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飢餓海峡 [DVD]

三國連太郎 (出演), 高倉健 (出演), 内田吐夢 (監督) 形式: DVD

145

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飢餓海峡 [DVD]
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フォーマット	ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン
コントリビュータ	左幸子, 伴淳三郎, 加藤嘉, 三國連太郎, 高倉健, 内田吐夢, 三井弘次
言語	日本語
稼働時間	3 時間 3 分

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商品の説明

Amazonより

1946年、青函連絡船が嵐で沈没し、乗客の遺体が収容される。しかし、その数が名簿よりも多い。ベテラン刑事の弓坂（伴淳三郎）は、転覆のどさくさで起きた殺人事件と睨み、執念の捜査を続けていく。そして10年後、犯人（三國連太郎）は事件当時の彼を知る遊女（左幸子）と偶然再会してしまった…。
水上勉の同名小説を原作に、巨匠・内田吐夢監督が人間の内に潜む心の闇をスリラー仕立てで見事に描ききった、堂々3時間におよぶ傑作超大作で、そこには自身の人生観も多分に反映されている。
また、16ミリで撮影したモノクロ・フィルムを35ミリにブローアップするなどの特殊な技術処理をも駆使して、戦後・日本の心の飢餓状態を浮き彫りにしていくという壮大な実験作でもあり、一方では日本映画史上のベスト・テンを選ぶ際、黒澤、溝口、小津、成瀬作品などと並び、必ずベスト・テン入りする名作中の名作でもあるのだ。（的田也寸志）

レビュー

監督: 内田吐夢原作: 水上勉出演: 三國連太郎/左幸子/高倉健
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）

登録情報

アスペクト比 ‏ : ‎ 2.35:1
メーカーにより製造中止になりました ‏ : ‎ いいえ
言語 ‏ : ‎ 日本語
EAN ‏ : ‎ 4988101096831
監督 ‏ : ‎ 内田吐夢
メディア形式 ‏ : ‎ ブラック&ホワイト, ワイドスクリーン
時間 ‏ : ‎ 3 時間 3 分
発売日 ‏ : ‎ 2002/7/21
出演 ‏ : ‎ 三國連太郎, 高倉健, 伴淳三郎, 左幸子, 三井弘次
販売元 ‏ : ‎ 東映ビデオ
ASIN ‏ : ‎ B000066AER
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

Amazon 売れ筋ランキング: - 48,347位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 521位日本のミステリー・サスペンス映画
- - 2,409位日本のドラマ映画

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ruiruikatsuhisa

サスペンスの傑作

2023年7月8日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

社会派サスペンスの傑作ではないでしょうか。
脚本、演出、そして三國連太郎を含めた凄いキャストの競演。
ザッツ昭和な名作です。最近のコ０ンやミ０キィホームズ（チョイ古い）に慣れた人必見。
重い幕切れもスバらしい。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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有田邦明

早く着いた

2021年5月31日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

到着予定の日より３日早く着いたのでうれしくなりました

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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BIGMAC222

越えるに越えられない飢餓海峡

2023年12月21日に日本でレビュー済み

越えるに越えられない様々な障壁の象徴としての（飢餓海峡）をモチーフに描かれたヒューマンドラマだと感じました。サスペンスはあくまでも、その描写手法の形態のひとつに過ぎません。その象徴が衝撃のラストシーンでした。

メインのメッセージは、富裕と貧困の障壁、男と女の障壁、外地と内地の障壁、戦前と戦後の障壁、現役と退任の障壁、使用人と従業員の障壁、体制と反体制の障壁、あの世とこの世の障壁、エリートと叩き上げの障壁、裏社会と表社会の障壁、清潔と不潔の障壁、東京と地方の障壁、健康と不健康の障壁、、、などなど。

すべてが貧困がゆえに、どうしても越すに越されぬのが飢餓海峡なのです。その終着は、一気に、あのやるせないラストシーンに行き着くしかないのでは？

モノクローム映像が、迫力と時代感を伴って、現代人の我々に問いかけてけてくる圧巻の名作だと思います。半世紀前の作品ですが、一見の価値があります。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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アルビスタ

原作に迫る映像と役者が良い

2011年3月8日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

水上勉の原作を読んで、無性にこの映画が観たくなった。三国連太郎、伴淳三郎、左幸子といった役者をはじめ、内田吐夢監督の演出等も良い。かなり長時間だが、原作をうまく映像化しており、飽きることはない。出来るなら、もう少し戦後の混乱や農村の貧しさ、悲惨さと主人公のそうした生活から這い出たいという情念のようなものが欲しかった。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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面白い映画でした

2021年3月6日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

三國連太郎さんがとてもかっこよかったです。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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梅澤　義明

飢餓海峡レビュー

2021年3月17日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

この作品は一番最初はシナリオを読みました。最初にシナリオを読んだのは４０数年前です。
次に原作を３、４回読みました。今回初めてビデオを見ました。
予想していたとおり、すごい作品でした。三國連太郎、左幸子、伴淳三郎いずれも見事な演技でした。
監督にとって会心の作品だったとおもいます。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ゆうくん

戦後貧困に喘いだ男女の悲話を綴った名作、名優達の共演も必見

2019年10月18日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

1954年に洞爺丸台風と呼ばれる大型台風15号により青函連絡船洞爺丸が532名の犠牲者を出した転覆事故と、同じ大風で33名の犠牲者を出した積丹半島西部の岩内大火をモチーフに書かれた同名の殺人事件推理小説を1965年に映画化した逃亡者サスペンス作品の名作。
戦後日本の貧しい時代背景を克明に描写しつつ、貧困生活から這い上がろうとして道を誤った殺人事件犯の男と、それを匿まった女の10年に跨がる悲話を綴っている。その後2006年までに三度ドラマ化、三度舞台化されているので聞き及びの人も多いと思うが、人の罪と罰、善と悪、過去と今、の脆くも深い関係性を問い掛ける文学的価値も高いストーリーがとにかく重厚なのだ。
戦前戦後にわたって人間の悲哀を描くことに定評のあった重鎮の内田吐夢を監督に据え、舞台は積丹、函館、恐山、大湊、東京、舞鶴と広域での長期ロケを行い、役者は三國連太郎、伴淳三郎、高倉健、加藤嘉、藤田進、左幸子の昭和を代表する名優達を配した東映入魂の大作で、当時の国内映画賞を総舐めした。
モノクロ作品だが、天井や地平からの大胆なカメラアングルや心理の影を描くために試された画像演出には正直驚いたし、俳優陣の演技が緻密かつ濃厚なので自然と画面に引き込まれる。特に三國連太郎と伴淳三郎、左幸子は怪演とも言える喜怒哀楽と重苦しさで、高倉健すらまるで若造に見える程だから凄い。
また本作の価値は戦後風景の記録にもある。タイタニック号に次ぐ犠牲を出した海難事故、需要旺盛な林業と旅客の兼用列車、58年売春防止法施行前の赤線・青線の娼婦達、町の用心棒として必要だったヤクザ、銀行倒産による預金不信、公務員でも厳しい家計、老人医療がない時代の温泉湯治場の存在感等、地方を中心とした高度成長前の世相理解にはとても役立つ。
なお製作予算の大幅超過や内田監督に無断で東映が上映フィルムを短くした等の内紛問題があったらしく、結局は直営館用183分版と配給館用167分版の二種が上映されたが、このＤＶＤは183分版なので有難い。未リマスターなので画質は今一つだが、序盤で既にどうでも良くなるほど映像美と中身に惹き込まれるので気にならない。
３時間が短く感じたのは邦画では久し振りで、戦後復興の苦労とその偉大さを、裏社会と名優達から教えて貰える貴重なお薦め名作です。

43人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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にあぁ

どこで？

2012年7月10日に日本でレビュー済み

一流のミステリとしたら、どこではらはらするのか？　謎解きの面白みを感じればいいのか？
一流の人間ドラマとしたら、どこで泣くのか？　どこで心を震わせればいいのか？

三国さん、左さん、高倉さん、伴さん、もうそりゃ重厚で非常に演技はうまい。
カメラのカット割りなんかも計算されつくした感じがあって、監督の技量が伝わってくる。

前半の入りは抜群。
だけど。
強盗殺人犯の「業」、娼婦の「業」。
「貧しさ」や、世の「理不尽さ」に対する何らかの答えがこの作品だとしても、そこまで相手を思い続けること、殺してしまうことの必然性は伝わってこなかった。

樽見の生家の貧しさは刑事の口述のみだし、八重の生家の状態も本人と父親の口述のみだし。
せっかく映画なのだから、業を背負って生きる前段が描写されてもよかったのでは？
洞爺丸事故、岩内大火といった史実を下敷きにした、卓抜なプロットだけにもったいない気がする。

伴淳三郎さん演じる弓坂刑事(元刑事になった後だけど)の家庭の描写は少し泣けそうだった。

25人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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