JVC HA-MX100-Z
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ビクタースタジオによる72時間ものエージング効果で、導入後すぐに安定したモニターが可能とのこと
AV/オーディオ/ガジェット情報サイト『Phile-web(ファイル・ウェブ)』(http://www.phileweb.com)による商品レビュー。
「HA-MX10」は、ビクターとビクタースタジオの共同開発によるスタジオモニターヘッドホン。外観からもわかるよう、ベースは初代「MX10」から順当に継承。今回のアップデートのテーマとなるのは、ご想像の通り「ハイレゾ対応」だ。
ドライバーは初代の「モニタードライバーユニット」をベースに、ボイスコイルを変更し、磁気回路は成型時のストレスによる歪みを解消。これにより全体的な解像感を向上させた。
ドライバーと耳の間に配置され空気=音の流れを調整する「サウンド・ディフューザー」は中心孔径を最適化。高域側の再生帯域の拡大に加え、解像感の向上と音声の拡大という効果も得た。
低域の量感を維持・こもりを解消しつつ抜けやキレは高める「クリアバスポート構造」は「デュアル・クリアバスポート構造」に進化。振動板前後の空気圧の制御をさらに最適化し、低音再生能力をより向上させた。
ケーブルは着脱不可、長さは2.5mと長め。一方プラグはステレオ“ミニ""""。なお、本機は全て同スタジオ指定の音源による72時間のエージングを経た後に出荷される。
聴き始めてまず強烈に印象的だったのはセンター定位のボーカルの音像のフォーカスの決まりっぷり!ボーカルがセンターに定位する。実に当たり前のことだ。できていないヘッドホンなんて滅多にない。
だが当たり前のことだからこそ、当たり前ではないレベルを見せられた際のインパクトは強い。頭内の中心に歌声が異様に精細なホログラムのように立体的に浮かび上がる。これはヘッドホンを構成するあらゆる要素がハイレベルな場合にのみ起こされる感覚だと思う。
実際、他の楽器や全体に意識を移してみると「あらゆる要素がハイレベル」なことを確認できた。
「ハイレゾ対応とは?」その本当の意味合いをレコーディングとオーディオのふたつの現場のスペシャリストが突き詰め生まれた本機は、リスナーにとっても意義深いものとなるだろう。