*今回は、特別に、長嶋さんに、このCDについて、語っていただきます。
「みなさん、こんにちは。長嶋です。いつも、応援してくれて、どうもありがとう。では、わたくしが好きな、この「aventure blue」を、聴いてください・・。
これは、わたくしが、生まれて初めて買った、アニソンのCDですよー。数年前に、BS-TBSで、放送されていた、15分間アニメ、「たくのみ。」の、主題歌です。当時、わたくしは、ブルーレイ・レコーダーを、持っていなかったので、リアルタイムで、番組を見ていました。わたくしは、特に、アニメ・ファンではありません。「ヤマト」も「ガンダム」も、「エヴァンゲリオン」も「鬼滅の刃」も、名前だけは知っていても、見た事は、ありません。
しかし、では何故、「たくのみ。」は、見ていたのか、と言いますと、この「aventure blue」と言う、主題歌が、気に入っていて、これが聴きたかったからです。「aventure blue(アヴァンチュール・ブルー)」と言うのは、フランス語ですか、英語で言えば、「ブルー・アドヴェンチャー」、すなわち、「蒼(あお)い冒険」と意味でしょう。
この「aventure blue」と言う曲は、ポニーキャニオンらしくて、とても軽い!ンですけれども、抜群の歌詞と作曲と編曲、そして力量のあるボーカルと、パワー・スタイル・居住性、どれをとっても、文句なし!なんです。
たとえば、歌詞の書き出しは、「ドキんと胸が 音を立てるのが今 きこえたよ/たぶん運命… さえも知らないの この先は」・・と言った具合で、さあ、わたくしには、到底、思いつかない歌詞ですよ。
ここで、歌っているのは、声優さんの、内田真礼さんですが、多分、録音スタジオでは、ハーモナイザーや、コンプレッサー、ボーカルエキサイター等々と言った機材で、エフェクト処理も施しているのでしょうけれども、声量もあって、クッキリとした歌唱です。確かに、声優さんだけの実力は、有ります。
ところで、声優さんが歌手になる、いわゆる「アイドル声優」の先駆けは、おそらく、「マクロス」で、リン・ミンメイの声役だった、『いさっぺ』だ、と思いますが、『いさっぺ』が歌う、「愛・おぼえていますか」が、「ベストテン番組」で、たかだか、最高8位で終わった時!わが盟友の、Oクンは、「アニメで歌謡曲は、売れない!」と、言っていました。至言だと思います。Oクンによると、「ベストテン番組」で、5位以内でないと、売れたうちには、入らないそうです。
それから、昔、爆風スランプが、ヤマハのポピュラー教室で、ミニ・ライヴを催して、帰ろうとしていたら、お顔が、肉まんみたいに、まん丸い女の子が、近づいて来て、「わたし、あなたたちのような音楽、好きよ!応援してるわ」と言っていた、と、爆風スランプのボーカルのサンちゃんは、覚えているそうです。
『いさっぺ』の、1stアルバムの、プロデューサーは、坂本龍一さんですが、坂本さんは、「もっと美人かと思っていた」そうで、矢野顕子さんは、「『いさっぺ』なんて、歌が下手。足が太い!」と言っていました。
ええと、話がドコまで行きましたっけ、ああ、「aventure blue」でしたね、この曲は、ただ単に、「アニソン」の枠で捉えられるだけではなく、広く、現代のJ-POPを代表する、秀歌だ、と思います。カップリング曲は、「Applause」と言う曲ですが、これも、めっぽう、楽しめる曲で、ナイスですよー。」