「千本桜」と、他の収録曲の中にもともと好きなボカロ曲が含まれていたので、
それが目当てでの購入です。
あと、前から小林幸子さんの歌声もキャラも、結構好きで注目しておりました。
全体的に、ダンスミュージック風のアレンジになっており、電子音バキバキです。
しかし、大御所幸子さんの歌声はさすが。全く負けておりません。
キーはもちろん、本家ボカロ曲よりだいぶ下げていますが、
もうどれもこれも、元からこの人の歌だったんじゃないかと思わせるようなハマりっぷり。
ボカロを好んで聴いている自分の台詞ではないかもしれませんが、
やっぱり芸歴数十年のプロの歌声はすごいと改めて思いました。
一押しは「いろは唄」。
鏡音リンの本家も大好きですが、切ない歌詞と和風の旋律が、幸子さんのカラーに
こわいぐらいにハマっています。ご本人の選曲なのかな?
「脳漿炸裂バーサン」の、ボカロSathikoとの共演も、いろいろな意味ですごかった。
面白すぎて何度でも聴いてしまいます。
どの曲も、ご本人がその曲を愛し、楽しんで歌っておられるのが伝わってきます。
万人受けするとは言いがたいアルバムかもしれませんが、
幸子さんの歌声と、電子音が両方好きな人には強くお勧めします。