タイトルやカバー絵からはあまり期待できそうもなかったのですが、
読んでみるとなかなか良いです。
名家のお嬢様に期間限定で執事として仕える事になった元不良少年。
ラブコメディのような感じなので、感動するシーンとかはないですが、
二人の掛け合いが絶妙で、笑いがこぼれること間違いなしです。
好評なら続きが出るんですかね。
最近のメディアワークス文庫は、続編が出せるような設定、終わり方にしている作品が多いですね。
個人的には良いことだと思います。

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不良少年と彼女の関係 (メディアワークス文庫) 文庫 – 2013/6/25
蝉川タカマル
(著)
有名チームの9代目ヘッド拳児。数々の伝説を作ったらしいが、今はただの人。というか、それ以下のプータロー。そんな彼がセレブ家の執事に!? それも超がつくお嬢様朱乃の専属というありえない展開で!
- 本の長さ322ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー・メディアワークス
- 発売日2013/6/25
- ISBN-104048917803
- ISBN-13978-4048917803
登録情報
- 出版社 : アスキー・メディアワークス (2013/6/25)
- 発売日 : 2013/6/25
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 322ページ
- ISBN-10 : 4048917803
- ISBN-13 : 978-4048917803
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,574,556位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,775位メディアワークス文庫
- - 37,605位日本文学
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
星5つ中4.2つ
5つのうち4.2つ
10グローバルレーティング
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
見習い執事と彼が仕える良家のお嬢様の二人の物語で、執事は元ヤンキーで令嬢は内弁慶の爆竹娘となれば、大きな筋は予想できます。そしてほぼ通りでした。暴走族の総長としてメンバーの心の内を推し量りながらチームをまとめてきた拳児。両親がほとんど不在なので老執事に大切に育てられた朱乃。方向は違うものの純粋で真っ直ぐな二人のぶつかり合い、執事仲間や朱乃の同級生や拳児の家族のしっかり繋がった人間関係の中で、ストレートにクライマックス「藍の夜会」を迎え、さて朱乃は宿敵に打ち勝てるか? とても「綺麗な」小説と思います。
また、この第1巻では二人が信頼を築くところを書き込んでいて、恋愛方向には全く進まないという点がお話としての充実度を上げ、品を気持ちよく高めています。
とはいっても「執事物」の既視感は否めません。第2巻以降で二人の関係が個性的で唯一無二のものにタカマルことを期待します。そろそろ異性として意識し始めても良いかと。
また、この第1巻では二人が信頼を築くところを書き込んでいて、恋愛方向には全く進まないという点がお話としての充実度を上げ、品を気持ちよく高めています。
とはいっても「執事物」の既視感は否めません。第2巻以降で二人の関係が個性的で唯一無二のものにタカマルことを期待します。そろそろ異性として意識し始めても良いかと。
2013年6月26日に日本でレビュー済み
異能バトルも萌えキャラもパロネタも無いのに元気でバカな高校生たちの爽やかなドタバタ劇で読者を楽しませる傑作ラノベシリーズ
「 青春ラリアット!! (電撃文庫) 」でお馴染み蝉川タカマルの新作は子供を卒業しようと足掻く一人の男を主役に据えた物語です
さすがは蝉川タカマル、というべきか主役はお馬鹿で元気な元・暴走族「堕悪騎士(ダークナイト…青春ラリアットでお馴染み)」の九代目総長
頑丈過ぎる肉体に鮮やかな金髪が映える真田拳児。「族のアタマ」を引退して世界を目指す!そんな意気込みを持つ彼も先立つ物が無ければ資金調達を目的に
母親が女手一つで支える「サナダフラワー」の見習にならざるを得ず。妹に心配れつつ冴えない日々を送る彼に母方の祖父・望月が亡くなったという知らせが
財界の名門・紅堂家の執事として仕えてきた祖父の遺品を引き取りに行った拳児はふとした事から紅堂家の一人娘・紅堂朱乃の専属執事として使える羽目に…
相変わらず小気味の良い、キレのある構成力がお見事。中弛みを感じさせるダレ場が全く無い構成が素晴らしい
「暴走族」という子供の世界から卒業し、大人の世界へ羽ばたこうとしたものの道を見出せずに悶々とする元ヤンキーに「執事」という新たな道が与えられ
亡き祖父が専属執事として親代わりを務めた内弁慶なお嬢様に仕えるという奇想天外な展開を、古典的なナイトとプリンセスという「王道」にまで持って行き
終盤でワルツまで踊らせるとは!まさによく出来た一本の映画を見る様な隙の無い造りがお見事
「祖父と同じ道」を歩くというと何だか「爺ちゃんの名誉のために」なんていうグダグダした性格の主人公になりがちですが、蝉川タカマルの描く主人公は
そんな湿っぽさとは全く無縁。祖父がどうあれ俺には俺なりの生き方があり、俺なりの執事の形がある、とばかりに屋敷の中では爆竹の様に口うるさいが
内弁慶な朱乃と事あるごとにぶつかり合いながらも彼女の専属執事として学校のライバルが運動神経ゼロの朱乃に恥を掻かそうと用意した舞踏会の場で
パートナーとしてワルツを踊れるまでに信頼関係を築き上げ、拳児自身もアールグレイとリトルグレイの区別がつかなかったレベルから族の後輩を
唸らせる程の紅茶を淹れられる程に執事として成長して見せるなど執事としての、そして一人の男としての成長を感じさせる生き様が読者を惹きつけます
「青春ラリアット!」もそうですが、色々な物に縛られがちで息苦しい現実社会に生きる読者に小賢しい打算とは無縁な生き様を見せる主人公が
新鮮で爽やかな風を吹き込む蝉川タカマルの新作、見事な出来栄えでした。語るべき部分はまだまだ残っています、次巻が出る事を願ってやみません
「 青春ラリアット!! (電撃文庫) 」でお馴染み蝉川タカマルの新作は子供を卒業しようと足掻く一人の男を主役に据えた物語です
さすがは蝉川タカマル、というべきか主役はお馬鹿で元気な元・暴走族「堕悪騎士(ダークナイト…青春ラリアットでお馴染み)」の九代目総長
頑丈過ぎる肉体に鮮やかな金髪が映える真田拳児。「族のアタマ」を引退して世界を目指す!そんな意気込みを持つ彼も先立つ物が無ければ資金調達を目的に
母親が女手一つで支える「サナダフラワー」の見習にならざるを得ず。妹に心配れつつ冴えない日々を送る彼に母方の祖父・望月が亡くなったという知らせが
財界の名門・紅堂家の執事として仕えてきた祖父の遺品を引き取りに行った拳児はふとした事から紅堂家の一人娘・紅堂朱乃の専属執事として使える羽目に…
相変わらず小気味の良い、キレのある構成力がお見事。中弛みを感じさせるダレ場が全く無い構成が素晴らしい
「暴走族」という子供の世界から卒業し、大人の世界へ羽ばたこうとしたものの道を見出せずに悶々とする元ヤンキーに「執事」という新たな道が与えられ
亡き祖父が専属執事として親代わりを務めた内弁慶なお嬢様に仕えるという奇想天外な展開を、古典的なナイトとプリンセスという「王道」にまで持って行き
終盤でワルツまで踊らせるとは!まさによく出来た一本の映画を見る様な隙の無い造りがお見事
「祖父と同じ道」を歩くというと何だか「爺ちゃんの名誉のために」なんていうグダグダした性格の主人公になりがちですが、蝉川タカマルの描く主人公は
そんな湿っぽさとは全く無縁。祖父がどうあれ俺には俺なりの生き方があり、俺なりの執事の形がある、とばかりに屋敷の中では爆竹の様に口うるさいが
内弁慶な朱乃と事あるごとにぶつかり合いながらも彼女の専属執事として学校のライバルが運動神経ゼロの朱乃に恥を掻かそうと用意した舞踏会の場で
パートナーとしてワルツを踊れるまでに信頼関係を築き上げ、拳児自身もアールグレイとリトルグレイの区別がつかなかったレベルから族の後輩を
唸らせる程の紅茶を淹れられる程に執事として成長して見せるなど執事としての、そして一人の男としての成長を感じさせる生き様が読者を惹きつけます
「青春ラリアット!」もそうですが、色々な物に縛られがちで息苦しい現実社会に生きる読者に小賢しい打算とは無縁な生き様を見せる主人公が
新鮮で爽やかな風を吹き込む蝉川タカマルの新作、見事な出来栄えでした。語るべき部分はまだまだ残っています、次巻が出る事を願ってやみません
2014年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ツンデレお嬢様と不良執事とドタバタラブコメ?といった感じでしょうか。いささか不良君が鈍感な気もしますが、周りの登場人物も濃く、テンポよく読めるお話です。2巻も出ましたので、プラトニックな関係の話が好きな方はぜひ読んでみてください。
2013年7月5日に日本でレビュー済み
腕っ節だけが自慢の不良少年・拳児が、ひょんなことから名門・紅堂家令嬢朱乃の執事として働くことになり、慣れない世界で四苦八苦しながらも、少しずつ成長していきます。初めは拳児を嫌っていた朱乃も、次第に心を開き、二人の絆は徐々に高まっていく……。
あらすじをざっと書いただけでも分かるくらい、コッテコテにしてベッタベタのエンターテインメントです。と言うことは、世の中の人間が喜ぶ大定番作品。もちろん私も大好物。
見事な王道エンタメ振りは、この作品にハマれない人は、もしかして気の毒な人なのではないか? とさえ感じられるほどの素晴らしさ。
なーこ氏の表紙イラストも、さらっとした色気があって魅力的。表紙と口絵だけなのが勿体なく感じられます。次巻以降は、是非中にも挿絵を付けて頂きたい。
やたらと思わせぶりな白神の秘密も気になりますし、藍原のお嬢様(昔なつかし大映ドラマ並の悪役振りがお見事)もこのまま黙ってることはないでしょうし、拳児がどのように成長するかはもちろん、朱乃との関係もどうなるか……。
つまるところ、続きが早く読みたいです!
あらすじをざっと書いただけでも分かるくらい、コッテコテにしてベッタベタのエンターテインメントです。と言うことは、世の中の人間が喜ぶ大定番作品。もちろん私も大好物。
見事な王道エンタメ振りは、この作品にハマれない人は、もしかして気の毒な人なのではないか? とさえ感じられるほどの素晴らしさ。
なーこ氏の表紙イラストも、さらっとした色気があって魅力的。表紙と口絵だけなのが勿体なく感じられます。次巻以降は、是非中にも挿絵を付けて頂きたい。
やたらと思わせぶりな白神の秘密も気になりますし、藍原のお嬢様(昔なつかし大映ドラマ並の悪役振りがお見事)もこのまま黙ってることはないでしょうし、拳児がどのように成長するかはもちろん、朱乃との関係もどうなるか……。
つまるところ、続きが早く読みたいです!