アニメ版CHAOS;CHILD第3巻のレビューです。
第2巻同様、早期予約特典がなかったためアマゾンで購入しました(全巻購入特典はうきちゃん特典がないので魅力を感じませんでした)。
第3巻には第5話と第6話が収録されています。第5話は山添うきが病院地下から保護され、能力を使用する話です。うきが青葉寮で家族の暖かみを覚えるという今後の展開から、非常に重要なエピソードとなっています。第6話はうきが青葉寮で暮らすようになる話です。前述したような家族の暖かみにここから触れていくことになります。うきは幼少期から両親よってギガロマニアックス実験の実験体として施設に差し出された過去があるため、家族の温もりを知りません。彼女が新たな家族と共に幸せを感じていく様子はCHAOS;CHILDの本編を通じても非常に重要ですね。
ではアニメ版のレビューですが、まあ散々言われ尽くされているようにスピーディーで演出もそこまで良くないです。恵まれた原作、恵まれたアニメキャラデザ、恵まれたアニメBGM、どうしてこうなったのか。とかネガティヴなことを考えていたらダメなのでテレビ画面で可愛らしく動くうきちゃんをはじめとしたキャラクターたちを見て、このアニメを楽しみましょう。うきちゃんが可愛ければ万事OKです。
さて、ここからはオーディオドラマ「黒革じゃない手帖」のレビューです。ネタバレが含まれていますのでご注意ください。
本オーディオドラマは、待ちに待った山添うき編です。うきちゃんは色んな所でハブられてしまっていたので今回はちゃんとオーディオドラマが出て安心です。
今までのパターンと同じく、前編が放送された後にネガティヴver.かポジティブver.かで投票が行われ、投票が多い方が放送されます。今回は投票の結果ネガティヴバージョンが放送されました。前編、後編(ネガ)、後編(ポジ)、後編(エピローグ)に分けてレビューしていきます。
《前編》
青葉寮で暮らすことになったうきちゃんが、新たに出会った人々の特徴を書き記した手帖の存在を中心に話が進んでいきます。そこから乃々が拓留に恋愛的行為を抱いているかどうかという話に発展します。この辺りから「あれ、どちらかというと乃々ルートじゃね?」と感じてしまいました。
それはそうと、純粋無垢なうきちゃんが目で見て受け止めた事実、感じたことを手帖に書いていく様は非常に可愛らしく楽しめました。
《後編(ネガ)》
うきちゃんは一切登場しません。乃々ルートネガティヴver.の延長のようなストーリー展開となっています。うきちゃん好きとしてこれは非常に残念でした。アニメ版は乃々が結構優遇されている印象ですね。ニコニコ生放送時にはエピローグも放送されたため結果的にはうきちゃんも大満足の内容でしたが、ネガティヴver.だけではうきちゃんルートとは思えませんね…。全く出てこないのはどうなんでしょうか。
《後編(ポジ)》
ネガティヴver.に比べてはうきちゃんの出番は増えています。が、妄想パートだけではやはりうきちゃんメインとは思えない展開となっています。ストーリーは乃々を中心にして進んでいきますね…。ただ、うきちゃんが可愛いのでOKです。
《後編(エピローグ)》
妄想パートはほぼ乃々ルートでしたが、エピローグはキチンとうきちゃんルートとなっています。
うきちゃんが家族の暖かみを知って漏らした笑い声、ここが非常に重要です。うきちゃんは青葉寮に来た当初はまだ暖かな空間に慣れずに畏まっています。そのうきちゃんが青葉寮と新聞部の優しい空気に包まれて笑い声を漏らす…原作のうきちゃんルートもそうでしたが、うきちゃんの笑顔だけで世界が救われるんじゃないでしょうか。このうきちゃんの笑い声が何度もリピートできるだけで、アニメ3巻を買う価値は充分あります。うきちゃんが可愛すぎて文章がまとまりません。
「うきちゃんルート楽しみにしてたんですよ。あのー、妄想パートがほぼ乃々ルートでショックです…!まぁでも…うきちゃんが幸せならOKです…!👍」