この巻に収録される「英雄二人」このお話にて、ニコニコ動画生放送の満足度アンケート結果の記録を塗り替える快挙を成し遂げました。
ファフナーの中心人物一騎と初陣を果す総士が総力を発揮し、いいえその生命を燃え尽くさんばかりの力を奮い、故郷から遠く離れた人の命と未来を守るべく戦闘を繰り広げます。
その戦闘は更に一体感の増したCG処理に加え、カメラワーク、手描きの緻密さも加わり震え上がるほどかっこいいシーンになっています。
繰り広げられるシーンは傍から見れば「希望」ですが真意を知る者には力を奮わせなければならなかった「忸怩たる思い」も混じる。
「戦いに希望は生まれない。けれど、 立ち上がらなければ何も生み出さない。」 一騎 も総士も力を無尽蔵のようにあるわけではない。命を削りながら力を奮っている。次の世代のために。自分たちのために。
1期で映画で一騎はそこででも死力を尽くし戦った。限りある命を、余生として過ごすこともできるはずだった。けれど、彼は護る者としてもう一度立ち上がる。そこに例え己の命が尽きようとも。
総士は次世代パイロットたちに希望を見出そうとしていた。けれど一騎の決意に彼もまた共に行く。
彼らに戦いは容赦なく飲み込んでいく。
命を時間をそして現在を。
戦えば本当に死に人ではない物になるかもしれない。
フェストムに等しくなってしまうかもしれない。
恐くないはずはない。それでも一騎は総士はそれらを覚悟の上で殴りこんだ。未来の為に。
ファフナーを駆る者達の総進撃がどのように決着するのか。
見守っていきます。