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いじめるな!: 弱い者いじめ社会ニッポン (角川oneテーマ21 A 80) 新書 – 2008/3/1
どうして弱い者いじめは繰り返されるのか?
いじめはなぜ起こり、なぜなくならないのか? あなたは無意識にいじめに荷担していないか? インターネットなどを通じてさらに陰湿化していく日本の「いじめ」の実態から、その真の原因を探る
いじめはなぜ起こり、なぜなくならないのか? あなたは無意識にいじめに荷担していないか? インターネットなどを通じてさらに陰湿化していく日本の「いじめ」の実態から、その真の原因を探る
- 本の長さ198ページ
- 言語日本語
- 出版社角川書店
- 発売日2008/3/1
- ISBN-104047101354
- ISBN-13978-4047101357
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著者について
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1960年札幌市生まれ。
東京医科大学卒業。精神科医として病院での診察に携わりながら、立教大学現代心理学部映像身体学科教授として教壇にも立つ。豊富な臨床経験を活かし、現代人の心の問題を鋭く分析し、きめ細かな解決策を提示する。ほかにも、政治・社会批評、サブカルチャー批評、皇室問題から趣味のプロレスに関する批評まで、幅広いジャンルで活躍する。事務所では住み着いたノラ猫1匹、自宅では犬1匹と猫5匹と同居。
人材育成コンサルタント。人材育成技術研究所所長。1959年、東京都生まれの在日三世(韓国籍)。人材育成コンサルタント。1985年に人材育成会社 (株)香科舎(コウガシャ)を設立し、地方博、万博などのパビリオンの運営・人材育成・研修を手がける。UCSD客員研究員、明治大学政治経済学部客員教 授、新聞労連検証会議委員、かながわ人権政策推進懇話会委員などをつとめる。2003年、第15回多田謡子反権力人権賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『辛淑玉的現代にっぽん考―たんこぶ事始』(ISBN-10:4822810135)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
辛さんの本は2回目、おおよそ主張は理解した。香山さんは初めての出会いだったが立派なお医者さんと思った。キリスト教の神との契約などにも触れ、興味深い。仕事への使命感、自覚がない人が多すぎることを実感。それがいじめや体罰を生む。仕事は適性を判断した上で臨みたいものだ。マルチ人間などいないし、いたとしたら迷惑千万である。
2016年9月18日に日本でレビュー済み
私は日本人ですが、香山さんも日本人でしょう。香山氏は例の指立て写真が強烈だが、、あれは純粋に彼女の差別やイジメ嫌いが動機のように思う。 私は小泉竹中路線が好きで、アメリカも国としてすごく好き。自由経済がイジメの原因だというのは乱暴だ。また私が子供の時だった昭和もひどいイジメはあった。それに日本は諸外国から見たら社会主義国です。 しかし、それ以外の部分においては彼女らの意見にはまず100%同意でき、とても良い本だった。
「イジメ」という言葉は「カラオケ」のように世界言葉になってきていて、それだけ日本のイジメは世界的に見ても傑出したものである証拠。 この本は若者批判に主眼を置いているが、日本の腐敗は老若男女の全てにおいてあるだろう。 しかし、若者をキーにして見ると、確かに日本の若者は「自分で自分の道を切り開く」という思考がない。誰かに、、何かに、、従属して生きることしか頭にない。公務員就職が根強い人気なのもその表れで、公務員になって何かをやりたいという志向はなくて、ただ待遇と安定性からなりたいだけ。大企業や医者も大半がそうだろう。欲しいのは待遇だけだ。 また、日本人は自らの頭で考えて善悪を判断するということが全くできない。とにかく目立つ者について行くか、逆にみんなでそれを叩くかの二択行動。 いまだに完全に日本は右習え右の盲従同調社会。そして自分が同調社会から落ちない為に誰かをイジメて落とさないといけない。それは決して、強い者には向かわず、ひたすら弱い者にむけられていき、児童虐待の増加もこの象徴だろう。 日本人は根本的にすごく臆病で自己愛だけが強い。本音は自分の保身しか考えていない。他者に対する優しさなどまるでないのが日本人の本当の姿だ。しかし、嫌らしい事に自分はいい人であることをアピールする方法は過度な礼儀正しさとなって表れる。 日本人の礼儀正しさは大半は自分を守るためであって、決して相手への敬服心ではない。
「昨今は官民入り乱れての、誤魔化し偽造や隠ぺいだらけ。 誰かが見ている部分は批判を恐れて羊のような行動をするが、誰も見ていない部分ではインチキだらけ。 これが真の日本人の姿だ。」
日本は裁判制度が庶民にいきわたっていないのも、社会腐敗の一因だ。もっと簡単に裁判を起こせる制度の簡略化が必要だが、役人が自ら仕事を増やすようなことはしないから、まぁ無理だろう。
「イジメ」という言葉は「カラオケ」のように世界言葉になってきていて、それだけ日本のイジメは世界的に見ても傑出したものである証拠。 この本は若者批判に主眼を置いているが、日本の腐敗は老若男女の全てにおいてあるだろう。 しかし、若者をキーにして見ると、確かに日本の若者は「自分で自分の道を切り開く」という思考がない。誰かに、、何かに、、従属して生きることしか頭にない。公務員就職が根強い人気なのもその表れで、公務員になって何かをやりたいという志向はなくて、ただ待遇と安定性からなりたいだけ。大企業や医者も大半がそうだろう。欲しいのは待遇だけだ。 また、日本人は自らの頭で考えて善悪を判断するということが全くできない。とにかく目立つ者について行くか、逆にみんなでそれを叩くかの二択行動。 いまだに完全に日本は右習え右の盲従同調社会。そして自分が同調社会から落ちない為に誰かをイジメて落とさないといけない。それは決して、強い者には向かわず、ひたすら弱い者にむけられていき、児童虐待の増加もこの象徴だろう。 日本人は根本的にすごく臆病で自己愛だけが強い。本音は自分の保身しか考えていない。他者に対する優しさなどまるでないのが日本人の本当の姿だ。しかし、嫌らしい事に自分はいい人であることをアピールする方法は過度な礼儀正しさとなって表れる。 日本人の礼儀正しさは大半は自分を守るためであって、決して相手への敬服心ではない。
「昨今は官民入り乱れての、誤魔化し偽造や隠ぺいだらけ。 誰かが見ている部分は批判を恐れて羊のような行動をするが、誰も見ていない部分ではインチキだらけ。 これが真の日本人の姿だ。」
日本は裁判制度が庶民にいきわたっていないのも、社会腐敗の一因だ。もっと簡単に裁判を起こせる制度の簡略化が必要だが、役人が自ら仕事を増やすようなことはしないから、まぁ無理だろう。
2023年12月3日に日本でレビュー済み
精神科医である香山リカさんと論客である辛叔玉さんの対談集です。日本社会の構造的問題、大人や子どもの世界でのいじめ問題について、語り合われています。過激なことばも聴かれますが、小気味よく感じます。社会に対する深い洞察が、面白いです。評価は、星5つとしました。
2017年10月15日に日本でレビュー済み
Wikipediaでも書かれていることですが
>本人曰く、転校ばかり続いた彼女は、教室のみんなに紹介されると、まず、一番強そうな男の子を、カバンでバシーッと殴って「よろしくなー。」と言ってから、悠然と着席した。そうすると、いじめられなかった。給食当番の時は、天敵には「おい日本人の男って小食なんだって。」と言ってスープを数滴だけ垂らしてにらみつけた[12]とある。
また永六輔氏との対談本でも自分の会社に入ってきた日本人を虐めて追い出すって誇らしげに語っていたのだが
そのことに対して何か思うことは無いのだろうか。
このような日本人に対して激しい憎悪を持ち、攻撃的で差別的でなおかつ自分達の民族には際限なく甘い人が
(一部の人からとはいえ)人権派と呼ばれてる現状にこそ、この国の深刻な問題があると言えるだろう。
>本人曰く、転校ばかり続いた彼女は、教室のみんなに紹介されると、まず、一番強そうな男の子を、カバンでバシーッと殴って「よろしくなー。」と言ってから、悠然と着席した。そうすると、いじめられなかった。給食当番の時は、天敵には「おい日本人の男って小食なんだって。」と言ってスープを数滴だけ垂らしてにらみつけた[12]とある。
また永六輔氏との対談本でも自分の会社に入ってきた日本人を虐めて追い出すって誇らしげに語っていたのだが
そのことに対して何か思うことは無いのだろうか。
このような日本人に対して激しい憎悪を持ち、攻撃的で差別的でなおかつ自分達の民族には際限なく甘い人が
(一部の人からとはいえ)人権派と呼ばれてる現状にこそ、この国の深刻な問題があると言えるだろう。
2015年7月19日に日本でレビュー済み
不法入国した犯罪者の一族なのに温情で特別永住権を与えられ
日本に住まわせてやっているのに
天皇陛下を侮蔑し、日本の悪口で飯を食っているこの恩知らずは
とっとと、かの国へ帰って欲しいです。
こいつを見ていると、育ちより血なんだなと納得します。
日本に住まわせてやっているのに
天皇陛下を侮蔑し、日本の悪口で飯を食っているこの恩知らずは
とっとと、かの国へ帰って欲しいです。
こいつを見ていると、育ちより血なんだなと納得します。
2008年4月12日に日本でレビュー済み
対談に短いエッセイが挟まっている、手軽なつくりである。
対談という性格上、いじめにたいする緻密な分析や批判とはなっておらず、会話の流れからの思いつきの言いっぱなしであるのはやむをえないかもしれない。が、最近の若者の犯罪動向等について、ワイドショーと同レベルの体感治安認識をしめしたり、アメリカの状況についても、「貧困大国アメリカ」を読んだあとでは、まともに取り合う気にもならないお粗末な称賛を与えたりしている点は見過ごすことが出来ない。
さらにエッセイ中で、福岡の家庭内殺人事件を日本型いじめの典型とする辛の見解はあまりにも粗雑だ。催眠術にも通じた加害者の心理操作によって引き起こされた事件であるのに、被害者達の性格に起因するものとして捉える論理には強い違和感を感じた。(もちろんその背景として日本社会の構造的問題があることは強調されてはいるが、そういう問題ではないだろう。)
もう少し濃い中身を期待していたのだが、残念ながら期待はずれだ。
対談という性格上、いじめにたいする緻密な分析や批判とはなっておらず、会話の流れからの思いつきの言いっぱなしであるのはやむをえないかもしれない。が、最近の若者の犯罪動向等について、ワイドショーと同レベルの体感治安認識をしめしたり、アメリカの状況についても、「貧困大国アメリカ」を読んだあとでは、まともに取り合う気にもならないお粗末な称賛を与えたりしている点は見過ごすことが出来ない。
さらにエッセイ中で、福岡の家庭内殺人事件を日本型いじめの典型とする辛の見解はあまりにも粗雑だ。催眠術にも通じた加害者の心理操作によって引き起こされた事件であるのに、被害者達の性格に起因するものとして捉える論理には強い違和感を感じた。(もちろんその背景として日本社会の構造的問題があることは強調されてはいるが、そういう問題ではないだろう。)
もう少し濃い中身を期待していたのだが、残念ながら期待はずれだ。
2017年2月7日に日本でレビュー済み
類は友を呼ぶというか何というか。。。
正直、かかわり合いになりたく無いなと思いました。
正直、かかわり合いになりたく無いなと思いました。
2011年4月24日に日本でレビュー済み
本書は、日本社会における「いじめ」の構図について、同調圧力とパワハラの側面から分析する内容の書である。
同調圧力ということでは、そこに堀井憲一郎氏のいう「若者殺し」の構図を当てはめると、より具体的に理解できよう。すなわち、そこには「自分の世代が経験した流行とそれ以降の新しい物事にしか関心がないのが正常で、それより古い物事に興味を持つのは異常である」とするスティグマが成立する。また、絶えず最新の流行に興味を持ち続けようとする行動も、理由なきいじめを避けたい心理ゆえにであろう。実際にこうした図式はスクールカースト形成要因として、更なるいじめ深刻化にも関係しているのだ。これでは『 親子という病 』の結論で示されていた「家庭の外に目をやり、身を置く」ことにしても、それは趣味嗜好への価値観を共有しないと持たないほどの、薄っぺらな関係性しか築けないという、悲しい構図になる。他にも数々の弊害をもたらすことは『 「一人勝ち」の経済学―選択をやめた日本人 』への拙稿に記述したとおりだ。
またパワハラということでは、昨今のグローバリズムからの影響についての考察を経たあと、最終的には『 子どもたちの生と死 』への拙稿でも触れた、抑圧委譲の関係性にまで掘り下げている。思えば、これまで男中心で築かれてきた人間社会の、最大かつ致命的な欠陥こそ、この抑圧委譲の正当化だったのではないか。
いずれの側面にも共通することは、国の経済成長のためには個人も社会も悉く犠牲にして憚らない、傲慢な精神性によるということだ。それについては、現代日本が近隣国の戦争による特需から経済発展のきっかけを攫み(朝鮮戦争)、また高度成長をも実現した(ベトナム戦争)こととも大いに関係があるだろう。
巻末近くでは「和を以って貴しとし」の負の側面まで掘り下げているだけに、背景・原因について詳しく考察しようとすれば、もう一冊分のレビューが必要になってくる程だ。
しかし、確かにいえることは、今回の震災でも改めて思い知らされたことだが、立場の弱い者ほど「他は一切責めず、ただ己のみを責めよ」と強いられる一方、社会的地位の高い者に共通した性格は「他人に厳しく自分に甘い」というものだ。即ち「日本人の美徳」も、一皮むけば強制された行動様式でしかないといえる。
それゆえ、同じ民族でも立場が違えば性格も異なり、さらに「和の精神」は立場的な格差を固定化し隠蔽するものだ。だから同調圧力を嵩にした多数派も含め、立場の有利な側には、彼ら自身に己の加害性を、絶えず気づかせなければならない。それが「いじめるな!」の精神であろう。
ただ、香山リカ氏に苦言を呈すとすれば「いじめ」には診察室の中で初めて触れたというなら、先の『親子という病』の文中で「イノセンス」を免責性などと切り捨てて欲しくなかった。
同調圧力ということでは、そこに堀井憲一郎氏のいう「若者殺し」の構図を当てはめると、より具体的に理解できよう。すなわち、そこには「自分の世代が経験した流行とそれ以降の新しい物事にしか関心がないのが正常で、それより古い物事に興味を持つのは異常である」とするスティグマが成立する。また、絶えず最新の流行に興味を持ち続けようとする行動も、理由なきいじめを避けたい心理ゆえにであろう。実際にこうした図式はスクールカースト形成要因として、更なるいじめ深刻化にも関係しているのだ。これでは『 親子という病 』の結論で示されていた「家庭の外に目をやり、身を置く」ことにしても、それは趣味嗜好への価値観を共有しないと持たないほどの、薄っぺらな関係性しか築けないという、悲しい構図になる。他にも数々の弊害をもたらすことは『 「一人勝ち」の経済学―選択をやめた日本人 』への拙稿に記述したとおりだ。
またパワハラということでは、昨今のグローバリズムからの影響についての考察を経たあと、最終的には『 子どもたちの生と死 』への拙稿でも触れた、抑圧委譲の関係性にまで掘り下げている。思えば、これまで男中心で築かれてきた人間社会の、最大かつ致命的な欠陥こそ、この抑圧委譲の正当化だったのではないか。
いずれの側面にも共通することは、国の経済成長のためには個人も社会も悉く犠牲にして憚らない、傲慢な精神性によるということだ。それについては、現代日本が近隣国の戦争による特需から経済発展のきっかけを攫み(朝鮮戦争)、また高度成長をも実現した(ベトナム戦争)こととも大いに関係があるだろう。
巻末近くでは「和を以って貴しとし」の負の側面まで掘り下げているだけに、背景・原因について詳しく考察しようとすれば、もう一冊分のレビューが必要になってくる程だ。
しかし、確かにいえることは、今回の震災でも改めて思い知らされたことだが、立場の弱い者ほど「他は一切責めず、ただ己のみを責めよ」と強いられる一方、社会的地位の高い者に共通した性格は「他人に厳しく自分に甘い」というものだ。即ち「日本人の美徳」も、一皮むけば強制された行動様式でしかないといえる。
それゆえ、同じ民族でも立場が違えば性格も異なり、さらに「和の精神」は立場的な格差を固定化し隠蔽するものだ。だから同調圧力を嵩にした多数派も含め、立場の有利な側には、彼ら自身に己の加害性を、絶えず気づかせなければならない。それが「いじめるな!」の精神であろう。
ただ、香山リカ氏に苦言を呈すとすれば「いじめ」には診察室の中で初めて触れたというなら、先の『親子という病』の文中で「イノセンス」を免責性などと切り捨てて欲しくなかった。