私は元々新海監督作品のファンだが、劇場で君の名は。を見て以来、公式ビジュアルブックや劇場パンフレットを購入し、隅から隅まで読んだ。
しかし、この本はずば抜けて、君の名は。の世界観を表現しているように感じる。
紙面に広がる美しい 君の名は。の景色を見て鳥肌が立ったのはこの本だけだ。
元々グラフィック&デザインの専門誌であるMdNだけあって、本当に見易い紙面構成、違和感の無いフォント、見出し。
特に設定集が本当に大きく見易い。隅までこだわって描かれている糸守を余すことなく読み取ることができる。
そして色彩。
色彩に関しては、映画中のシーンから色彩解説を行える程には多彩で細かく美しい。
これは公式ビジュアルガイド、劇場パンフレットは比にならない。
勿論インタビューなど内容も充実しており、満足の一言。
君の名は。の世界にこだわる人ほど手に取って欲しい本である。
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月刊MdN 2016年10月号(特集:君の名は。 彼と彼女と、そして風景が紡ぐ物語 / 新海誠) 雑誌 – 2016/9/6
MdN編集部
(編集)
【特集1】
映画『君の名は。』
――彼と彼女と、そして風景が紡ぐ物語
新海 誠監督の劇場新作アニメーション『君の名は。』が公開された。
詩情豊かな映像表現で、一部のファンに熱狂的に支持されてきた新海作品。
しかし本作ではその趣が大きく変わった。
新海作品の大きな特徴であった美しく描かれる風景はそのままに、
その世界の上で魅力的なキャラクターたちが物語を牽引する。
この特集では、彼と彼女=キャラクター、そして風景の表現に着目しながら、
新海誠に訪れたその大きな変化を追っていく。
〈特集内容〉
【主要スタッフインタビュー】
INTERVIEW1_監督
新海 誠
「日本のアニメーションのキャラクターを使って
こんな物語り方ができると示したかった」
■INTERVIEW2_作画監督&キャラクターデザイン
――なぜ瀧と三葉はここまで愛おしいほどに生き生きと動くのか
安藤雅司(作画監督)/田中将賀(キャラクターデザイン)
■INTERVIEW3_美術監督
――主人公2人が生きる世界へなぜ狂おしいまでに訪れてみたくなるのか
丹治 匠/馬島亮子/渡邉 丞
■INTERVIEW4_色彩設計
――彼らのそばにはなぜいつも美しい光が回っているのか
三木陽子
【スペシャル・コンテンツ】
・ギャラリー
キャラクターが紡ぐ物語/風景が紡ぐ物語
・キャラクター設定表
立花 瀧/宮水三葉/宮水一葉/宮水四葉/勅使河原克彦/名取早耶香/奥寺ミキ/藤井 司/高木真太
・新海誠をより深く知るキーワード
「空」「電話」「焦点」「猫」「光」「雨」「少年少女」「宇宙」「ロング」「都市」「電車」
・コラム「日本人の岩石信仰」
【連載記事】
■伊藤万理華[乃木坂46]―MARIKA MEETS CREATORS
■PORTFOLIO
■創る。
■デザイン・サイコメトリー 見えないデザイン
■クリエイターズ・エッセイ ほか
映画『君の名は。』
――彼と彼女と、そして風景が紡ぐ物語
新海 誠監督の劇場新作アニメーション『君の名は。』が公開された。
詩情豊かな映像表現で、一部のファンに熱狂的に支持されてきた新海作品。
しかし本作ではその趣が大きく変わった。
新海作品の大きな特徴であった美しく描かれる風景はそのままに、
その世界の上で魅力的なキャラクターたちが物語を牽引する。
この特集では、彼と彼女=キャラクター、そして風景の表現に着目しながら、
新海誠に訪れたその大きな変化を追っていく。
〈特集内容〉
【主要スタッフインタビュー】
INTERVIEW1_監督
新海 誠
「日本のアニメーションのキャラクターを使って
こんな物語り方ができると示したかった」
■INTERVIEW2_作画監督&キャラクターデザイン
――なぜ瀧と三葉はここまで愛おしいほどに生き生きと動くのか
安藤雅司(作画監督)/田中将賀(キャラクターデザイン)
■INTERVIEW3_美術監督
――主人公2人が生きる世界へなぜ狂おしいまでに訪れてみたくなるのか
丹治 匠/馬島亮子/渡邉 丞
■INTERVIEW4_色彩設計
――彼らのそばにはなぜいつも美しい光が回っているのか
三木陽子
【スペシャル・コンテンツ】
・ギャラリー
キャラクターが紡ぐ物語/風景が紡ぐ物語
・キャラクター設定表
立花 瀧/宮水三葉/宮水一葉/宮水四葉/勅使河原克彦/名取早耶香/奥寺ミキ/藤井 司/高木真太
・新海誠をより深く知るキーワード
「空」「電話」「焦点」「猫」「光」「雨」「少年少女」「宇宙」「ロング」「都市」「電車」
・コラム「日本人の岩石信仰」
【連載記事】
■伊藤万理華[乃木坂46]―MARIKA MEETS CREATORS
■PORTFOLIO
■創る。
■デザイン・サイコメトリー 見えないデザイン
■クリエイターズ・エッセイ ほか
- 本の長さ136ページ
- 言語日本語
- 出版社エムディエヌコーポレーション
- 発売日2016/9/6
- 寸法27.7 x 20.9 x 1.1 cm
商品の説明
この雑誌について
デジタルデザイン・DTPのパソコン情報誌
登録情報
- ASIN : B01KNCSZ3I
- 出版社 : エムディエヌコーポレーション; 月刊版 (2016/9/6)
- 発売日 : 2016/9/6
- 言語 : 日本語
- 雑誌 : 136ページ
- 寸法 : 27.7 x 20.9 x 1.1 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,260位コンピュータ・モバイルの雑誌
- - 2,255位グラフィックデザイン (本)
- - 2,470位映画・演劇・芸能の雑誌
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年9月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年11月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ひとつのシーンにとても複雑な色合いをつかっているなど、デザインの視点でみた「君の名は。」
2016年9月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『君の名は。』を観た人の多くがなぜ、聖地巡礼に向かうのか。
なぜ、何度も見たいと思うのか。その理由の大きなひとつが描かれていました。
仕上がってきた作画、背景に対する、新海誠監督の色彩の調整。
紙面に、監督による指示か作業かによる色彩の調整前と調整後を並べた絵があった。
見比べた時に明らかに調整後の方がみる人のエモーションに訴えかけるものになっている。
新海誠監督はこういう調整を全編を通してコントロールしたらしい。
つまり、全編、新海誠の「監督下で」色彩のエモーションアップがなされた。
そのエモーショナルな色彩を107分浴び続ける。(しかも安藤雅司の作画で)
これでは、『君の名は。』を観た人の多くが、魔法にかけられてしまうのは無理もない。
なぜ、何度も見たいと思うのか。その理由の大きなひとつが描かれていました。
仕上がってきた作画、背景に対する、新海誠監督の色彩の調整。
紙面に、監督による指示か作業かによる色彩の調整前と調整後を並べた絵があった。
見比べた時に明らかに調整後の方がみる人のエモーションに訴えかけるものになっている。
新海誠監督はこういう調整を全編を通してコントロールしたらしい。
つまり、全編、新海誠の「監督下で」色彩のエモーションアップがなされた。
そのエモーショナルな色彩を107分浴び続ける。(しかも安藤雅司の作画で)
これでは、『君の名は。』を観た人の多くが、魔法にかけられてしまうのは無理もない。
2016年9月11日に日本でレビュー済み
アニメ映画『君の名は。』は、2回観た。
この作品は、素直に感動できる、解りやすい、明るく、元気な、
希望に満ちたエンターテイメント作品だから、「もう一度」という思いにもなった。
それに加えて、この作品は、新海誠というアニメーション映画監督にとっては、
画期的な、集大成的な、今までのステージから数段ジャンプアップしたようなものでもある。
そのへんをじっくり確かめたい、味わいたいという思いもあった。
新海監督は、ひとつの作品を作ると、次にはそれを踏まえて、
次回作を対極的な所に置き、違った課題をクリアーし続けてきている。
完全インディーズ体制で作った『ほしのこえ』。次がややポピュラリティを意識した『雲のむこう、約束の場所』。
次は、その揺り返しでインディーズ性(私小説作家度)が極めて高い監督だからこそできた、『秒速5センチメートル』の
徹底して盛りさがるエンディングの採用。作品制作と公開をくりかえしながら、新海監督は、
様々な要素を、ひとつひとつ経験し、咀嚼し、消化し、自分のものとしてきた。
今回、特徴的なことのひとつは、ものすごいアニメーション(作画的演技)が、終幕部分に登場していること。
主人公の三葉が、坂道を駆け下り、つまずいて激しく転び、そこから立ち上がるシーン。
10年前、細田守監督は、『時をかける少女』で、ただ少女が全力疾走するだけのシーンを山場の一つに設定した。
それを真横から描く。これはとても単調で、そこを力あるものにできるのは、一流のアニメーターの力量だけ。
それに匹敵する演技が、『君の名は。』にも刻み込まれている。
MdNでは、それを担当した作画監督の安藤氏と、キャラクターデザインの田中将賀氏の対談が、14Pある。
(テキスト部分はそのうちの5P)。この作品の、頭脳と感覚と精神は新海監督のものだが、
その肉体は、作画監督である安藤雅司氏のものだといえるだろう。
色彩設計の話が、そのあとに8P。美術の話が10P。最後の新海監督インタビューでも、
監督は、一歩踏み込んで、自身の今回のプロダクションについて、語っている。
この作品は、素直に感動できる、解りやすい、明るく、元気な、
希望に満ちたエンターテイメント作品だから、「もう一度」という思いにもなった。
それに加えて、この作品は、新海誠というアニメーション映画監督にとっては、
画期的な、集大成的な、今までのステージから数段ジャンプアップしたようなものでもある。
そのへんをじっくり確かめたい、味わいたいという思いもあった。
新海監督は、ひとつの作品を作ると、次にはそれを踏まえて、
次回作を対極的な所に置き、違った課題をクリアーし続けてきている。
完全インディーズ体制で作った『ほしのこえ』。次がややポピュラリティを意識した『雲のむこう、約束の場所』。
次は、その揺り返しでインディーズ性(私小説作家度)が極めて高い監督だからこそできた、『秒速5センチメートル』の
徹底して盛りさがるエンディングの採用。作品制作と公開をくりかえしながら、新海監督は、
様々な要素を、ひとつひとつ経験し、咀嚼し、消化し、自分のものとしてきた。
今回、特徴的なことのひとつは、ものすごいアニメーション(作画的演技)が、終幕部分に登場していること。
主人公の三葉が、坂道を駆け下り、つまずいて激しく転び、そこから立ち上がるシーン。
10年前、細田守監督は、『時をかける少女』で、ただ少女が全力疾走するだけのシーンを山場の一つに設定した。
それを真横から描く。これはとても単調で、そこを力あるものにできるのは、一流のアニメーターの力量だけ。
それに匹敵する演技が、『君の名は。』にも刻み込まれている。
MdNでは、それを担当した作画監督の安藤氏と、キャラクターデザインの田中将賀氏の対談が、14Pある。
(テキスト部分はそのうちの5P)。この作品の、頭脳と感覚と精神は新海監督のものだが、
その肉体は、作画監督である安藤雅司氏のものだといえるだろう。
色彩設計の話が、そのあとに8P。美術の話が10P。最後の新海監督インタビューでも、
監督は、一歩踏み込んで、自身の今回のプロダクションについて、語っている。
2017年8月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
MdNを普段から購読しているわけではありません。ミーハーゆえに"君の名は"特集につられて購入してしまいました。グラフィックデザイン、レイアウトの勉強として、あるいは制作の観点から。様々な楽しみかたがあると思います。大人が本気で作ったものはやっぱりわりとすごいです。
2016年11月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本がどうしても欲しかったので、買いましたが、定価よりだいぶ高くしてあり、店の姿勢には星一つです。
高くしているなら、送料くらい込みにしてくれてもいいのでは。
高くしているなら、送料くらい込みにしてくれてもいいのでは。
2016年10月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
迅速なる対応を有難う御座いました。見落としにはこのような販売で助かってます。
2016年11月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まあまあ、もう少し印刷がきれいだともっといい。君の名は以外の余計なページが多すぎることが気に食わない。