人に、アニメとともに是非おすすめします。