今年6月でのカントリー・ガールズからの卒業と芸能界引退を表明しているPM嗣永桃子（ももち）にとってのラストシングル盤。『Good Boy Bad Girl』はカンガルとしては初と言っていいカッコイイ系の楽曲で、クールで疾走感あるロックチューン。無理して背伸びした恋愛をしてい るカップルのギクシャクした不器用な恋模様を描いている。一方『ピーナッツバタージェリーラブ』はエリック・フクサキ氏の楽曲提供で、カ ンガルお得意のスウィートな王道アイドルポップス。ももちの高い歌唱力が生かされた構成になっていて、よく伸びる高音が耳に心地良い。エ リック氏本人もコーラスで参加している。最年少船木結（むすぅ）のルックスに似合わぬパンチの効いた歌声、山木梨沙（やまっき）の落ち着 きある安定感十分の歌唱なども聴きもの。
初回B盤、付属のDVDは『ピーナッツバタージェリーラブ』のMVが収録。youtube版との違いは前後に短いお茶会シーンが収録されているところ。このMVがメンバー皆非常に可愛らしく撮れていて気に入ったので購入しました。タイトル通り、甘く可愛らしくとても聴き易く心地よいメロディーの曲、エリックフクサキさんなかなかやりますな～。 カッコ良いもう片方の曲『Good Boy Badgirl』と上手いコントラストになっていると思います。突き抜けたものは無いけれどまとまった出来の良い両A面シングル、★4点
古き良きロックン・ロール・サウンドを継承したギター・リフによって開始される「GOOD BOY BAD GIRL」は、恋人同士の気持ちのすれ違いをユニーク且つコミカルな視点で描いた楽曲で、1番は主人公の男の子の事が歌われ、2番は女の子を歌った内容に。昭和の薫りを内包する「ブギウギLOVE」、軽快なロカビリー・ソング「どーだっていいの」など、カントリー・ガールズがこれまでに発表した楽曲は、懐かしさを感じる曲調を現代的なサウンドで再構築した作品がひとつの特徴となっていたが、今作もそういった1曲と言えそうだ。「ピーナッツバタージェリーラブ」は、メルヘンチックなムードも兼ね備えたポップ・ソング。冒頭に嗣永桃子氏のヴォーカルをフィーチュアしたパートが設けられており、これが最後のシングル作品である点も踏まえてファンの方には様々な思い出が巡るはずの楽曲となっている。
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